マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

マクロビオティックの氣とお料理の関係

塾生さん作の鉄火味噌を夫に見せた時の会話です。
夫:うわ〜! 粉みたいだね
私:(んふふ)
私:包丁一本でここまで細かく出来るなんて神業だよね
夫:ホントにむそう塾生ってすごいね〜

そうなんです。
横一文字に置いた爪楊枝よりもはるかに小さな粉のような粒が中川式鉄火味噌の特長です。
この細かさが難易度は高いのですが、鉄火味噌の効力をアップします。
スプーンについた鉄火味噌を、ハラハラと小皿に落としてみました。

 
 

Aさん作
中川式鉄火味噌 生徒作品1

 
 

Bさん作
中川式鉄火味噌 生徒作品2

 
 

AさんとBさんの氣を感じます。
皆さんはいかがですか?

マクロビオティックではあらゆる物事の氣をとても大切にします。
それは穏やかで平和なことばかりではなく、キュッとして目標に向かって突き進む素敵な氣です。
この氣は不可欠ですね。

それらの氣はこうしてお料理にも反映されます。
ですから、お料理を上達させようと思ったら、氣を調えることが不可欠です。
心にやましい思いを抱いたり、素直さが減少すると、途端にお料理がまずくなってきます。
この場合のお料理は玄米炊飯も含みます。

 

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白米を食べてマクロビオティックに暮らしています

石井2

 
 

石井1

 
 

11月14日23時3分、Is(26−7)( @arinkoyuko)さんに第二子が誕生しました。
女の子で、昨日退院されたそうです。

Isさんはご主人の勤務の関係で中国にいた時、初めて愛クラスに来られました。
その時はマクロビオティックにこだわって、硬い玄米ご飯を押し付けて夫婦仲も最悪になっていました。
硬い玄米ご飯のために体調も最悪でした。
そこで夫婦仲を改善することを最優先事項として取り組んでいただきました。
ご主人が玄米ご飯に積極的ではないため、白米を召し上がってもらい、その結果夫婦仲も改善して第二子の誕生となったわけです。
最近では9月28日のモバ味噌講座に参加されています。
Isさん、おめでとう!

 

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マクロビオティックの基本を極める 中川式鉄火味噌研鑽  

鉄火味噌研鑽 むそう塾

 

子象さんとまぁらさんの鉄火味噌です。
お二人の作品を見比べて、上達の参考になさってください。

 

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中川式鉄火味噌の復習 けれん味のない仕上がり

鉄火味噌の復習に燃えているまぁらさんが、また進化されました。
中川さんからのアドバイスの一部です。

「こういうのを「ケレン味なく」というのです。
気持ちが良かったでしょう?
時間がかかってもかまいません。
小さな小さなサイコロを作るのです。
ただひたすら。」

まあら 鉄火味噌

(まぁらさんの鉄火味噌)

<まぁらさんからのメール> 抜粋

【刻みに要した時間】
生姜  4分12秒
人参  14分42秒
蓮根   18分16秒
牛蒡   40分15秒
合計  約 1時間18分

今回は、中川さんのアドバイスを意識して、一枚たりとも、無駄にしない、同じ厚さで切ると決めて、慎重に切りました。
刃が食材に当たる瞬間を気をつけました。
それでも、綺麗に揃えることができず、まだまだと思いました。

【火入れに要した時間】
2時間20分

【作っての感想】
昨日は、早く作りたくて、帰って、そのまま、台所に直行しました。集中してつくれました。

【食べた感想】
ふわっとして、甘さもあり、美味しかったです。

責任あるお仕事をお持ちのまあらさんですが、こうして鉄火味噌の復習を頑張っておられます。
九州と京都に離れていても、本人のやる気さえあればこうしてどんどん上達することを物語ってくれる鉄火味噌の練習でした。
鉄火味噌を習った皆さんはどうされていますか?
上手になるにはひたすら練習あるのみですよ。

 

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マクロビオティックだからこそ動物性の食べ方を教えるむそう塾

私はいつも現実から目をそらさないで生きていたいと思っています。
それはマクロビオティックの料理教室として「むそう塾」を始めてから、特に重要なこととなりました。
なぜなら、相変わらず動物性は排除するけれど、甘いものは今までどおり、あるいはマクロビオティックを始めてから甘いものが増えたという人まで登場するからです。
先の記事に書いたように、マクロビオティックは完全に動物性を排除するものではありませんが、もし動物性をいただく場合には「良質のものを少しだけ+毒消しをしっかり」という食べ方をおすすめしています。

現実には、マクロビオティックをしていて動物性を一切食べない人はとても少ないと思います。
そもそも私はこの「マクロビオティックをする」という言い方が好きではないのですが、皆さんに伝わりやすいために敢えて使っています。
使いたくない理由は簡単で、「マクロビオティックは気づくもの」だからです。
ことさら「する・しない」と二分するような考え方は、ちょっと違うような気がします。
マクロビオティックとは、すでにある宇宙の営みと、そこから派生する自然界の動きと一緒に生きましょうという考え方だからです。
その考え方で物事を見て理解してくださることが「マクロビオティックに気づき」、それを意識して暮らしてくださることが「する」に該当するかと思います。

現実問題として考えると、私たちはお肉もお魚も食べて育って来ましたし、牛乳もそれらの加工品も食べて来ました。
そしてマクロビオティックの考え方を知らない人たち(こちらが圧倒的多数)は、きょうもそれらを「美味しいね♪」と食べています。
でも、ひとたび健康に目を転じれば、動物性は少なめにした方が良いのも現実です。
しかし、頭から動物性を否定するのではなく、食べ方を工夫することを教えてあげたら良いと思います。

そのためには「毒消し(または中和)」と言って、動物性が体に負担にならないような食べ合わせを知ると良いのです。
また、量はとても大切で、動物性の量が多いと、せっかく質の良い食材を選んでも帳消しになってしまいます。
そのくらい量の及ぼす影響は大きいのです。

一般的なマクロビオティック料理教室では、動物性のお料理は教えないで、野菜料理ともどき料理を教えているところがほとんどです。
しかしむそう塾ではあえて「ほんまもんの動物性」をどんなふうにして食べれば体への負担が最小限に食い止められるのかを教えています。
この方が現実的だと思うからです。
結果として、「あまり外食しなくなった」というご報告が多いです。
理由は「家のお料理の方が美味しいから。」
嬉しいですね。

ところで、最近は次々と食材の偽装が明るみに出て色々な意見が交わされています。
外でお食事をいただく場合は、おのずとコスト計算された上での商品であることを忘れてはなりません。
本物のお料理をいただきたいと思った場合は、それなりのお金をお支払いする覚悟も必要です。
そもそも常々舌を敏感にしておけば、ある程度のところまでは判別出来るはずです。
文字や数値を頼りに食べ物を決めるのではなく、自分の舌で納得できるものをセレクトする訓練をむそう塾ではいつもしています。

動物性であれ、植物性であれ、自分の体に最適な状態の食べ方をして、ぜひ「ほんまもんの人生」を切り拓いていただきたいといつも願っています。
それが「むそう塾スタイル」であり、無理のないマクロビオティックだと私は思います。

鯵の塩焼き むそう塾

(鯵の塩焼き 料理:中川善博)

 

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