驚異の中川式煮魚


今年も幸せコースではお魚の授業が始まりました。
素晴らしいお刺身の出来上がりはこちらのお写真から。
むそう塾はマクロビオティックのお料理教室ではありますが、日本の伝統料理を大切にして、マクロビオティックの陰陽でもう一度洗い直した結果、動物性を使用するお料理もほんの少しお伝えしています。
5月の庖丁の研ぎ方や切り方の授業に始まり、6月の桂剥き投稿も経て、やっとお魚の授業までたどり着いたところです。
生まれて初めてお魚をおろす人も多く、皆さんが真剣な表情でした。
1期生の時から毎年の光景なのですが、煮魚は苦手という人も、中川さんの煮魚は「美味しい!」と言ってペロリとたいらげてしまいます。
それは煮魚が苦手だったのではなく、美味しいと思えない煮魚が苦手だったということですね。
中川さんの煮魚は独特の煮方がまさしくマクロビオティックの陰陽に忠実で、それはそれは美味しいのです 。
お料理って陰陽の秩序どおりにしてあげると、本来の材料の良さが発揮できる良い証拠ですね。
まさに中川マジックです。
今年も中川さんの煮魚を喜んで召し上がってくれるご家族の笑顔を想像して、皆さんのご健康と家庭円満を願っています。


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過食症と情報過多

私がマクロビオティックのブログを書くようになって、一番相談の多いのが家族が玄米を食べてくれないというものでした。
次がマクロビオティックを理解してもらえない。
次が甘いものがやめられない。
次が生理が止まった。
次に過食が止まらない。
以下延々といろんな相談が寄せられます。
実に多岐にわたる内容なのですが、それらの相談でいつも感じるのは、現代人はストレスが多いなぁということです。

ストレスというのは、まったくないのが良いのではなく、ほど良いストレスは人間の成長のために必要です。
車が進むには路面とタイヤの摩擦が必要であるようにね。
しかし過度のストレスは害が多すぎます。
今の病気の大半にはストレスの存在があると思います。
ところで過食に悩む人がとても多いですが、単に食べ過ぎの場合と過食症は区別しなければなりません。
Twitterを見ていても、食べ過ぎ状態のことを過食と表現している人がいますが、これは正しくないです。
しかし、食べ過ぎは過食症の予備軍であることは間違いないでしょう。
そもそもどうして食べ過ぎるのか?
それはストレスが多いからです。
(中には単に食いしん坊という人もいますが・・・。)
ではどうしてストレスが多いのか?
それは今の時代が生み出した社会現象だと言えるでしょう。
小さい時から他と比較して生かされ、社会人になっても比較され続ければ、ストレスにならない方が不思議です。
*   *   *
困ったことに人間は満足を知らない動物です。
たとえお腹がいっぱいだったとしても、知識の取り込みに余念がありません。
それはそれで向上心につながって良いことなのですが、その知識が整理されずに消化不良を起こし始めると、精神的に安定感を欠いてきます。
そうなり始めると精神の改善のために情報を得ようとします。
しかし情報というのは真偽の怪しいものもあります。
特にネットの世界では玉石混交ですから、玉の情報は圧倒的に少ないと思った方が良いでしょう。
その情報の海の中から自分にぴったりの情報を見つけるのは大変な時間を要します。
そうこうしている間にその海に溺れて不安感だけが募ってしまい、その不安を埋めるために食べ物に手を出すパターンがとても多いです。
人によっては甘い物だったりお酒だったりします。
しかし、その不安感は甘い物やお酒で解決できるものではなく、一時的に逃避するだけなので、またぞろ食べ物に手が出ます。
それを繰り返しているうちに気がついたら過食症やアルコール依存症に陥っていたということになります。
もちろん不安感の原因はインターネットだけではありませんが、ネットは情報量の多さがダントツなので影響も大きいです。
特にマクロビオティックの情報に関しては、不正確な情報が圧倒的に多いため、それに振り回されて体調不良になる人が後を断ちません。
むそう塾にもその影響を引きずった人が次から次へと現れます。
そのような人たちを見ていると、かなりの比率で食べ過ぎの傾向にあります。
マクロビオティックを本当に正しく理解していたなら、決して食べ過ぎるなんてことはないはずです。
きっと頭でマクロビオティックを理解したつもりになっていて、体や自分の精神はまだまだ以前のままなのでしょう。
こんな人を私は「情報の過食者」と呼びたいです。
*   *   *
情報は多いのが素晴らしいのではなく、自分にとって必要な情報が必要なタイミングで手に入れば良いのです。
そこには自ずと個人差がありますから、他人と違って当たり前なのです。
問題なのは必要な情報の真偽を見抜けないことです。
ネット上の情報でも、相手を目の前にする会話での情報も、真偽の見分け方は同じです。
それは勘として「信用できるか否か」ということだと思います。
この勘を文章で表現するのはとても難しいのですが、簡単に結論だけを言ってしまうと、「アフターがしっかりしているか、責任をもっているか」ということに尽きます。
責任を持つということは、信用できることにつながります。
そして信用は安定につながります。
このサイクルさえ確保できれば過食症は改善できるのですが・・・。
そのためのまず第一歩は、お食事面ならパン・ケーキ類の甘い物を減らしてミネラルたっぷりの主食を摂ることから始まります。
精神面では「足るを知る」ことが不可欠です。
感謝の気持ちがもてないうちは過食症からの脱出は厳しいです。
それから生活サイクルを昼型にすることは当然です。
これは自律神経を健全に働かせるためでもあります。
過食症についてはいくらでも書きたいことがあります。
しかし、きょうはもう時間がありません。
また時間を作って続きを書きたいと思います。
きょうはこの辺で。


