お味噌汁のご質問にお答えして

お味噌汁の記事に寄せられたコメントにお返事を書いていたら、長くなってしまいましたので、記事でお答えします。
お料理初心者のかた、また体に合わないマクロビオティックを実践されているベテランとおぼしき人もご参考になさってください。
<Saさんへ>
Saさん、こんにちは。
う?ん、こりゃ困った(笑)
もっとお料理に対する認識を変えてもらわなくちゃいけませんね?。

 

>作ってすぐはおいしく、「ホッとするわ?」なんて思うのですが、その次に食べる時にはまさに煮物のような感じになっていることもあります^^;

 

お味噌汁は1回1回作るものです。
違った言い方をすると、2回続けて同じお味噌汁は飲まないということですね。
どんなに美味しいお味噌汁だって、時間と共に味が変わります。
これはお料理全般について言えることです。
おでんのように味を染み込ませたいお料理は時間をおいた方が美味しくなりますが、そうでないものは出来たてが一番美味しいのです。
その代表格がお味噌汁となります。
その理由は、お味噌は生き物だからです。
お味噌の中には麹菌が入っていますね。
その麹菌が生き物でそれをいただくのがお味噌汁の最大の狙いでもあり、風味でもあります。
時間の経過とともに、お味噌の風味は薄れ、浸透圧の作用により具の水分は汁に移行し、汁と具の塩分濃度に差がなくなって来ます。
それによって、どんどん美味しさからかけ離れたお味噌汁になるわけです。
ですから、お味噌汁はその度に作って、その香りを楽しみましょう。
>出し汁はカツオだしにすると、主人は「今日のはおいしい」と言いますが、しいたけや昆布だと「ふつうかな?」ですし、自分もそう思います。

ということは、鰹だしの方が今の体調に合っているということですね。
Yaさんの今までのお料理を思うと、当然そのような答えが返ってくると想像出来ます。
つまり、陽性不足です。
しかし、お味は慣れもありますから、「美味しい」のひと言で間違った判断をしないようにする必要がありますけどね。
ただ、鰹だしは日本人にとってはDNAに組み込まれたお味のように思います。
本当に美味しい一番だしを口にすると、癒しと幸福感が湧きあがって来ますからね?。
「ああ、日本人で良かった」と思える瞬間でもあります。
>週に2?3回お味噌汁をカツオだしにしてもいいのでしょうか?

お味噌汁のお出しを何にするかは、普通なら食材との相性で決めますが、マクロビオティックを実践するならそこでもう一捻り、陰陽のバランスで考えます。
一番大事なことは、お味噌汁を飲む人の体調を判断することです。
その人の体調に合わせた陰陽を考えてお出しを選びます。
週に何回という数字で決めるものではありません。
>また、家族や自分に合うお出しは幸せコースに参加することでしっかりマスターできるんでしょうか?

幸せコースを受講されなくても、体質の陰陽と食材の陰陽、それにお料理の陰陽が解れば、それぞれに合ったお出しの答えが出てきますよ。
つまり、陰陽のお勉強をされることですね。
陰陽は本がありますからそれでお勉強できます。
どうしても解らなかったら、幸せコースにいらしてください。
個人にピッタリ合ったお味噌汁を、マンツーマンで伝授します。

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コメント

  1. Sa(31-9) より:

    美風さん、丁寧なアドバイスをいただきましてありがとうございます。大切なお時間を割いていただき、感謝いたします。

    >もっとお料理に対する認識を変えてもらわなくちゃいけませんね~。
    >お味噌汁は1回1回作るものです。

    おっしゃるとおりです。今の私の料理は手抜き料理になってしまっています。娘が生まれてからこの2年、思うように家事が出来ず、思いついたのが朝早く起きて朝のうちに3食分(1日分)を作ることでした。なので、朝のお味噌汁さえも作りたてではないこともあります…お恥ずかしい。

    >その理由は、お味噌は生き物だからです。

    こんなにお味噌汁の深い意味を教えていただいたのは初めてです。お味噌は良質なタンパク源だからと好んで食してきましたが、生き物(麹菌)を頂いているという認識がほとんどありませんでした。美風さんのアドバイスを読み、「すごいものをいただいているんだ」と感動しました。
    それなのに、自分は随分残念な勿体ない食べ方をしていたのですね。

