幸せコースの第一回目の授業が全クラス終わりました。
全員に糠床のタネをお渡ししましたので、これから失敗しないで育てていただくために、勘違いしそうなところを記事にしておきます。
【幸せコースの糠床】
教わったとおりに糠床を自分で作り、そこに中川さんからもらったタネを混ぜ、次の発酵に進むまで静かに寝かせておく。
すぐかき混ぜたり、野菜をどんどん漬けようとしない。
この糠床は「育てる」工程が必要で、一定の量に増やすまで細心の注意をはらって待つ必要がある。
【糠漬け講座の糠床】【中川式糠床の宅配】
すぐに漬けられる状態まで中川さんが発酵させている。
あとは受け取った時の酸味や塩味や旨味をキープするだけ。
まずはこの両者の区別をつけてください。
幸せコースの人たちは、これから糠床の量を増やす作業をしなければなりません。
それは一気に量を増やすのではなく、糠床の発酵を待って、足し糠をしても良い状態を見極めなければなりません。
徐々に増やしてラウンドストッカーの6分目くらいまでになったらやれやれです。
その後の注意点は「糠漬け講座の糠床」も「中川式糠床の宅配」も同じ扱い方になります。
【扱い方の注意点】
・糠床の菌は三層で微妙に異なることを理解する。(三層の違いを把握していないと正しい対処ができないので、しっかり理解するように。)
・なぜ「拭く」必要があるのかも理解するように。
・糠床の味見は真ん中から底にかけてもするように。
・酸味としょっぱさが命なので、このどちらも欠かさないように。
・エアレーションと天地返しの目的をしっかり把握するように。
・酸味がない時はかき混ぜないように。
・野菜を漬け過ぎないように。
・乳酸菌が喜ぶ温度帯を考えて管理をするように。
【糠床の質問メールの注意点】
質問メールには次のことを書き、写真も添付するように。
・酸味
・塩分
・旨味
・混ぜ方
・漬けた時間
・漬けた野菜がある場合はその写真
美風さん、記事にして頂いてありがとうございます。
じっくり待って育てます。
お腹の赤ちゃんとともに、じっくりお待ちください。
どちらも楽しみですね♪
美風さん、ありがとうございました。待つことが大事ですね。そそっかしいので講座の翌日に中川さんにあれやこれやとメールしてしまいました。中川さんが大切に育てて下さったタネを無駄にしないよう、私も大切に育てます。
糠床を育てるには子育てと同じで待つことが必須条件です。
これなくして成功はありません。
糠床を混ぜるときは皆さんが良い表情をされます。
それは手に触れる糠の感触が、幼い日の粘土遊びや砂遊びに似ているからですね。
心地良いからといって混ぜ過ぎも禁物。
講座で中川さんが説明してくれたことを、絶対間違わないように対応してくれたら必ず美味しい糠床になります。
でも、どれか一つでも間違えると、あえなくご臨終となります。
微生物はそれほど繊細な生き物なのです。
ぜひ、産まれたての赤子のような気持ちで可愛がってあげてください。
じゃい安(中川式糠床の愛称)は強いけれど寂しがり屋です。
いつも氣をかけてあげてね。
そうするとかなり張り切ります(^_-)-☆