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ママ友との飲み会をマクロビオティックの陰陽で考えてみましょう
こちらの記事に関連して、さっこさんから新たなメールをいただきました。
そのメールですが、実は陰陽で考えたらとても勉強になる内容なのです。
そこで「公開 マクロ美風の陰陽落とし込み講座」をしましょうかね。
まずはさっこさんからのメールをお読みください。
<さっこさんからのメール>
美風さん、おはようございます。
記事にしてくださってありがとうございました。
自分にもっと体力があったら、
もっともっと作れたなぁと思っていました。
夏を無事に越えて、すこーしは体力がついたかな?と思っていますが
体力よりも、集中力(陽性さ)をもっと身に付ければ
多くの家事も仕事もこなしてゆけるんだなぁと
先日の陰陽講座で「はっ」としたのでした。
お仕事が終わってお迎えに行くとつい気持ちがゆるみ、
夜は甘いものが食べたくなったり
ごはんを食べ過ぎたりします。
まだまだバランスの取り方がヘタで
誰かに頼るのもヘタです。
でも、今回のように
「あれ作ろう、これ作ろう」
「これは下準備しておける、あれはみんなが来てから仕上げよう」と、
いろいろ考えて行動するのはとってもたのしくて
そういうときは背筋が伸びて、おなかも空かないんだなと
久しぶりにその感覚を味わいました。
自分がたのしいと思えること、陽性になれることを増やしてゆけたらなと思います。
それから、
いつもの居酒屋でのママ飲み会では
みんな職場の愚痴が多かったのですが
今回は子どものことや暮らしのことなど楽しい話ばかりできて、
常にみんな笑顔だったことが印象的でした。
お料理のチカラはすごいです。
いつもありがとうございます。
またご報告させてください^^
がんばります♪
さっこ
* * *
まず、
>そういうときは背筋が伸びて、おなかも空かないんだなと
>久しぶりにその感覚を味わいました。
とあります。
これは陽性(集中している)になっている状態ですね。
ということは、日々のお仕事のときには陽性度が低いということになります。
きっとお料理の方が好きなんだと思います。
>自分がたのしいと思えること、陽性になれることを増やしてゆけたらなと思います。
そうなんです。
そんな生き方をしましょうよと言っているのがマクロビオティックなんです。
そのために体調を少し陽性寄りにもって行った方が、夢を実現できる人生になります。
だから桜沢先生は「夢は昼間みるもの」と言い切ります。
夜に夢をみるのは、マクロビオティックでは良しとされません。
陰性な体調では集中力が乏しいので、実行力がドンと落ちてしまいます。
でも人間はそんな体調であるにもかかわらず、欲や夢は一人前に持つので、出来ないことが多すぎて不満ばかりが増えていきます。
不満もまた陰性ですから、どんどん陰性のスパイラルにはまっていきます。
そんな人って魅力的ですか?
お友達になりたいと思いますか?
やはりお友達になりたいのは、元気そうで笑顔があって、前向きに人生を生きている人ではないでしょうかね。
その人と一緒にいると気持ちが軽くなったり、落ち着いたり、希望がもてたり、パワーをもらえたりする人の方が良い印象ですよね。
そこなんです。
そこが人生を分けるのです。
自分はどんなタイプの人間なんだろうって、冷静に自分を診断して、運を引き寄せられる自分になることをマクロビオティックは可能にしてくれます。
そのために陰陽を落とし込んで、自分が生きるステージをアップさせましょうというのが陰陽落とし込み講座の目的です。
* * *
>いつもの居酒屋でのママ飲み会では
>みんな職場の愚痴が多かったのですが
>今回は子どものことや暮らしのことなど楽しい話ばかりできて、
>常にみんな笑顔だったことが印象的でした。
>お料理のチカラはすごいです。
これが環境の陰陽というものです。
同じ人間でも環境によって思考も変化することの良い例です。
だいたい居酒屋はそんなに明るくありません。(陰)
お酒が入ります。(陰)
周りもお酒を飲んでいる人ばかりですから、その場の空気にはアルコールを含んだ空気が漂っています。(陰)
そんなところでは建設的な会話も少なくなります。(陰)
当然愚痴話も出ます。(陰)
まあ、酔った開放感から少しはテンションが上って楽しくなることはありますけれどね。
それに比べてさっこさんの家は日常の生活の場であり、子供が5人もいました。(陽)
何よりもさっこさんの氣がこもったお料理でした。(陽)
当然のことながら毒消しを考えながら作ったお料理が身体に負担になるはずはありません。(陽)
居酒屋のような空気でもありません。(陽)
これだけ考えても自然に心地よくなって笑顔が増えるのは陰陽の法則どおりです。(陽)
どうですか?