    >その度に作って、その香りを楽しみましょう。

    はい。娘も最近、「待つ」ことを大分わかってくれるようになりましたのでその都度作ろうと思います。大切な風味をしっかり味わいたいです。

    >一番大事なことは、お味噌汁を飲む人の体調を判断することです。その人の体調に合わせた陰陽を考えてお出しを選びます。

    勉強不足で「体調に合わせた陰陽を考える」ということがまだまだ出来ません。その日の気分で決めたり、昨日はかつおだったから今日はこんぶにしようとかだったりです。

    私の母は料理嫌いで、お味噌汁のだしはいつも“市販の出汁パック”をこれ便利だから~と言って使っていました。鰹節でお出汁とるのは見たことないような気がします。祖母は商売人で忙しく、お手伝いさんが料理を作っていたそうです。祖母の料理姿はほとんど記憶にありません。
    私も正しい出汁のとり方を知らず、今まで自己流でやってきました。娘はちゃんとした料理をして欲しいなと思いますが、このままではいけませんね。
    体質、食材、お料理の陰陽ですね。少しずつ勉強していきます。縁があれば是非幸せコースに参加したいです。
    お味噌汁のこと、ますます好きになりました。身体にも心にも美味しい、やさしいお味噌汁を作っていきたいと思います。親切なアドバイスを本当にありがとうございました。

  2. マクロ美風 より:

    Saさん、おはようございます。
    う~ん、状況が分かりました。
    子育て中は何かと忙しくて大変です。
    でも、本当はSaさんが大変なのは、お料理の基本を知らなかったということではないかしら?
    だから、お料理に凄く時間がかかるのだと思います。
    たとえばお味噌汁。
    このコメントを書いている時間で作れてしまいます。
    コトコト煮込む場合は、その間にもう一品出来てしまいます。
    そのような時間の使い方が出来ないのだと思います。

    私も子供を育てましたが、小さいうちは原則はおんぶで、夫が見てくれるときには揚げ物料理をというようにしました。
    おんぶの時期を過ぎると、ひたすら子供の心理作戦を利用します。
    詳しくはここでは書ききれませんが、子育て中でもお料理は時間のヤリクリをしながら出来ますよ。

    >娘はちゃんとした料理をして欲しいなと思いますが、このままではいけませんね。

    それにはまず、Saさんがきちんとお料理をしている姿をお子さんに見せなければなりません。
    あなたの背中と、そのお料理を食べたお子さんの口(味覚)が、お子さんのお料理を決めます。
    これからです。
    これから頑張ってその姿と味をお子さんに伝えてください。
    そうすれば必ずお子さんはお料理への抵抗がなくなりますよ。

    そのようなご事情なら、頑張って幸せコースにいらしたらいかがかしら?
    幸いにしてSaさんは京都に近いので、それが一番の近道かも知れません。
    アトピーのためにも、お子さんのためにも、きちんとした食生活を築くことは、とても大事なことです。

    とまあ、堅苦しいことを書きましたが、こんなインスタント(笑)でもOKです。
    中川さんのお味ですから、美味しいですよ~。
    http://zenemon.exblog.jp/1686685/
    http://zenemon.exblog.jp/1684330/

  3. Sa(31-9) より:

    美風さん、何度もアドバイスいただきありがとうございます。
    美風さんのおっしゃるとおりです。時間の使い方が下手なのです。どうして自分には時間がないんだろう、24時間平等なはずなのにっていつも思っています。
    本格的な揚げ物は娘が生まれてから3~4度しか作ってません…。主人は揚げ物大好きなのに。
    そして甘え下手でもあります。(次のタイトル;甘え上手にリンクしていてびっくりしていまいました。)

    これからも美風さん、中川さんのブログを読ませて頂き、勉強させてもらいます。(全て読もう!ってがんばってますが、まだまだ時間がかかりそうです。)
    幸せコースのことも願いが叶うよう、氣を整え、念じて過ごしていこうと思います。
    本当にありがとうございました。

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