食べ物あれこれ」カテゴリーアーカイブ

林檎の想い出

朝晩が涼しくなって、いよいよ秋の果物が登場する季節になりましたね。
その中でも今は早生種の林檎が美味しいです。
下の写真は自然食品店から送られてきた林檎ですが、パリッとして本当に美味しいです。
私は北海道の生まれ育ちなので、小さい時から林檎は大きな木箱のモミガラの中に入っていました。
毎日手を突っ込んで、林檎を探すのは楽しいものでした。

そういえばマクロビオティック指導者で、望診法の山村慎一郎先生は盛岡のご出身ですが、学校から帰ると林檎箱に手を突っ込んで林檎を洋服のポケットに入れて遊びに行ったとよく話しておられました。
その時には必ず私の目を見て、「ねぇ〜、美風さぁん、俺達が小さい時にはさぁ〜」とおっしゃるのです(笑)
私と山村先生は年齢が同じで、誕生日がひと月半しか違わないので、同世代の想い出話になると「ねぇ〜、美風さぁん」が登場するのでした(笑)
(そういえば春から呑んでいないなあ・・・)

ところで、林檎については「1日1個の林檎医者知らず」とか、「林檎が赤くなると医者が青くなる」とか言って、林檎の効用を表現した言葉が洋の東西を問わずありますね。
しかし、それは酸味がほどよくある種類であればその言葉も当てはまるのですが、最近のようにあまりにも品種改良されて甘過ぎる林檎は別に果糖の弊害が心配になります。
林檎は国産ですし、マクロビオティックでは毒消しとしてとても重宝される果物ですが、その場合はやはり酸味のあるものの方が毒消し効果は高いです。
我が家では一日最低半個を皮付きで食べるように、私の留守中も家族が実行しています。

 
 

マクロビオティック料理教室 むそう塾 りんご

 
 

林檎の美味しさってお尻でも判るんですよね。
左下のようにちょっと割れ目が入ったものは美味しい確率が高いです。

マクロビオティック料理教室 むそう塾 りんご2

 
 
カテゴリー: 食べ物あれこれ | コメントする

京都 瓢亭にて 鱧料理のことなど

7月21日のお昼。
京都の家でお洗濯をしようと思ったらお昼になったので、洗濯機のスイッチを入れて瓢亭さんまでランチを食べに行きました。
自宅から瓢亭さんへは徒歩圏です。
瓢亭さんの本店はいま大工事中なので、別館で松花堂弁当をいただきました。

 
 

京都 瓢亭 松花堂弁当1

 
 

お料理が運ばれて来ました
京都 瓢亭 松花堂弁当2

 
 

ちょっとズームで
京都 瓢亭 松花堂弁当3

 
 

「前丸角向こう」ですね
京都 瓢亭 松花堂弁当4

 
 

いよいよ松花堂です
京都 瓢亭 松花堂弁当5

 
 

塗り物は裏を見る楽しみがありますね
京都 瓢亭 松花堂弁当7

 
 

中身はこんな感じです
京都 瓢亭 松花堂弁当8

 
 

ズームで
京都 瓢亭 松花堂弁当9

 
 

瓢亭名物の瓢亭玉子もあります
京都 瓢亭 松花堂弁当10

 
 

OBENTERSならピンと来るところがありますね
京都 瓢亭 松花堂弁当11

 
 

この向きで出されましたが
京都 瓢亭 松花堂弁当12

 
 

つる菜の向きからするとこちらが正しいのかな?
京都 瓢亭 松花堂弁当13

 
 

下に見える柚子を上に引き上げました
京都 瓢亭 松花堂弁当14

 
 

*   *   *

最後に出てきた煮物椀でビックリしたのは、先日の秘伝コースで中川さんが作った煮物椀とほとんど一緒だったことです。
もちろん、品格のあるお味も同じです。

鱧をおろすところから始まって、骨切りやその後の細かな作業で、大変な仕事を知った秘伝コースの人たちは、誰しも鱧料理のお値段に納得したことでしょう。
でも、この松花堂弁当はこんなに美味しくて、こんなに丁寧な仕事をしているのに5,400円(税、サービス料込み)なのです。
私は何度も「こんなお値段で食べさせてもらっては申し訳ない」と思ったのでした。
それは手間や技術に対する感謝であり、そこまで技術を高めた作り手に対する尊敬の気持ちも含まれています。

そんな真摯な気持ちで作るからこそ、人の心を打つお料理が出来るのだと再認識したのでした。
そして、その丁寧さは人の心を惹きつけ、自ずと人が集まる力を内在しているのです。
それはマクロビオティックでいうところの陽性のエネルギーであり、平屋建て(陽性)で大地のエネルギー(陽性)を十分に受けたその場所とともに、心地良い空間(陽性)なのでありました。