陰陽って面白いでしょ?
あ〜、こんなことをもっともっと沢山お伝えしたかったのです。
夜中に書いた記事とは別の続編をしちゃおうかなと、記事を書きつつ思いました。
(さっこさん:スカートの裾の色っぽさが見えないのが残念・・・。)
カテゴリー: マクロ美風の陰陽落としこみ講座, 体験談
4件のコメント
フランスに留学中のむそう塾生便り(1)
パリに留学されたhanaさん(34−9)からメールが届きました。
ご結婚もお仕事もされているのですが、良いチャンスをいただいて留学を決心されたのです。
新婚ホヤホヤで離れ離れになってしまいましたが、きっと彼女ならうまく乗り切ってくれると信じています。
なお、桜沢如一先生はフランスであの「無双原理・易」を書き下ろし、その後の活動が認められて、フランスの名誉市民でもあったのでした。
なお、パリには桜沢先生の直弟子さんがお料理教室もされているし、日本からはCI協会の田中愛子先生も毎年パリ入りされるし、マクロビオティックの普及が盛んな国です。
次のパリからのリポートを楽しみにしています。
Twitterで彼女のつぶやきを楽しみにしているむそう塾生仲間も多いので、記事にさせていただきます。
<hanaさんのメールより>
美風さん
お久しぶりです。
ずっとメールを差し上げようと思いながら、10月になってしまいました。
おかげさまで、無事パリに着いてから2週目となりました。
4月に留学の話が出てから、トントンと話が進み、とてもスムーズに渡仏できました。
Twitterでも少しお話させていただきましたが、こちらはもう秋でとても涼しいです。
朝晩は北海道の秋を思い出す寒さです!
国際大学都市という、パリ市の南部にある学生寮の集まった一角に住めることになり、キッチンやシャワー、トイレは共同ですが、管理の行き届いたよい環境で暮らしています。
とはいえ、やはり空気が乾燥しており、水道水は髪を洗うとベトベトにごわつく硬水で、日の出もとても遅いなど、環境の違いを肌で感じています。
食材については、乳製品やパン、ワインなどは日本よりはるかに充実していてリーズナブルです。
野菜や調味料は、種類も鮮度も質も、お店によってずいぶん差があり、メトロを乗り継いで、色々お店を見て回っています。
お米は、味付き(!)のタイ米なんかが結構売っていて、面白いです。
食事については、何を食べるか、というのも手探りですが、それ以上に、どう食べるか、だなあ、と幸せコースで教えて頂いたことを改めて感じています。
とりわけ、東京にいたときは、少なくとも朝晩は、夫と一緒だったので、その違いを感じています。
結構カフェや学食、寮のレストランに行くのですが、なんとなくゆったり流れる人々のざわめきが心地よかったりします。
幸い玄米もいくつか種類を見つけられ、もうすぐ圧力鍋も届くので、自分の身体の声と相談しながら、こちらでのちょうどよいバランスを探っていこうと思います。
ちなみに、ごはんを食べてくれそうな友達は数人できました(笑)
日本語に触れる機会が極端に減り、時間の流れ方が不思議ですが、楽しんで勉強したいと思います。
年末年始に夫が来てくれることになったので、それを楽しみにもしつつ…!
しばらくお会いできませんが、ブログやTwitterでいつも元気をもらっています。
またご連絡させてください。
美風さんもお元気で!
hana
美味しいカフェは美味しいですが、食事はとてもボリューミーです。
スーパーの野菜売り場。ドーンと置いてあります!
教会も多く、キリスト教の国なのだなあとじみじみ感じています。
こうしゅうくんのママお料理おいしかったよ、ぼくのママにも教えてあげて
塾生のさっこさんからメールをいただきました。
彼女は上級幸せコースを修了して、今はお仕事をしながら子育てを頑張っています。
中川さんから教わったお料理をちゃんと復習して、お料理や編み物をこなしながら忙しい毎日をこなしています。
昨日も東京の講座でお会いして、お元気な様子に安心したばかりです。
初めて愛クラスにいらした時から比べると、もう別人かと思えるほど変化して来ました。
やはり行動的なお仕事が良かったようです。
ところで、中川さんはお料理を教えるときに、洗い物を一つでも少なくする方法で工程を考えています。
忙しい主婦でもササッとお料理が出来るように考案された料理方法が、こんな場面でも力を発揮してくれたことが嬉しいです。
嬉しい内容のメールだったので、みんなで共有したいと思って記事にさせていただきます。
<さっこさんからのメール>
美風さん、おはようございます。
金曜日の夜、仕事のママ友だちとその子どもたちを招いて、
ホームパーティーをしました。
月1くらいでみんなで飲み会をしていたのですが、
今回はお店の予約が取れなかったのでとっさに「うち、来る?」と言ってしまったのでした。笑
ママ4人と子どもが5人、
唐揚げやポテトフライ、玄米チャーハン、おにぎり、パスタ、
酢の物、こんにゃく直鰹煮、れんこんボール、揚げ浸し、つみれのお汁、、、
中川さんがブログで紹介されていた、ブロッコリーにベーコンとチーズを合わせてオーブンで焼いたものや
枝豆の茹で方も、ブログ記事を思い出しながら
とにかくたくさん、たくさん作りました。
お友達を招くにあたって作りたいと思ったのはやっぱりむそう塾で教えていただいたメニューで、
そのどれもが好評で、あっという間になくなっていきました!!!
