中川式糠漬け」カテゴリーアーカイブ

塾長手本の糠漬けを教材としてお送りします!

毎年糠漬けを教えても、越冬できて今もキープしている塾生さんは少数です。
皆さんが熱心に取り組んでくださるのですが、ちょっとした判断ミスでダメになってしまう人が続出します。
そんな難しい糠漬けですが、腸を整えて免疫力をつけるには最適な発酵食品です。
何とかして塾生さんに塾長の糠床状態をタイムリーに知ってもらうべく、「塾長手本」(教材)として糠漬けをお送りすることにしました。
この糠漬けを元に、あなたの糠床の援軍にするもよし、美味しく味わってさらに糠漬けへのスキルを高めるのもよし。
教材として塾長の糠床手本をお役立てください。

なお、これは期間限定・数量限定の試みですから、いつまでもお送り出来るものではありません。
糠床を増やして行ける今の時期だけのものと思ってくださいね。
期間も人数も未定です。
お届け可能な分のみお送りします。
一回分は胡瓜を中心にその時に食べごろに漬かっている野菜を500g前後お届けします。
なるべく多くの方にお届けしたいので、一回に1袋のみでお願いします。

<申込み方法>

【申込み資格】
むそう塾の幸せコース修了者または第6期幸せコース申込者。
【教材代】
2,000円(税込み)(糠漬けを受け取り後直ちに振込みのこと)。
到着するまでお振込みはしないように。
【送料】
教材代とは別で着払い。
【申込み先】
「 order.musojuku@gmail.com 」 までメールをお送りください。
メールは次のように記載のこと。
・件名:「じゃい安 塾長手本希望」
・お名前
・塾生番号
・郵便番号
・住所
・電話番号
【発送】
漬かり具合を確認してメールの受信順にお送りします。

※注意:幸せコース修了者でも、商業目的やお料理教室に関係のある方の申込みはご遠慮くださいませ。

 
 

中川式糠漬け マクロビオティック料理教室

 
 
カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項, 中川式糠漬け | 2件のコメント

中川式糠床の今 産膜酵母の陰陽

産膜酵母 中川善博 糠漬け

(中川式糠床 産膜酵母がこんなに元気で力強い。ビロードのような表面に美しさを感じる。 2014.3.26撮影)

 
 

季節を感じてグングン変化する中川式糠床。
フタをされた樽の中にあっても外の環境を判断している。
人間よりずっと賢くて繊細。
愚かな人間はこの変化について行けない。

産膜酵母が陰性に傾くと糠床はSOS。
写真はしっかりした陽の状態。
これをもっと熟成させて塾生さんのもとに届く。
果たして何人がこの糠床をキープ出来るのか?

 
 
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中川式糠床の予約開始!

立春が過ぎて、今年も中川さんが糠床を増やし始めました。
人間より賢い菌の世界は、こんなに寒い日でもちゃんと季節の変化を感じて動いています。
年々濃厚に美味しさの奥行きを増し続ける「中川式糠床」。
菌の世界は本当に賢くて、便利さに囲まれて生きてきた我々には扱いにくい存在です。
でも、だんだん菌の扱い方に慣れて、一年中美味しい糠漬けを食べているむそう塾生も増えて来ました。
嬉しいですね。

マクロビオティックでも発酵食品の重要性は一番に挙げられています。
免疫力を高めてあらゆる病気から我が身を守るためにも、糠漬けが美味しく漬けられるようになりましょう。
中川さんの糠床はお塩と米糠だけで作るのに超極上の旨味があります。
そんな糠床をこれからご予約者の人数に合わせて発酵熟成させたうえでお届けします。
以下に要領を書きますので、間違わないようにしてください。

【予約できる人】
パスポートを取得されたむそう塾生限定。

【糠床のお届け予定】
5下旬~6月上旬頃(熟成度によって決定)

【糠漬け講座の単発開催】
・糠漬けが初めての人はこちらを受講のこと。(再受講も可)
・5月30日(金)、5月31日(土)、6月1日(日)、6月2日(月)を予定
・受講費:54,000円(容器・宅配料・消費税込み)

【糠床の宅配】
・すでに糠漬け講座を受講した人が対象。
・糠床代:43,200円(容器・宅配料・消費税込み)
・管理方法のポイントを書いた覚書を同封。

【糠床の量】
野田琺瑯の10リットル容器に6分目程度。

【容器について】
昨年糠床を買われたかたで、すでに容器(ラウンドストッカー)をお持ちの方がご予約される場合も新しい容器でお届けします。
これは糠床の乳酸菌が微妙に古い容器の保存状態を反映してしまうことを考慮したためです。

【注意】
今年からは幸せコースのカリキュラムに糠床が入っておりませんので、糠床がほしい方は必ず予約をしたうえで、単発講座を受講してください。

【予約】
こちらの予約システムから。
(システムの関係上6月2日になっていますが、予約のみで使用します。開催日の詳細などは4月上旬にお知らせします。)

<お知らせ>2/6 23:10追記
予定の個数がすべて予約済みになりましたので、ただいまTwitterにて追加予約をお受けしております。
こちらのご予約は発送が2週間ほど遅れますのでご了承ください。

 
 

中川式糠床 マクロビオティック

(中川式糠床 立春のころ、丸二日間混ぜなかった状態

 
 
