乳製品を摂るときはマグネシウムのことも考えよう

【乳製品は本当に必要か?】

 
マクロビオティックの食べ方では、乳製品はあまりお奨めではありません。
理由はいくつもあるのですが、今の世代の人は生まれたときから乳製品に囲まれているので、その人達の納得のいく説明の方がいいかなと思っています。

何しろ、学校給食で毎日牛乳を飲まされて育つ世代ですから、昔の人とは大違いです。
では、なぜ学校給食に牛乳があんなに登場するかといえば、カルシウムを手軽に満たせるからですね。

もしかしたら、ご自宅でも「成長期にカルシウムは必要よ!」と、食卓に登場しているかもしれません。

ところが、牛乳をそんなに摂っていない昔より、牛乳を摂っている今の方が骨折する人が多いのです。
これは、カルシウムはたしかに多くなっているけど、それに見合ったマグネシウムが摂れていないためだと思われます。

 
 

【カルシウムとマグネシウムの割合】

 
人間の体では、カルシウムとマグネシウムのバランスは2:1が理想的なのですが、乳製品はカルシウムがものすごく多いのです。

<乳製品のカルシウムとマグネシウムの割合>
・牛乳    110、10 (11:1)
・ヨーグルト 120、12 (10:1)
・チーズ   630、19 (31:1)
※食品は100g、カルシウムとマグネシウムはmg

すごい割合ですよね。
ですから、もし乳製品を摂るなら、意識的にマグネシウムも摂らないと、カルシウム過多になって、体調不良の原因になってしまいます。

 
 

カルシウムは組織を締める働きがありますが、マグネシウムは組織を緩める働きがあります。
これは、マクロビオティックで陰陽を知った人なら、「ははーん」とお解りいただけると思います。
鋼と同じで、固くなりすぎると折れやすいのです。

骨なら骨折ですが、筋肉や細胞なら組織が固くなって、弾力性を失いますよね。
肩が凝ったり、足がつったり、生理痛や偏頭痛がある場合は、マグネシウム不足も考えられます。
あ、そうそう。高血圧もマグネシウム不足が原因の一つだったりします。

 
 

【乳製品は嗜好品】

 
私は乳製品は嗜好品だと思っています。
お料理で乳製品があった方が美味しくなる場合は使えばよいし、その場合はマグネシウムを他で取れるように気をつければよいのです。

乳製品が嫌いな人は、無理して食べなくてもよいし、和食中心の食生活をしていたら、案外カルシウムとマグネシウムは取れるものです。

しかし、添加物の多い食生活をしていると、いわゆるミネラル全体が不足しがちになるので、本腰を入れて食生活を見直すことをお勧めします。
それなくして、サプリメントに頼るのは、ちょっと違う気がします。

 
 


(コーヒーゼリー 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 


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