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「マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ
切れる包丁でいたずら
これが何だかお判りですか?
正面から
少し角度を変えて
先日の幸せコースの授業で、中川さんが作ったイタズラ作品です。
全部大根で出来ています。
桂剥きをしてお造りを切って、大葉もわさびも添えています。
わさびの右側にあるのは芽蓼(メタデ)だそうです。
なんとまあ!
それにしてもお造りがキレのある角度だこと!
お魚の授業でこの角度を思い出してくれたら嬉しいな。
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪
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野菜に毒消しは不要 陰陽バランスだけ考えよう
マクロビオティックを知ってから何年も、それまで好きだった茄子や胡瓜やトマトを食べなくなった。
陰性のひと言で。
でも、今はこうして茄子も唐辛子も胡瓜もトマトも食べるようになった。
陰性の必要さを痛感したから。
そんな時でも食べ方には気をつける。
一皿で陰陽を調えることは勿論だけれど、全体としても陰性になり過ぎないように気をつける。
奥に見える中川式金平牛蒡は、軽くてサラッと食べられるので、暑い季節に陽性を補いたいときに嬉しい。
食感もご馳走のひと品。
万願寺とうがらしの先に光るのは油ではない。
美味しい出汁地が流れてくるのだ。
まるでよだれのように。
(千両茄子と万願寺とうがらしの揚げ浸し 中川式金平牛蒡 料理:中川善博)
野菜料理は動物性料理と違って、毒消しの心配をしなくても良い。
みずから消化のための酵素を持っていたりするからだ。
繊維質も豊富にある。
だから少々食べ過ぎても体に負担にならない。
安心して召し上がれ。
(ただし山野草は食べ過ぎに注意)
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう
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「10代からのマクロビオティックス」久司道夫著
むそう塾の愛クラスで初めてお会いする人達から感じることは、もっと早くマクロビオティックに出会っていれば良かったのになあということです。
でも、出会いには意味があるので、その前でもその後でもなく、「その時」がちょうどなのだと思いますが、「その時」をもう少し早めてあげたい人達がいます。
それは10代の若者です。
10代の若者たちは学校教育だけの中で生きていますから、どうしても思考が偏ります。
あるいはネットに溺れていて、情報が多すぎて混乱しています。
そんな若者たちに「こんな考え方があるんだよ」とチャンスをあげたいです。
若者たちに希望をもってほしい。
それは桜沢如一先生が若者向けの本を書いた原点でもあります。
その桜沢先生の指導を受けた久司道夫先生が書かれた「10代からのマクロビオティックス」は、そんな少年少女の健全な心身を育てることに一役買ってくれると信じます。
多感な時期にはたった一冊の本が人生を決めることもあります。
夏休みにもお薦めの一冊です。
マクロビオティックがよく解らない大人たちにもお薦めです。
書名:「10代からのマクロビオティックス」
著者:久司道夫
出版:河出書房出版
定価:1,200円(税別)
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 本の紹介
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食べ物に含まれる砂糖や糖質制限と玄米のこと
甘いもの。
マクロビオティックでは白砂糖はダメだけど、米飴やメープルや甜菜糖などはOKだと思っている人がとても多いですね。
そのように書いてあるマクロビオティックの本もあります。
しかし、甘いものはどれも陰性に属し、細胞を緩める働きをします。
もっというと、甘いものだけでなく糖質も細胞を緩める働きがあります。
多くの女性が好む芋・栗・南瓜は男性には案外不人気ですよね。
これは知らず知らずのうちに女性は男性より糖分の陰性を欲しがる体だということの表れです。
男性はお酒で陰性をまかなおうとする人が多いのですが、飲めない男性は甘党だったりします。
白砂糖は精製の純度が高いために、調味料というより薬物のような作用をします。
このブログでも白砂糖の弊害は何度も記事にして来ました。
それでも甘いものを減らせない人のために、資料を用意しました。
塾生さんのご協力で、実際に健康の啓蒙に使っていらっしゃる資料をお借りしました。
まず全体の表です。
各部を拡大してみましょう。
このような資料はよく見かけると思います。
ネットでも角砂糖を並べて視覚に訴えるものがありますね。
たとえばこのようなサイトはいかがでしょうか。
【食べ過ぎ注意!】いろんな食べ物の砂糖の量、カロリーがわかる画像集【コーラ、お菓子、果物他】
元々はアメリカでこのような画像が出回ったのですが、これがとても分かりやすいので、日本版に改良したサイトが数多く存在します。
角砂糖1個は大体3〜4gです。
これは白砂糖の小さじ1杯程度に相当します。
もしあなたが甘いもの大好きな人なら、体がどんどん陰性になって行くのは容易に理解出来るでしょう。
甘いものには依存癖があります。
騙されたと思ってご飯をお代わりして召し上がってみてください。
そうすると、ご飯の中に含まれる糖質が甘いものの代わりをしてくれるので、徐々に甘いものへの欲求度が落ちて来ます。
ちなみに糖質制限なる治療法があります。
糖質は多くの食材に隠れていますので、その食材の摂取を制限する治療法ですね。
その対象にご飯(炭水化物)が狙われることが多いので、上記のご飯をお代わりしてなんて私がいうと、とんでもないとお叱りを受けそうです。
でもね、そこがマクロビオティックなのです。
食べ物にも主と副があって、主食を大事にするのがマクロビオティックの考え方です。
マクロビオティックを知らない人だって、主食・副食という言い方をするでしょ?