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中川式糠漬けは数字にとらわれていると間違うことがある

糠漬けは食べるのが好きでも、維持するのが難しくて・・・という人が圧倒的です。
糠床を美味しくキープするにはいくつかポイントがありますが、案外思い込みが悪さをしていることもあります。
すでに中川式糠漬け講座を受講された人は、講座で説明していますのでご存知の内容ですが、もう一度ここで取り上げます。

下の2枚の写真は、左が米糠、右が塩です。
どちらも100グラムあります。

米糠と塩の体積 むそう塾1

米糠と塩の体積 むそう塾2

 
 

単純に書いてみますね。
米糠:100グラム
塩:100グラム

どんな印象でしょうか?
うわ! 同じ量だから塩が多すぎ!と思いませんか?
でもね、案外これが勘とピッタリしているものなんです。
つまり、糠床には思いのほか塩が必要ということです。

人間の勘って、当てになるようなならないような(笑)
その辺が糠床を腐敗に導くか発酵に導くかの分かれ道になることもあります。
こんなことは小学3年生で習う内容ですが、それがまさに糠漬けにも影響するのです。

 
 
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マクロビオティックで行き詰まった時にはどうするべきか?

先日お問い合わせメールをくださった方の内容は次のようなものでした。

Aマクロビオティック教室で師範科を修了し、今はBマクロビオティック教室で習っているけれど、B教室の先生にA教室の玄米の炊き方が陽性すぎると言われた。
一時は良くなった体調が悪くなってきた。
マクロビオティックをこのまま続けていいのか悩んでいる。

このようなかたはとても多いですね。
私はこのかたにお会いしておりませんので、具体的なアドバイスは控えますが、このブログをご覧くださっているかたのためにも参考になる程度でのアドバイスをさせていただきます。

私が思うのは、なぜ師範科まで行って自分の体調コントロールが出来ないかということです。
きっと受け手のままで終わってしまったのでしょう。
B教室では体調に対処すべき具体的な炊き方を教えてもらっていないので、ご自分で試行錯誤するものの、体調の改善は見込めていないのでしょう。
結果としてマクロビオティックをしているのに体調が悪いという人がゴロゴロいる現実があるだけなのです。
全国にこんな人がたくさんいて、相談できる人も身近にいなくて、途方に暮れていることと思います。

そんな時には迷うことなく白米に戻りましょう。
そうして体の変化を感じるのです。
頭でゴチャゴチャ考えるより、体は間違いのない答えを出してくれます。
今までどれだけの人にそんなアドバイスをしたことでしょう。
そうすると間違いなく「え? マクロビオティックなのに白米ですか?」とビックリされます。
でも白米なのです。
マクロビオティックだからこそ白米なのです。

なぜなら、そこに行き着くまでかたい玄米ご飯で相当胃腸を痛めつけているので、緊急避難的に白米のやわらかさでリハビリしてあげてほしいからです。
それなのに「マクロビオティックだから玄米」という思考から抜け出れないと、どんどん胃腸が傷つけられて、やがて出血をしてしまうことになります。
ふつうは体からのサインで、玄米ご飯を食べたくなくなるものですが、頭でマクロビオティックをしている人は、そのサインを見逃してしまうのです。

この問題は、玄米ご飯を白米並みのやわらかさに炊き上げれば解決出来るのですが、その炊き方がなかなか難しいのです。
先日の愛クラスでも電気釜で玄米ご飯を炊いている人がいました。
案の定、ご主人が朝から体調がすぐれないそうです。
まだお若いのに・・・。

ひと口に玄米といいますが、むそう塾でたくさんの人が持参してくださる玄米を中川さんが診断していると、難易度の高いものを選んでいる人が多いです。
しかしそれは白米で食べればとても美味しいお米であって、玄米で食べるにはかたすぎるお米なのです。
ですから、炊き方に工夫が必要になります。
その判断ができないまま、単に炊飯器で炊いたり、全員が同じ炊き方をするようでは、なかなか玄米の持つ良さは発揮できません。

このことをしっかり踏まえて玄米ご飯を召し上がらないと、マクロビオティックをしていてもちっとも健康にはなりません。
私はマクロビオティック指導者がもっともっと玄米の炊き方を丁寧にフォローすべきだと常日頃思っています。
マクロビオティックが実用哲学だというのなら、ちゃんと実用できるレベルで伝えるべきだと思うからです。

ですから、冒頭のかたは一時期白米を召し上がって、体調の変化を観察することを今一番していただきたいです。
その際、甘味料と動物性は控え目(まったく摂らないではない)の方が体調は良くなることが多いです。
それから、主食を白米になさると、伝統的なかつお節や昆布で取ったお出汁が美味しく感じられます。
それらの味を楽しみながら、盲信していたマクロビオティックを根底から考え直すのが良いと思います。

そのうえで、マクロビオティックの良い点と悪い点を客観的に判断なさって、陰陽のある生活をなさるのが良いと思います。
玄米ご飯も白米ご飯も、麺類もパンも、すべては体調と相談しながら取り入れるのがマクロビオティックであることをお忘れなく。
著しい偏食に陥らないよう、偏った思考にならないよう、それだけを祈るような気持ちでこの記事を書いています。
どうぞ皆様の毎日が健康でありますように。

 

中川式糠漬け

(中川式糠漬け 陰陽仕様 漬けた人:中川善博)

マクロビオティックなんて知らなくても、こんな糠漬けを1年中食べていられたらまずは大丈夫。
あとはちょっとした陰陽バランスです。
それがマクロビオティックの真髄なんですがねぇ。

 

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