主食のもつ意味

昨日「炊こう会」のご案内をさせていただきました。
この会の目的は二つあります。
一つは中川式玄米ご飯を確実にマスターしてもらうため。
もう一つは、日々のおかずが、体に合って健康になっていける料理方法になっているか&美味しく仕上がっているか。
この会は、多くのむそう塾生が抱えている問題を解決したいと思って企画しました。
マンツーマンでアドバイスをさせていただきますので、どうぞご利用くださいませ。
ビフォー・アフターが歴然とすること間違いなしです。
*    *    *    *
マクロビオティック料理は玄米に始まって玄米に終わると言っても過言ではありません。
それくらい玄米の力を評価しています。
これは主食を重要視して、心身共に揺るぎない中心軸を確立することにあります。
しかし、これはマクロビオティック特有のものではなく、本当に美味しさを追求して行くと、主食をないがしろに出来ないと私は思っています。
たとえば主食が白米であったとしてもです。
なぜなら、おかずというのはご飯を美味しく食べるための添え物だからです。
どんなに美味しい一品料理であっても、それだけで完成ではありません。
ある時はお酒と共に、ある時はお茶と共に、ある時は白米と一緒に、ある時は玄米と一緒に味わってこそ、そのお料理が引き立つものです。
ですから、どんなに凝ったお料理であっても、何と一緒にいただくのかを忘れたお料理は、料理人の腕遊びだと私は思っています。
ま、腕遊びを楽しみたい時もありますが、これが日常では健康に陰りが出てきます。
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むそう塾では主食の大切さをお伝えしたいと思います。
なぜなら、主食の種類・量によって、人間の体や精神が著しく変化することを知っているからです。
おかずで体をコントロールするのがマクロビオティックであるかのように理解されていらっしゃる人が多いのですが、それがすべてではありません。
絶対量の多い主食をきちんと体に合わせて摂ることが、最も効果的で大切なことです。
はっきりと「主食」の概念がある日本の食文化は、世界に誇れる文化です。
日本人の精神性の高さも、この文化に依るところが大きいでしょう。
今一度、主食とおかずのバランスがとれてこそマクロビオティックであり、真の美味しさであることを肝に銘じてほしいと思います。
なお、本当に美味しいお料理とは、陰陽のバランスが絶妙にとれているものです。
桜沢先生の「無双料理」とは、このようなものだったのでしょう。

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コメント

  1. ゆらら より:

    美風さん
    自分の身体にあったおかずの選び方と料理法、
    いまとても知りたいです。
    玄米はパスをいただいたころよりずっとおいしく炊けているのですが、体調はかなり不安定でして、これは玄米以外に問題があるのかなと思っていたので。

    また時々企画いただけるとうれしく思います。

  2. stun より:

    1月11日に無事にemikoが男児を出産しました!
    自宅出産の予定でしたが、予定日を大幅に過ぎたため、結局は帝王切開でした。
    詳しい顛末はブログに書いてあります。
    いま、病院に入院しているのですが食事のひどい事。。。
    emikoには持参した玄米粥からシンプルな物を食べさせはじめてるのですが、では病院食はもったいないから俺が。。。
    なんて食べたらまーびっくり。
    常食は質素でそんなに悪くなかったのですが、産婦メニューはもう、明らかに母乳を悪くしそうな「御馳走風」な物ばかり。
    そしておかずが多過ぎます。
    冷凍食品をそのまま出している物も多いし。
    一日で音をあげました苦笑
    持参したお粥と漬物と具だくさんの味噌汁をみて、一日2000キロカロリー以上は取らなきゃだめよ!
    と怒られました。
    他にも、浮世からすっかり断絶した生活(笑)をしていた僕らにはたくさんのカルチャーショックが。。。
    病院って矛盾にみちてますね。
    本当、いい勉強させてもらっています。
    話はずれてしまいましたが、何はともあれ、しっかり美味しい玄米を食べてもらって、子供を元気に育ててもらいたいと思います。

