お雛様の飾り方をマクロビオティックの陰陽で考える

お雛様の飾り方 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(お雛様 京都ホテルオークラにて)

先日、愛クラスの懇親会で京都ホテルオークラに行きました。
帰り際にお雛様の写真を撮って来ましたが、ここは京都なので男雛が向かって右側、女雛が向かって左側に飾ってあります。
関東だとこれが逆になるのですが、その理由はちょっと検索すればいっぱい出てきますので省略します。

私はこんなところでもマクロビオティックの陰陽を感じます。
マクロビオティックでは右が陽で左が陰、男が陽で女が陰と分けられますが、実はもう一歩進むと女は陽で男は陰となります。
そのもう一歩の分け方を知らないで、陰陽の適用を誤ってしまうマクロビオティック指導者がとても多いです。
男の生み出す精子は卵子に比べて陰性ですし、女の生み出す卵子は精子に比べて陽性です。
つまり、男は内面に陰性を抱え、女は内面に陽性を抱えているのです。
このことは人間関係(特に男女間の陰陽)を考えるときに絶対見逃してはならない重要なことです。

ご存知の方も多いと思いますが、京都では御所を中心にして文化が形成されていますから、行政区も御所を中心にして左右が分かれています。
まず左京区と右京区はこのようになっています。
京都御所は上京区にありますので、御所を背にして右側が右京区、左側が左京区となります。

京都市行政区 マクロビオティック京料理教室 むそう塾1

 
 

京都御所 マクロビオティック京料理教室 むそう塾2

 
 

さて、ここでもう一度お雛様に戻ってみましょう。
御所と同じように、ひな壇の側からの視点で(ひな壇を背にして)右側に女雛を飾った京都の飾り方は、子孫を生み出す力の強い陽性を内在している女性のエネルギーを知っていたからかも知れません。
そして、女性に比べて陰性エネルギーを内在している男性を左側に配置したとしたら、何とも深い陰陽論だなぁと思ったりするのでした。
【女性を陽として右側(=陽)に配置し、男性を陰として左側(=陰)に配置した?】

ちょっと分かりにくかったですか?
でもね、私は案外お雛様の飾り方を陰陽でみてみると、実際の人間の陰陽関係とピッタリしているので、毎年唸るのですよ。
これは独断と偏見ではなく、マクロビオティックの陰陽に相当詳しいお方なら納得してくださるお話なんですけどね。
陰陽の物差しで人間観察を深くすればするほど、このお雛様の飾り方と陰陽は深い意味を持っていると感じています。

ちなみに、関東風の飾り方(男雛が向かって左側、女雛が向かって右側)は、西洋文化の考え方なので、陰陽とは無関係になります。

 
 
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