マクロビオティック料理における塩分と油分

お料理における塩分は味を左右する大事なものですが、マクロビオティックにおける塩分は体調を左右する大事なものとしてとらえられます。
つまり陽性の代表として考えるからですね。
しかし今はマクロビオティックであっても塩分に対する認識が変化してきています。
結果として何通りものマクロビオティックが存在することになり、それによってお料理の塩分濃度も様々です。
最も適正な塩分濃度は、本人が「美味しい」と感じることが不可欠です。
しかしこの「美味しい」がくせもので、甘さも塩味も慣れてしまうのです。
ですから、体が本当はもう少し薄い塩味を欲しがっていても、慣れで濃い塩味を美味しいと感じてしまうのです。
この慣れが諸悪の根源で、生活習慣病も慣れ(習慣)が原因です。
ではどうすれば自分にちょうど良い塩分濃度を知ることが出来るか?
それはあらゆる時に「だるい」感覚がなくて、排尿も1日に5?6回で済んでいることが必要です。
朝の目覚めもスッキリしていたり、立っていることが苦でなかったり、歩くことが楽しかったり、何よりも決断が早くてぶれないことも目安に入ります。
決断に関しては性格の問題だと思われるでしょうが、案外これが塩分の影響だったりするのです。
もちろん100%が塩分のせいではありません。
なぜなら人間はお母さんのお腹の中で性格までほぼ決まってしまうからです。
しかし、性格は一生変えることが出来ないものではなく、食べ物や環境によって大いに変化するのです。
そんなことを陰陽という二つの視点でコントロールできるのがマクロビオティックの考え方です。
たかが塩分と思われるでしょうが、マクロビオティックの重要な鍵を握っているのがこの塩分と油分です。
自分の体調と合わないマクロビオティックをしている人が余りにも多いので、適正な塩分と油分をつかんで欲しいと思っています。
なお油分については摂り過ぎの人が多い傾向ですが、一部のマクロビオティックでは極端に減らしています。
これも減らし過ぎは問題で、ホルモンの生成に影響が出て体調不良の原因になったりしています。
私は油は安いものではなく、高価なものと考えて使うのが一番適正につながりやすいと思うのですが。
事実体に良い方法で作られた油は高価です。
なお、油と脂の違いもしっかり意識して使い分けるようにしましょうね。
油はお料理を美味しく感じさせる力を持っているので、質と量をしっかり意識して上手に使うようにしましょう。

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