マクロビオティックの中庸と安定性のとらえ方

マクロビオティックでは中庸を良しとする。
しかしその中庸(安定)はじっとしているのではなく、常に微妙な調整を刻々としていて、遠くから見ると何もしていないように見えるだけである。
いつでも素早く対応しながらバランスを保つのがマクロビオティックの理想の姿である。
じっとしているとそれは偏りにつながって行く。

「安定性とは何か!?」(佐伯剛氏の記事より)
http://kazetabi.weblogs.jp/blog/2014/07/post-6f8d.html

この中の
「安定性とは不動の状態ではない。様々な状況に瞬時に対応できる不安定さこそ、安定性には必要。」
という表現に同感である。
まさに私達はその不安定さを陰陽という視点で操っている最中なのだから。

 
 

魔法のメガネ マクロビオティック 


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コメント

  1. てんこ より:

    美風さん、こんにちは。

    上記の『安定性とは何か!?』、読ませていただきました。
    血の通った感じのする、力強い文章ですね。

    最近月経周期に関して、安定のための不安定、と同じような事を考えていました。
    以前も月経を話題にしたコメントをさせていただきました。
    多くの女性は月経痛があって当たり前と思っていますが、月経痛にとどまらず、精神的な変化や動けないほどの体調不良を訴える方も増えています。
    そうなると月経は苦痛以外の何ものでもなくなってしまいますが、月経で苦しんでいる方程きちんとした周期で月経がきたりします。
    私は、以前は毎月28日で月経がくる方は月経を起こす力がきちんと備わっている方、と捉えていました。
    しかし、毎月寝込む程月経に苦しんでいる方をみると、体調に合わせて月経周期をコントロールする柔軟性がない方なのではないかと思うようになりました。
    これこそまさに『ゆらぎ』で、状況に合わせて月経周期が変化するべきなのではないでしょうか(もちろんある程度限られた一定の幅で)
    いつも28日周期で気持ちよく月経が迎えられれば何の問題もないのですが、体調不良であっても周期が固定してしまっているのは、安定とは言えないと思います。
    月経周期を状況に合わせて変化させる事で、日常の安定性を保つ、それが本来のあるべき姿なのかもしれません。

    いつも体も心も柔軟でありたいな、と記事を読んで感じました。
    多くの女性にも柔軟性を取り戻して頂きたいものです。

    • マクロ美風 より:

      てんこさん、こんにちは。

      生理周期はマクロビオティックの場合にはむしろ、何日周期で来るのかなというのが体調判断の基準になっています。
      ですから先に28日ありきではないわけです。
      極端な人になると、月経をとめてまで体調を調節する人もいます。
      それも何年にもわたって。
      中には16年間も無月経という人もいました。
      体調が改善されて戻ってくれた時には、本当に手を取り合って喜びました。

      そんなことを考え合わせると、てんこさんがお考えになっている28日周期への疑問も当然あって良いと思います。
      これは上っ面ではなく、本当の健康を追求しようとするからこそのお考えですね。
      真理を究めようとすると、案外そこには“ゆらぎ”を計算に入れておかないと到達出来ないのかも知れません。

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