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明治屋と新宿高野の出店、イトーヨーカドーの食品館に想う 

先日、埼玉の家に帰って、近くのデパートに行った。
地下1階の食料品売場にあった、高級フルーツ店の「新宿高野」が1階に上がって、果物やお菓子の他、パーラーを新しく展開していた。
「新宿高野 川越丸広店」
TAKANOグループ初となる「コンセプトショップ」だそう。。
連日長蛇の列とのことで、私は一度も入っていない。

一方、その新宿高野の後には、老舗スーパーマーケットの「明治屋」が入った。
「明治屋川越ストアー」
山口県岩国市の旭酒造「獺祭」商品が入り口にズラリと並んでいる。
上の段から、「酒粕カレー」、「酒ケーキ」、「大吟醸酒米 山田錦煎餅」と続く。
勿論、中には純米吟醸酒の「獺祭」が冷蔵庫に並んでいた。
凄い力の入れよう。

 
 

私はやはりご飯物に関心があるので、ご飯の棚を見てみた。
なんだか凄い種類が並んでいて、一人暮らしの人を対象にしたのかなと思えるほど。

ラーメンやおうどん、お蕎麦もあった。

 
 

一方、調理済みのおかずもたくさんあった。
国際色豊かなところが、明治屋って感じ。

*   *   *

さあ、果たして3年後、5年後、10年後、これらの店舗の活況はいかに?
あるいは、このデパートそのものも存続できるのか?
今はそんな時代になってしまった。

この街も、この通りも、ご多分に漏れず老人が多くて若者が少ない。
レストラン街に空き店舗もある。
売る側は何を対象にしているのか?

このデパートからさらに駅寄りに、「イトーヨーカドー」がリニューアルオープンした。
もともと1棟全部を使って4階まであったのだが、今度はその場所に新しくマンションが建って、その1・2階部分が全部食料品を扱うようになった。
以前は生活雑貨や衣料品も扱っていたけれど、「イトーヨーカドー食品館川越店」として生まれ変わった。

都内のデパートも、上の階は閑散としていても、地下の食料品売り場に行くと、多くの人で溢れかえっている。
食べるものを優先して、贅沢品は控えるようになった人も多いから、こういう流れになるのだろう。

折しも、大塚家具はヤマダ電機の子会社になった。
父親が創業した大塚家具には、良い商品がたくさんあって、とても手の届かない高級家具も並んでいたが、ここで購入した数々の家具は、今も気持ちよく使っている。
配達やアフターにきめ細やかな配慮があって、それらを総合すると決して高いだけのお店ではなかった。
父親も娘も、二極化されつつあるこの時代を、頭を悩ませながら経営しているであろう。

*   *   *

話は変わるが、高級バッグのエルメスは、修理に出すとそのバッグを作った職人さんのところで直してくれる。
こうして作り手の元に戻ると、作り手はさらに得られる情報もあるから、良い方法だと思う。
責任・アフターも含めて、値段というのは見えるところだけで判断してはいけない。

物を売るということは、子どものお店屋さんごっこでも分かるように原始的な構造だ。
だが、そこには沢山の事情が絡み合って、誠に難しい展開となる。
もっと単純に、作った人が報われ、買った人が喜べるだけの構造にならないものだろうか?

それはきっと、一人ひとりの消費者の意識にかかっているのだと思う。
買うことは、その人(企業も)応援する行動になることを、カゴに入れる前に意識できるかどうか。
私は食べ物も家具も、人のぬくもりを感じるものを選びたい。

日本人は一人の力を小さく考えすぎだけど、もっと一人ひとりが意識を変えることによって、暮らしやすい世の中になって行くのではないだろうか?
それが急務のような気がする。

 
 
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本の片付けが終わりました

4日間の授業を挟んで、本の移動がやっと終わりました。
本当なら取捨選択をしたいところですが、今回は移動まででお終いにします。
膨大な量の本は、改めて読むというより、資料として残しておく感じですね。

日常の道具もそうですが、本もどこに何があるか把握していて、すぐ使える状態が理想です。
それができなくなったら、本を保存しておく意味は薄れて、自己満足になってしまいますね。

本の移動にともなって、私の衣類も整理しました。
ひと目で全部判るように整理したので、とても氣の流れがよくなって、その扉を開けるのが楽しみなほどです。

食器でも衣類でも本でも、日常生活のすべてにおいて、必要なものだけにすると、物の数は減るし、管理しやすくなって、結果として氣の流れがよくなります。
「必要」かどうかは、判断を伴うので、これが苦手な人はひたすら持ち物が増える傾向にあります。
いますね、なんでもかんでも取っておく人が(笑)

 
 

 
 

壁面一面にあった法律の本は、子育て中に全部処分したはずなのに、なぜかこの1冊だけ残っていました。
息子がお腹にいて、陣痛をこらえながら、入院前に信託登記を手がけていたことを想い出しました。

本には想い出がついてまわりますね。
幸いに私の本棚には哀しい想い出の本は1冊もありません。
ですから、数多く置いてあっても、悪い氣は発しません。
全部私の支えになってくれた本ばかりです。

ところで、10月29日と11月27日には、「プロから学ぶ台所の整理術と道具講座」があります。
中川さんからどんなお話が聴けるのでしょうね。
私も楽しみにしています♪

 
 
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本の整理をしていたら、こんな古い本が! 桜沢如一の熱い想いを今も感じる