ママたちも喜んでくれたけれど
やっぱりうれしかったのは子どもたちの笑顔で
とくにおにぎり、ポテトフライ、れんこんボール、唐揚げは大人気でした。
こうちゃんはまだみんなが来る前からつまみ食いして、にこにこ笑
大人はお酒をたのしんで、子どもたちは食後の果物もモリモリ食べてました。
美風さん、わたしうれしかったです。
いちばんうれしかったのは
5歳の男の子が、普段はやんちゃでちょっとナマイキ君なのに
気づいたらわたしの隣に来ていて、
「こうしゅうくんのママお料理おいしかったよ、ぼくのママにも教えてあげて」
と、言ってくれたことでした。
思わずママたちと大笑いしてしまいました。
いっぱい作りながら
組み合わせや毒消しのことを思い
合間に片付けをしながら、洗い物の少なさに改めて感動し
ママたちと談笑しながら、中川さんと美風さん、クラスメイトの笑顔が浮かぶのでした。
Twitterやメールなどでもあまりご連絡ができなくなってしまいましたが
いつまでもむそう塾がだいすきです。
ありがとうございます。
写真は、うれしそうにポテトを頬張るこうちゃんです♪
さっこ
マクロビオティックを理解するために 課題図書の感想文より
むそう塾の幸せコースでは座学の授業がありますが、最初に課題図書を読んでその感想文を提出してもらいます。
それはマクロビオティックを正しく理解するための導入部分で、この感想文提出のおかげでマクロビオティックに対する間違った認識を修正することができるからです。
今年の場合は6月に急にできた空席をNaさんが埋めることになり、2回目の授業から出席して必死に桂剥き投稿に挑んでくださいました。
その桂剥き投稿もやっと終わって、直ちに課題図書を読んで感想文を送ってくださいました。
その内容がとても素晴らしく、100点を差し上げたいくらいの出来ばえでした。
マクロビオティックを正しく理解してくださったようで一安心です。
彼女は某マクロビオティック指導校の通信教育を受けられていたのですが、そこでは陽性で締まっている体調と判断されて、もっと陰性な食事をするように指導されていました。
しかし、彼女は具合が悪くて寝込むことも多く、仕事ができない状態です。
一目で陰性状態だと判断できるほどだったので、鉄火味噌を上手に作れるようになったIsさんに頼んで、Naさんに鉄火味噌を送ってもらいました。
その鉄火味噌に救われてNaさんは何とか台所に立って桂剥きを完走することが出来ました。
マクロビオティックの一番危険なところは陰陽判断を間違うことです。
それを防ぐためにむそう塾では基本中の基本をしっかり身につけて欲しくて、お料理とは別に座学の時間を設けています。
実際の生活で使いこなしてこそマクロビオティックは活きてきます。
Naさんの感想文には私が伝えたいことが網羅されています。
8月4日から始まる「マクロ美風の陰陽落としこみ講座」では、その陰陽を日常生活の中でいかに具体的に気づき使いこなせるかに焦点を当てて解説します。
お楽しみに♪
* * *
<Naさんの感想文より>(原文のまま)
私が課題図書を読み、中でも特に思いが強かった事柄について
3つの章立てで 記述していきたいと思います。
1.マクロビオティックとは
マクロビオティックを知りむそう塾と出会うまで、私はマクロ
ビオティック=食事法だと思っていました。
しかし、マクロビオティックを実践するという事は、宇宙の秩序
に沿った生き方をすることであるという事を知りました。
ではその宇宙の秩序とは、記述によれば、無限から陰陽の二極が
生じ、この陰陽両極が絶えずぶつかり合いながら螺旋を生み、
陰陽正反対の動きを繰り返しながらバランスを取っている。
すなわち我々地球上に存在するものはすべて、人間であれば
頭のてっぺんから足の先まで、拡散の方向へ働く力・性質−陰と
収縮の方向へ働く力・性質−陽の動きを繰り返している、と
読み取りました。
この宇宙の秩序、すべての存在が陰陽を絶えず繰り返している
ことを理解し、陰陽で物事を考えて暮らしていくという事が、
マクロビオティックを実践していくことだと、
私はこれらの本から理解しました。
人間は食事を摂らなければ生きていけないですし、食べたもので
体がつくられる、血液の質が左右されることから、陰陽を
踏まえた食事法が重要ですが、マクロビオティックにおける
食事法はそれ自体が目的ではなく、健康を手にするための方法
