料理をしない家は氣が悪い。
こんな言葉をタイトルに使うと、多くの人から反感を買いそうですが、あえて書きます。
もちろん、お料理をしていても氣が悪い家はあるのですが、今回はお料理をしない家前提でのお話です。
正直な話、キッチンに生活感のない家は、氣が落ちるのです。
それはそうですよね。キッチンは生命力を生み出す場所ですから、そこに活力がないのは、パワー不足を感じさせるのです。
なぜお料理をしないと家の氣が悪くなるのか?
その理由の一つは換気です。
お料理をすると、水も流すし、火も使います。
当然のことながら換気扇も使います。
これらの行為は水や空気を動かし、場合によっては風も流れます。
私は「マクロ美風の家事アドバイス講座」で、度々「家の中に風を流しましょう。血液を流しましょう。」と言っています。
そうすることによって、家の中の滞りが防げるからです。
家の中の滞りは「カビ」となって、見た目にも健康的にも良いものではありません。
カビは呼吸器系に悪さをしますので要注意です。
カビを防ぐには、カビの栄養となるものを残さないことと、ひたすら乾燥させることですが、お料理をしないと、この換気が疎かになりやすいのです。
あ! お料理をしていても問題が!
朝お料理をして、まだ部屋に湿度がある状態で出かけてしまうと、これもカビの発生に手を貸しますから、出かける時には換気扇を回しておくのがベストです。
木造で隙間風の入る家なら、ここまで神経質になることもないのですが、気密性の高いマンションなどでは換気扇は必須です。
寒い冬でも、一日に1回は窓を開けて空気を入れ替えたいもの。
文字どおり、氣を入れ替えるのです。
これをすれば、お料理をしない家でも氣の低下を最小限にできます。
* * *
もう一つ氣が悪くなる原因があります。
それはお料理をしないと、水の使用量が圧倒的に少なくなって、蛇口から出る水が溜り水のようになってしまうからです。
水は流れているからこそ生命を紡ぐことができるのであって、新鮮さも運んで来てくれます。
お料理をしない場合は、使う水の何倍も流して水道管の中に動きを与えなければなりません。
動く。
これはマクロビオティックでは陽性のエネルギーになって、良い氣の源になりますから、家の中の水も空気も動かしましょう。
こんなふうにして、お料理をしない分を補っておくことをお奨めします。
独断と偏見に満ちた内容に感じられるでしょうが、家とはこういうものなのです。
気持ちよく住み、家が最高の環境になるため、たとえ家でお料理をしなくても、水・空気の動きを意識して暮せば、健康的な環境になります。
その上で、お料理も作れるようになったら、ゴロッと氣が変わります。
(ねじり梅 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
お家も人間の体と同様に、停滞させないということですね!
この記事を拝読して、博識で見識のある美風さんの意見をお聞きしたいな~と思ったのが、ワンルームの間取りに住むことです。
私は独り暮らしで狭くはない約40m²のワンルームの間取りに住んでいます。
(バストイレ別、脱衣所あり)
ワンルームなので、キッチンもベッドも同じ空間にあります。
キッチンと寝室は別の方が陰陽的に良いと思われますか?
楓さん、初めまして。
コメントをありがとうございます。
>お家も人間の体と同様に、停滞させないということですね!
はい、そのとおりです!
停滞しているところに悪い氣が溜まるので、体と同じなのです。
>キッチンと寝室は別の方が陰陽的に良いと思われますか?
いえいえ、別でなくてもいいですよ。
暖房費も冷房費も、動線も効率的で、とても使いやすいと思います。
楓さんがお住まいの地域はわかりませんが、都会なら住宅費も高いですから、広めのワンルームというのは現実的ではないでしょうか。
一部屋であっても、その「場所」に独立した氣が漂えばよいのです。
寝具や壁・照明・カーテン・向きなどで、眠りに適した空間が実現できれば、陰陽的に問題ありませんよ。
おはようございます。
はじめましてのご挨拶なしに失礼しました。
お返事ありがとうございます!
>一部屋であっても、その「場所」に独立した氣が漂えばよいのです。
寝具や壁・照明・カーテン・向きなどで、眠りに適した空間が実現できれば、陰陽的に問題ありませんよ。
なるほど!!!!!!
とてもとても参考になります!覚えておきます!ありがとうございます!
P.S.
住まいは(家賃は安くはない)大阪です。
楓さん、こんばんは。
再びのコメントをありがとうございます。
陰陽の考え方は懐が深いので、ぜひ楽しみながら実生活に活かしてみてください。
大阪は京都と近いので、いつかお目にかかれたら嬉しいですね。
また遊びにいらしてください(^o^)