日本人はそれでちゃんと精神性を調えて来たわけです。
ここで怖いお話を(^^;)
ご飯(白米)をお茶碗に1杯(150g)食べると、角砂糖15個弱の糖質になります。
パスタ1食分(乾麺で100g)なら、角砂糖17個強になります。
ですから、ご飯をしっかり食べて甘いものを食べたら、クワバラクワバラとなるわけです。
主食をしっかり取れば甘いものへの欲求が減るというのはお分かりですね。
結論から言うと玄米ご飯より白米の方が太ります。
同じグラム数なら白米の方が糖質が多いから当然ですね。
玄米には繊維質が豊富に含まれているのと、外への排出作用も強いので、お代わりして食べても太りません。
ちなみに糖質というのは、炭水化物から食物繊維を引くことで数字がはじき出されます。
その数字を角砂糖1個相当の数字で割ればビジュアルな印象になるという計算です。
玄米は粒の段階で白米の6倍の食物繊維量があります。
ご飯として炊き上げても、白米の5倍の食物繊維量が残っています。
玄米にはこの他にミネラルやビタミンが豊富に含まれていることは、良く知られているのですが、一般の情報に惑わされて主食を減らさないようにしてほしいと思います。
食物繊維のない物で糖分を取ってしまう方がずっと体に悪さをすることを知っておきましょう。
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪
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マクロビオティックとは調和しながら生きること(Naさんの感想文)
幸せコースの課題図書を読んで、Naさんから感想文が届きました。
20代とは思えないほどしっかりと内容を把握して、それを元に実生活に照らし合わせているところが素晴らしいです。
特に次の部分が見事です。
>そう考えると、「終わりよければ全てよし」とは言いますが、完成型を美しく見せるために帳尻を合わせる、というのは当てはまらないのではないかと思いました。
そして、さらに彼女の凄いところは、中川さんの無駄のない動きについて、自分でさらに解釈を深めて展開させているところです。
彼女が芸術家を志し、そのような仕事を続けてきた延長線上の思考であることが良く理解できます。
それから、お婆ちゃんに育てられたことが彼女にとって大いにプラスに働いています。
一時代前の感覚が彼女の中にしっかりと根づいているからでしょう。
これから彼女は京都で、その才能を存分に開花させてほしいと思います。
次にNaさんの絵を続ける上での疑問にお答えします。
子育てをする中で沸々と湧いてくるあらゆる想いが大きなエネルギーとなった時、その時の作風で絵が描けるでしょう。
大きな陰性とは大きな想いというふうに捉えましょう。
大きく拡げられる感性を指します。
陰陽の判断と実生活の落し込みについては、これから幸せコースや単発講座などで手ほどきをしますから、徐々に自分のものにして行ってください。
お若いだけに将来が楽しみです。
<Naさんの感想文>(全文)
魔法のメガネに出てくる、「まことの国」という言葉。祖母に小さい頃から、まことの心を持ちなさいと言われてきていたため、馴染みのある言葉で入りこみやすさを感じました。神道への信仰の厚い祖母のもとで育ち、普段聞かされていたこととつながる内容があったことが嬉しかったです。
世の中で生きることは総て宇宙の秩序のもとに起きていて、私たちの肉体は神が必要なものを創造してくれており、私たちは生かされている存在であり、調和するためには自分はどうすべきか、そのための心身は何を食べて養うのがより良いのか、を実行するのがマクロビオティックなのだと、理解しました。
目を通したことはありましたが、意味のわからなかった宇宙の七つの法則と、十二の定理が、具体的に医学的、精神的な実例を出して説明されていたことで、見方、考え方が少しわかるようになりました。また、食物の陰陽は科学的で面白くてわかりやすかったです。
陰陽を交えて考えることで、科学的、医学的なこと、あらゆる社会現象が単純明快になり、考えやすくなるのだということがわかりました。
目に見える物質ばかりをつい追い求めてしまいがちですが、もっと大切なことは目に見えないものなのだということを「色即是空 空即是空」の章を読んですごく納得することができました。