であり、食事法に限定されるものではなく、生き方の指針である
と改めて思いました。
健康を手に入れて自分が幸福だと思う人生を
歩んでいく事、そこに自分がマクロビオティックを実践して
いく大きな目的があると思いました。
2.食事について
先程、マクロビオティック=食事法と認識していたと
書きましたが、その食事法とは、玄米(全粒穀物)を主食とし、
すべての食材を陰陽どちらかに分類し、調理法も考慮して
男性なら陽、女性なら陰の食事を心がけるもの、との認識でした。
この認識では、陰陽を物差しで考えていて、絶対的なものと
とらえています。しかし、陰陽は絶えず入れ替わり、相対的な
ものでした。すべてのことは変化する、絶対の陰と陽は存在
しない・・細胞は日々生まれ変わり、地球は回り続けて
全く同じ日が訪れることはなく、
それらを思えば陰陽が絶対的ではないとわかりそうな
ものでした。
しかし、どうしても知識として覚えることに重点をおいて
しまい、自分で体験し、体感していく事がおろそかになってしまう、
上手でないところが著しい偏食につながっていたと、今では思います。
(これは、現在の日本の教育そのものですね・・受験勉強の
ための知識偏重で、体感し学習する機会は与えられません。)
絶対的な陰・陽にとらわれていることで、だんだんと
自分の体の状態も正しく理解できず、「陰性を心がけて
いるはずなのに、どうして具合がよくないのだろう?
もっと陰性が必要なのだろうか?」となってしまい、
悪循環に陥っていました。
しかし必要なのは調和を求めること、陰性に偏らず、
陽性に偏らず、常に中庸になることにつとめることで、
そのためにむそう塾の(中川さんの)陰陽料理が重要で
あるとわかりました。
また、どうしても頭で考える癖が抜けず、己を知らず
無理をして体調を崩す傾向がある自分にとって、
健康の七大条件に自分の状態を照らして、日々の生活を
送り、振り返ることが必要だと思いました。
日々のお便りをきちんとチェックするとか、朝すっきり
目覚められるかどうかとか、そういったことも
おろそかにしてきたんだな、とこれまで(むそう塾に
出会うまで)の生活を改めて思い出しました。
結婚し出産してからの生活は、働いてはいたものの、
出来合いのものは味が好きではないので料理はしていました。
しかし、忙しいからと味噌汁は作らない、調理の時間を
短縮するために、自作の冷凍食品を仕込んで電子レンジを多用する、
(息子が離乳期のとき、おかゆをたくさん作って小分けにして
冷凍、食べさせるときはチンしていました。
今考えると恐ろしいことですが、時短テクという名で
子育て雑誌に書かれているのです。)
焼きさんまを出しても大根をおろすのが面倒だから添えない、
栄養満点と思い夕食は肉と魚両方のおかず・・
など、知らないことは恐ろしいことだと、今では思います。
これで体を壊したという事は、自然に沿った暮らし方を
してほしいという体からのSOSでした。
子供や夫に大きな不調が起きなかったことが救いです。
「『炊事する時間と、ご飯をゆっくり噛むひまがない人』は
幸福になれる見込みはありません。」という言葉は自分を含む
多くの現代人にとって重要な言葉ですし、
母親として「親は子供に対して、常に医者であり、台所の家庭薬局の
薬剤師でなければならない」という言葉は肝に銘じる必要が
あると思いました。
3.女性として生まれたことの意味
以前の自分は、フェミニズムや、ジェンダーフリーと
いった思想に大いに同感していた時期がありました。
極端に、自分の女性性を否定し、性的な役割(女は家庭、
男は仕事といった)を時代遅れと思い、男性並みないしは
それ以上に働いて稼ぐべきであると考えていました。
これは、受けた教育と、育った環境によるところが大きいと
思っています。
女性を家庭役割に縛りつけることが悪、という思い込みが
あったのです。
これは、最近まで少なからずそう思っていました。
男社会の、またほとんど男性ばかりの職場で男性と
同等に働き、夫とほぼ同じ収入を稼ぎ出すことが、
自分のアイデンティティを支えるのに重要なことだった
のです。
最近は、イクメンという言葉も流行っており、
幼い子供をもつ(主に共働きの)夫婦にとって、
「父と母の役割は、父が子に母乳を与えられない以外は
同じである」という認識が急速に広まっています。