  3. マクロ美風 より:

    ゆららさん、こんにちは。

    ゆららさんの場合は、食べ物だけで解決しようとすると限界があります。
    人間は食べ物だけで成り立っているのではありません。
    もっともっとマクロ(大きな意味)な目で、体のことを考えてみましょう。

  4. マクロ美風 より:

    おー!
    stunさん、お久しぶりですー!!!!!
    やったね!
    男児をご出産ですかあ!
    まさか産まれた時にすでに身長1メートルなんて^^
    そんなことはないと思いますが。。。^^そうかあ、帝王切開だったのね。
    そうなると入院も長引くから、病院通いが大変ですね。
    大雪のようですし。

    >病院って矛盾にみちてますね。

    そうそう、まったく同感です。
    採算が一番なのでね。
    病院食にマクロビオティックが導入されたらいいのにね。
    ところで、赤ちゃんを産んだ後に、たんぱく質の多いご馳走ばかりだと、乳腺が詰まりやすいから気をつけてあげてね。
    その辺は事前にお勉強されていると思うけれど。

    それにしても素敵なご夫婦です!
    emikoさんは、パスポートを持っているご主人の玄米ご飯が食べられる新米ママさん第1号ですよ!
    emikoさんにも「お疲れさま」ってお伝えしてくださいね。
    とにもかくにも、おめでとうございます!

  5. うめもも より:

    美風さん、こんにちは。

    この記事を読んで、はっと思いました。
    ふだんの自分ひとりの食事では、気をつけていますが、人を招いての場合、張り切って盛りだくさんおかずのメニューを考えていました。

    頻繁に招く方については、普段自分が食べているものプラスα位で考えたほうが、相手の健康にも配慮することになるのではと考え直しました。
    明日のメニュー、改めて見直してみます。

  6. マクロ美風 より:

    うめももさん、こんばんは。
    偉いっ!
    もう奥様ですね^^
    「陰陽ひとり立ち講座」でチェックした項目を忘れずに、しっかりとバランスをとってください。
    それがお互いの健康と幸せに繋がります。
    その後も頑張って!

  7. Me (1-2) より:

    美風さん、こんばんは。
    この記事を読んで、以前美風さんと中川さんが話してくださった
    「引き算の大切さ」のことを思い出しました。
    わたしもつい夕食におかずを作りすぎてしまうことがあります。
    でもおかずを減らした方が、翌朝の目覚めも体調も良いし、
    一つ一つのお料理にじっくり向かい合うことができ、
    何よりご飯がますます美味しく感じられるので、
    ご飯、お味噌汁、お漬け物とあと少し、ぐらいで済ませることが
    多くなりました。
    そして夫がご飯をおかわりしてくれると、「ああ今日も元気なんだな」と嬉しい気持ちになります。
    引き算して、最後まで残る本当に大事なものに心をこめてゆこうと思います。

    来月からの「炊こう会」、すばらしい内容の講座ですね。
    これぞむそう塾!と思いました。
    先日の新年会での、みなさんのお料理とお一人お一人への中川さんのアドバイスは本当に勉強になりました。
    いつも楽しくて学びがいっぱいの時間を、ありがとうございます。

  8. マクロ美風 より:

    Meさん、こんばんは。
    「引き算の大切さ」は全てにおいて共通のものだと思います。
    食べることも、買うことも、着ることも、話すことも・・・etc
    その中でも最も重要なのが、食べることとお金に対してかなと私は思います。
    どちらもちょっと少なめがいいですね。
    その方が精神性が高まりますので。

    「炊こう会」は、今の皆様に最も必要だと思える内容にしました。
    「陰陽ひとり立ち講座」・「新年会」で、その必要性を痛感したのです。
    新年会でご経験済みのように、中川さんのひと言ひと言は宝のように思えますよね。
    そんな宝のシャワーを、間近でご覧になさってください。

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