先日、「自由人コース3」の課外授業で、色々なことを感じました。
その一つは、自分の原点を尋ねる場所がある幸せです。
誰にも原点があると思うのです。
それが目に見えるものだったり、目に見えないものだったりすることでしょう。
その原点が人生の早い時期にある人もいるし、遅い時期にやってくる人もいるでしょう。
それが人生の面白いところです。
ところで、原点になるきっかけがあったとしても、そのモチベーションを維持し続けるのは、とてもエネルギーが必要になります。
年数を経ても熱量の多さをキープしつつ、表には感じさせない穏やかさ。
ここには、まさに陰陽が絶妙に絡み合っているわけです。
老舗といわれる名店に伺って感じるのは、目に見える美しさと、裏のエネルギーです。
私は、この裏のエネルギーが気になります。
気の遠くなるほどのドラマが織りなされていることでしょう。
建築物や植物には、人間の寿命より長いものがいっぱいあります。
そういうものに接していると、こちらまで良い氣をもらえます。
萬亀楼さんの帰り道に、京都御苑に足を踏み入れると、そんな良い氣をいっぱいもらえました。
長い年月をかけてそこに存在する氣。
京都にはこういう場所がたくさんありますね。
私も遅かった原点を思い出しながら、エネルギーの注入を意識したことでした。
(京都御苑にて 2022.11.27)