しかし、自分が子供を育てていくうち、また会社で
少なくない数の女性が女性機能の不調を訴えている
(自分も含め)のを耳にするうち、男女の役割が
全く同じであるという事はないのではないかと、
これまでの自分の考えや、広まりつつある上記のような
通念に疑問を抱き始めました。
(男性も育児に参加することは、重要であると思いますが)
そして、その疑問に対する一つの回答が課題図書に
ありました。
男女がこの世において担う役割が全く同じであるなら、
「男」と「女」という別の存在である必要はないはずです。
それぞれがもつ能力と役割に違いがあるから、天は
人間(生物)を男と女に分けたはずです。
男性は、主に天のエネルギーを受けた「陽」の存在、
女性は、主に地のエネルギーを受けた「陰」の存在で
あり、陰陽二極の力が引かれ合い、調和を生む。
であれば、子供に対する役割、家庭で担う役割、
社会で担う役割は、男女で違って当たり前なのでした。
自分は、結婚・出産で女性のキャリアが中断されることが
非常に嫌で、また、自分勝手な父の奴隷のような母の姿も
重なって、今すぐ男性に生まれ変わりたい、と思って
いました。
しかし、大切な息子を授かり育てている今は、
女性であることをとても幸せに思いますし、
また、課題図書にあった「母性はすべての女性が与えられ、
子供への愛情、感情の豊かさはひいては人類存続に
対する本能(精神)なのです。」という言葉に
勇気づけられました。
子供がいようといまいと、女性自体が命を生み出す
性であることは間違いなく、女性として生まれたからには、
女性としての能力を活かして生きていく事が自分自身の
幸せにつながり、また社会の調和を実現していけるのでは
ないかと思います。
ずっと、何事も自分中心に考えていました。
子供を産んでもなお、です。恥ずかしい限りです。
(今でもそういったことは絶えず省みなければ
なりませんが・・)
しかし、こうしてたくさんのことを学ぶ機会を頂いた
今は、それは、何より間違っているし、せっかくの限りある
時間を無駄にすることだと気づきました。
親となったことは、宇宙全体から見たら命をつないでいく
役割を担ったという事だと思います。
また、健康な人間となり、女性としての自分の
能力を磨いて、「母」としての役割を家庭で、
社会で果たしていく事。
家庭の台所を預かることに、自信と誇りと責任を
持って生きていこうと、改めて決意しました。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 体験談
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お料理を「美味しい」と言ってくれる人がいる喜び
昨夜京都から帰宅したら、塾生のHoさんからメールが届いていました。
夏の特別講座の復習をして、ご実家のご両親に召し上がってもらった時のことが書かれていました。
その内容がとても嬉しかったので記事にさせていただきます。
<Hoさんのメールより>抜粋
実家では最近はもう、中川さんに教わった料理を皆がすごく、期待してくれてます。
賀茂茄子のピザを焼いたところ、衝撃のおいしさだったようで、感激してくれました。
稲庭うどんがあったので、涼麺の出しを、うどんバージョンで作って持参したものも、大変に好評でした。
どちらも、胃に負担をかけないので、胃腸が疲れず身体が楽で、結果として、短気な父もあまり噴火せず、機嫌がよい。
というメリットもついてきて、母も喜んでいました。よかったです。
周りが喜んでくれると、自分が嬉しくなり、ほのぼのします。
生きるって、こういうことなんだ、このささやかでかけがえのない喜びの積み重ねなんだと、感じます。
一人の今を嘆くことなく、つながりを大切にしたいと思いました。
(温泉玉子の黄身はこんなふうにまん丸く作る。 料理:中川善博)
最近の彼女はお料理にどんどん意欲が出てきて、こんなに素敵な「温泉玉子の西京漬」まで作りました。
そうして、お料理が苦手だった彼女はもう過去の人になってしまいました。
素直に中川さんに教えられたお料理を作っているうちに、そのお料理を召し上がってくれた人が喜んでくれる喜びを知りました。
その喜びは彼女に大きな力となったことでしょう。
「美味しい」と言ってくれる人の存在。
たった一人でもいいから、そんな人の存在で人は強くなれるんです。