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衣類は種類ごとの収納を「家事アドバイス講座41」

【Uk(12−9)さん】
おまたせしてすみません。
よく頑張って前回のアドバイスを実行してくださいましたね。

ありがとうございます。

まず靴下とタイツの収納について。
これは引き出しの高さに合わせたたたみ方をすれば良いのです。
縦長にするとどうしても倒れてきますから、仕切り板で区切りましょう。
仕切り板は前回アドバイスしましたが、引き出しの高さに合わせた物を購入して実行してはいかがでしょうか。
次に一度着たお洋服とまだ着ていないお洋服の収納ですが、その区別で収納場所を変えるのは広いからこそ出来る方法で、狭くなったら全部同じ場所で収納するしかありません。
ですから、着た回数ではなくお洋服の種類ごとの収納が良いです。
例えばニット類、ブラウス類、スカート類という具合にね。
もちろん脱いですぐしまうのではなく、衣類に含まれる水分を飛ばしてからしまうことをお忘れなく。
結婚してマンションに住んだと想定してみましょう。
ご主人の衣類と共に、きっとギューギューの状態になると思います。
その時でも最低限、種類ごとの収納を心がけてください。
探し物が減ります。
次にトロフィーや楯は大きなお宅であったとしても、本当のところは困りものの筆頭格なんですよね。
これからは地震対策としても、しまわれることをお勧めします。
これらは記念品ですから、取り出す頻度の少ない所で構いません。
ただし、しょっちゅうそれを手にして自分への活力源としたいのなら、取り出しやすい引き出しにでも入れたら良いでしょうね。
よくピアノの上とか棚などに飾っている人が多いですが、現実的には埃がかかってあまり良いものではありません。
お父様のトロフィーなどについては、お父様のご希望をよく確認してから収納を考えましょう。
最後の「お店などの収納について」というのが分かりません。
具体的に教えてください。


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eコントロール2.5リットルでの玄米炊飯


Saさん(スーパー54点)

Yaさん(52点)
美味しそうな玄米ご飯が炊き上がりました。
これは先日開催された「第59回 むそう塾 愛クラス」の受講生のうち、すでにパスポートを取得されている人のR投稿の玄米ご飯です。
ともにeコントロールの2.5リットルのお鍋を使われています。
Tプラスからeコントロールに移って、上手に玄米ご飯が炊けない人は多いのですが、このお二人はお鍋の特性を良く掴んで、自力でこんなに美味しそうな玄米ご飯を炊き上げました。
中川さんから得られる少しのヒントを頼りに、いっぱい考えた結果に炊き上がったご飯は、きっとお二人のこれからの健康と精神力の支えになってくれることでしょう。
よく頑張りました。
おめでとう!


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ある夜のお食事から


今朝はカーテンを開けると外は雪が積もっていました。
まだまだ寒いですねぇ。
先日息子とデートをした時も寒かったので、夕食はお蕎麦屋さんで牡蠣の土手鍋をいただきました。
ぷっくりと膨らんだ柔らかい牡蠣とお味噌の相性がとても良くて美味しかったです。
ちなみに秋から冬が旬のマガキは、Rのつかない月は食べてはいけないと言われます。
産卵期に入るからですね。

例えば2月のFebruaryはセーフですが、5月のMayはアウトという具合です。

手前にあるのは左からカリフラワーの何とかドレッシング、蕪のぬた和え、京人参のきんぴらですが、京人参の切り方が面白かったです。
注文をするとき、京人参の文字に心が惹かれました。

京都の食べ物で1週間のうち4日間を過ごしていると、何となく心まで京都に根付いてきます。
これぞ正しく身土不二だなぁなんて、妙な気持ちになりました。
そういえば、むそう塾の生徒さんも地元で京都の食材に接すると嬉しくなると呟いておられたから、それと同じ気持ちなのかも知れません。

 

野菜天ぷらの盛り合わせは息子が頼んだもので、一人で全部食べました。
中央の赤いのは京人参です。
これは藻塩で出されて来ました。

菜の花と揚げだし豆腐のお蕎麦ですが、この時の菜の花は私なら切らずにそのままの形で2本添えたいなと思ったのですが、盛付けの観点からいうと大きすぎるのでしょうか?
食べやすさを考えて切るべきなのかなと思ったりしました。
中川さんならこんな時どうされるのでしょうか?
出来たらコメントで教えていただけませんか?
公開授業として。
きっと幸せコースで盛付けを習った人達は、外でお食事をする時にも盛付けが気になって仕方がないことでしょう。
唸る盛付けもあるし、お金をいただくんだからもう少し盛付けを勉強したら?と言いたくなるものもあります。
どんなにお味が良かったとしても、盛付けが悪ければお料理としては台なしです。
盛付けの約束事は中川さんが教えてくれました。
あとはいかに実践をするかにかかっていますね。

最後に息子がわらび餅を頼みました。
1個お味見をしました。

舌触りも良くて上質でした。
でも、もう少し、ほんのちょっと盛り付けが手前でも良いような気がするなぁ。
写真で見ているからでしょうか?


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