昨日本の整理をしていたら、奥から出てきた本が懐かしかった。
とても古い本だし、読みにくい部分もあるのだけど、新しい本にはないエネルギーが感じられて、どこまでも手放せない本たちだ。

(桜沢如一・石塚左玄)

*   *   *

こんな本も出てきた。
この中にある「科学は無双原理世界観に近づきつゝあり」というのは、今も通用する言葉だと思う。

*   *   *

これは小さくてメチャクチャ薄い本。
本文は18ページで、表紙にも、表紙の裏にも、びっしり文字が書かれていて、桜沢先生がいかにマクロビオティックを広めようと思っていたのか、その熱い想いがここからも伝わってくる。

 
 

裏には観相学についても綴られていて、一般の人が興味を引きそうなことが書かれている。

 
 

ちなみに、本の大きさは、iPhone 11 Pro Maxと似たようなもの。
きっとこれを何冊かポケットに入れておいて、すぐ人に渡せるようにしたのだと思う。

 
 

今、この時代に桜沢如一という人がいたら、間違いなくネットを使って凄いことをしていると思う。
彼の熱い想いを、そして、マクロビオティックを伝えてくれた先輩たちの想いを、今の時代に手渡しすることの意味を問い直した夜だった。

あ、そうだ、G.Oレターもひっぱり出さなくちゃ!

 
 
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iPhone11 Pro Maxで昼の京都タワーを撮影してみた

昨夜、新しいiPhone(iPhone11 Pro Max)に移行した。
早速、今日、京都タワーを撮影してみた。
(夜景を除く3枚はホテルグランヴィア京都の15階からガラス越し。)

 
 

【超広角で横撮り】

 
 

【超広角で縦撮り】

 
 

【望遠で縦撮り】

 
 

【2019.9.21の京都タワー 息子撮影】

 
 

あ、そうそう。
今度のiPhoneからデータの移行がものすごく簡単になって、あっという間に終わってしまう。
この進化は凄いと思った。

 
 
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お魚特訓の一日

2019年8月14日。
この日は“たくや”さんにとって、一生忘れられない日になったことでしょう。

“たくや”さんとは、大阪府茨木市のお魚屋さんのことですが、その主である白石卓也さんが、むそう塾にお魚に関する技術的なことを習いに来られたのです。

全国のむそう塾生は、たくやさんの丁寧なお仕事のおかげで、自宅でも美味しいお魚料理を作ることができて、日々感謝しているのですが、もっと技術を向上させるために京都までいらしてくれたのでした。

13時半から22時までの8時間、それはそれは濃い時間であり、二人の築いてきた信頼関係に私は静かに感動しておりました。
伝えたことがスッと理解してもらえる気持ちよさに、中川さんは本当に嬉しそうでした。

伝えた内容は、むそう塾の幸せコースや満足コース、そして秘伝コースで伝えた内容と全く同じです。
でも、受け手がプロだと、こんなにもススッと伝わるのだなぁと思いました。
いつも教室では、お魚が苦手という女性に伝えているので、たくやさんの気持ちの良い反応が新鮮でした。

*   *   *

では、ちょっとだけ雰囲気をお伝えしましょう。
まずは鯛をおろします。

 
 

たくやさんが持参された鯛は、コブが3つもあって、美味しいこと間違いなし!

 
 

中川さんがはらぼの骨のすき方を教えています。

 
 

鰹の霜降りを教えています。
仕上がりの美味しさに感動されていました。

 
 

鱧の骨切りです。(動画)

アドバイスを元に改善出来ました。(動画)

他にも烏賊や鯵の用途に応じた切り方を、細かく伝授していました。
お得意さんへの納品のため、ご自分のお店に並べるため。
お寿司用の切り方も教えて、お寿司も作りました。

*   *   *

【一日見ていて感じたこと。】

最初に中川さんはたくやさんが持参された包丁をチェックしていました。
それだけでたくやさんの仕事のしづらさをキャッチして、中川さんの包丁を使ってもらったところ、たくやさんがとても感動して、私がTwitterで度々流した動画の感想が飛び出したのです。

包丁の砥ぎ方はもちろんですが、包丁の形状や重さ、スイートスポットのズレなどが、すべて包丁仕事に影響していて、包丁の深い勉強にもなりました。
中川さんが幸せコースの時から、口を酸っぱくして塾生さんに伝えていることの背景は、こんなところにもあったのかと、新たに感動した私です。

一方たくやさんは、教えてもらった姿勢、包丁の持ち方、鱧のおろし方、切り方などで、体が驚くほど楽になって、疲れない仕事の仕方にビックリされていました。
「これならもっと仕事ができる! 疲れませんね!」「いや〜、寿命が10年伸びました!」と驚かれていました。

中川さんが教室でいつも塾生さんに伝えていたことが、たくやさんはすぐ反応して、その違いを実感してくださったので、中川さんが経験してきたことや、お弟子さんたちに伝えていたことは、貴重な内容だったのだなと私も確認することが出来ました。

*   *   *

最後に鯛茶漬けを食べて、携帯電話のお話を。
たくやさんはAndroidなので、今後の指導のためにiPhoneを買いましょうと話しているところ。
iPhoneでこんなに綺麗に写真が撮れることにビックリされていました。
(写真は中川さんがポートレートで撮りました。)

 
 

たくやさんは本当に気持ちの良い青年です。
目を見ればその人となりが伝わって来ることでしょう。
彼が中川さん仕込みの技術をマスターして、大阪一腕の良いお魚屋さんになってくれることを期待しています。

 
 
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