思いや考えをエネルギーに実行、行動することで相手に自分というものを認識してもらうことができ、あらゆる因縁が組合わさることで全ての物質現象が起きているのであり、因縁がなければ実態はない。思いがあって動いている。
また別の章で、神はどんなに小さな善悪でも見逃すことはなく、細胞ひとつひとつに神は宿っているというお話がありました。
日々の心の在り方、態度はすごく大切で、何気なく過ごしている中でしている普段の小さな行動、過程も全て今後、未来につながっているということなのですね。
未来というのは自分の生涯だけでなく、肉体がなくなった後も魂となって存在し続け、その時肉体を持って生きている自分の子孫にも影響してくるものなのだと。(運良く生きられているのはその恩恵を大きく受けているのだと感じています。)
そう考えると、「終わりよければ全てよし」とは言いますが、完成型を美しく見せるために帳尻を合わせる、というのは当てはまらないのではないかと思いました。
よく、「中川さんの動きには無駄がない」ということを美風さんがおっしゃっていることをふと思い出し、無駄が無いことは素早く動くことができる、くらいにしか私は今まで認識できていなかったのですが、無駄があるということはそれを補うための体力や時間が発生し、またそれを補うために、、と調和しようとする度に物や状況の本来の陰陽バランスが少しづつ崩れていく。
宇宙の秩序のもと「調和して生きる」とは、よりシンプルな形や過程であることが理想なのだと思いました。
万が一失敗しても道を踏み外すことがあっても、神様は何度もチャンスを与えてくれている、という内容を読んで、また宇宙の秩序を感じて調和をとるために努力して愉しめば良いのだと、心強くなりました。
結婚や出産、育児に関しての宇宙の秩序にそった考え方や在り方は、うまく表現できませんが驚きと感心と興味で、こんなことまで説いてくれることにすごくありがたさを感じ、こだわりの心を捨てるという章とつなげて、とても教訓になりました。
あらゆる職業のなかで最大のものは家庭、という言葉がすごく響きました。
幸せの場でもあり、試練の場でもある。謙虚に相手(家族)を思いやる心を育てる場所。多くの愛を与え、共に喜びを分かち合うことで自分の精神も磨かれていくこと。
この家庭での調和が大きく自分や家族の心身に影響してくるということ。
この先どんなことがあるかわかりませんが、家族が整った暮らしができるよう自分自身を整え、主婦・母をしっかり努めること。その中でも思いがけない悲しいことや辛いことに直面した時は、その状況での学びを精一杯受けて、ありがたさを感じて生きることが信仰心であるということ。
本当に辛いことが起こったとき、ここまで思うことができるのかはまだ全く想像もつきませんが、マクロビオティックの精神をいつも心にして、日々その根を強くしていけば大丈夫なのだと思います。
また、今後育っていく子供に何を軸に教えていくかの方向性を見つけることができて、大きな安心になりました。
『みっつめの目』の中で、昔の芸術家は病身の人が多く、画家は陰の中の陰性タイプである、という分析が絵画の制作を続けていきたいと思っている私としては、とても気になるものでした。
しかし、陰の中の陰性というすごく陰性な部類であっても、作品をつくる体力や作品に対する思いというすごく強い陽性を持っているということ。
強い陽の力を出そうとするとき同等の陰の力が必要になるということ。その発散されたものは見る人にまた強い陽を与えるということ。
芸術には大きな陰が必要なのだろうかという疑念が渦巻いています。
調和することをまず一番に考え、少し陰性であれば絵を続けたい私にとっては生きやすい生き方になるのでしょうか。
陰陽に関しては、判断の仕方がほんの少しわかった段階で、実生活へ落とし込んで考えるという方法が全くわかっていないという現状です。。
マクロビオティックの精神についても、この本の内容を全て理解しきれていないことは感じているのですが、本文で他に紹介されている本も読んで新しい気付きを増やし、マクロビオティックへの理解を深めていきます。しっかりと自分自身の基盤にできるよう学びます。
以上です。
Na
(紫陽花 マクロ美風の自宅前で)