ときどき凄い陽性の人に出会うことがある
目がギラギラとしていて吸い込まれそうな人がいる
そんなときは思わず
「おっとっと」と吸い込まれないように身構える自分がいる
別にそういう人が嫌いなわけではなく
相手の土俵に入ってしまいそうな弱い自分がいるからだ
しかし
その人より陽性な人なら
私のような反応にはならない
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いっぽう
その人のそばにいると
なんとなくほっこりさせてくれる人がいる
お風呂につかっているような
なんとも心地よい感じだ
そんな人からは「よい陰性」が感じられる
そういう人にはつい心を開いてしまいそうになる
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さらに
周りの空気とは別に
自分の世界に入り込んでいる人がいる
傍から見たら楽しそうに見えないけど
あんがい本人はそれでも楽しかったりする
感情をあまり表に出さないタイプなのだ
こういう人を「陰性」だと言い切ってはいけない
(実はすごい陽性の場合もある)
ひょんなことから
あるいは
あることにはものすごく関心を示して
心を開いてくる
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陰陽の判断は
対象があって
その対象との比較なのだ
マクロビオティックで陰陽を知ると
とかく陰性が悪くて陽性が良いように思ってしまうが
二者択一ではない
世の中も
動植物も
人間も
自然界も
陰陽が入り混じって成り立っているのだ
(マンションの植え込みのイロハモミジ)
刻々と変わる植物は陰陽を繰り返している
ある一点だけに特化することなく
全体を見て判断しよう