良い仕事(陽)が人を呼ぶ(陽)。
このことと併せて瓢亭さんのお料理に満足するとともに、改めてマクロビオティックからの視点で陽の氣を納得したことでした。

外に出ると暖簾が風にゆれて、何とものどかでゆったりとした気分にさせてくれて、外の暑さとは無縁な感じさえします。

 
 

京都 瓢亭 松花堂弁当15

 
 

むそう塾生、特に秘伝コースの人にはぜひ行ってほしいお店です。
中川さんに教えてもらっているレベルの高さが確認できて、勇気が湧いてくると思います。
きっと、「もっと頑張ろう!」と思えてくることでしょう。

 
 
カテゴリー: 京都やマクロビオティックのことなど, 食べ物あれこれ | コメントする

冷やし中華の麺を洗う時は水の温度に気を配りましょう

麺類を茹でた後にお水で洗う時は、お水の良し悪しが影響するものです。
ですから、美味しい麺料理のためには良いお水が出る所に店を構える人もいます。
たとえば粉にこだわり、お水にこだわったお蕎麦屋さんなんていうのも結構あちこちにあります。
まあ、家庭ではそんなにこだわっていられない面もありますが、せめて浄水器経由のお水で水温にはこだわりたいものです。
それだけでも麺類の美味しさは変わりますから。

先日記事にしました「中川式冷やし中華」ですが、茹でた麺を洗うときにはぜひ氷を入れて冷たいお水を使いましょう。
これだけでも麺がキュッとしまって、美味しさが増します。
先の盛り付けの写真でお皿に転がっている氷は、洗うときの氷を何個か一緒に盛り付けたものです。
暑い季節にクールダウンしてくれるお料理は、喉越しもよくて疲れを忘れさせてくれます。

 
 

中川式冷やし中華 麺の洗い方

 
 

キリッとしたお水で麺をしめてから盛りつけましょう。

 
 
カテゴリー: 食べ物あれこれ | コメントする

イタリアでは桜沢如一の広めたセイタンがダイエット・健康食品で人気1位なんだとか

さきほど京都から帰宅したら、息子がテレビを観ていました。
お茶を飲もうと思ったら、「セイタン」なんて言葉が聞こえてきたので、「えっ?」と思って画面を見ると、何やらイタリアではセイタンの売れ行きがダイエット・健康食品でナンバーワンなんだとか。
日本の生麩がダイエット食として注目されていて、20Kgも痩せた女性が登場していました。

セイタン ダイエット 桜沢如一

 
 

番組の中でマクロビオティックという言葉は使いませんでしたが、桜沢如一先生の名前が出て、「正しいタンパク質」からセイタンと名付けられたとの説明がありました。
そして、桜沢如一氏の写真も登場したのにはビックリしました。
常々私はテレビを観ないのに、こんな時に偶然テレビを通じて桜沢先生のお写真を拝見して、なんだか嬉しかったです。

セイタン ダイエット 桜沢如一 マクロビオティック

 
 

セイタンを使った色々なお料理が登場し、レストランでもセイタンを使ったメニューがいくつもありました。

セイタン イタリア マクロビオティック

 
 

番組は「タカトシの世にも不思議なランキング! なんでなんで?」というものでした。

タカトシの世にも不思議なランキング! なんでなんで? 

 
 

先日の授業で中川さんが粟麩の揚げ煮を作ってくれましたが、とっても美味しかったのです。
お肉の代わりというより、お肉にはない美味しさがこの粟麩にありました。
美味しさがよみがえって来ましたよ〜。
(また食べたいです!)

粟麩の揚げ煮 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(粟麩の揚げ煮と三度豆)

 
 
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 食べ物あれこれ, その他 | コメントする

中川式冷やし中華(レシピをお渡しします)

冷やし中華1 むそう塾1

 
 

(中川式冷やし中華 料理:京料理人  中川善博)

むそう塾の上級幸せコースではラーメンをお教えしましたが、もしラーメンスープがないのにラーメンが残っているときは、冷やし中華にしましょう。
これからの季節には嬉しいメニューです。
特別サービスに、むそう塾のコースに通われている方にはレシピをプレゼントします。
きょうは秘伝さんにお渡ししましたので、順次各コースの方々に授業の際にお渡しします。

なお、上の写真からは見えにくいので、茄子の切り方の写真を載せておきます。
まず、焼き茄子は皮をむきます。
冷やし中華1 むそう塾2

 
 

次にこんなふうに切ります。
冷やし中華1 むそう塾3

 
 

盛り付けは手早く2人分でも2分以内で済ませ、最後に冷やし中華のタレをまわしかけて召し上がれ。
なお、写真では胡瓜は使っていませんが、レシピには胡瓜の切り方も書いてあります。
私は今朝試食をしましたが、すごく美味しかったです!
タレにコクがあることと、茄子の温度が何とも陰陽バランスがあって、ホッとする組み合わせでした。
最初は意外な組み合わせだったのですが、食べ進むと納得するお味でした。

 
 
カテゴリー: 料理人 中川善博の陰陽料理, 食べ物あれこれ | 4件のコメント