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玄米は炊き方次第で毒にもなり得るので要注意(Fuさんの体験)

「玄米の炊き方秘伝(第75回 愛クラス)」(8月25日に開催)を受講されたFuさんの玄米投稿が終わりました。
5日間の間に3回投稿されました。
初めて小豆ご飯を炊いたそうですが、こんなふうに52点の炊き上がりでした。
見事ですね。
彼女のメールから学ぶことがありますので、記事にさせていただきます。

 

<Fuさんからのメール> 抜粋

中川さん、おはようございます。

本日も、よろしくお願いします。

初めて、小豆ご飯を炊きました。
何も分からかったのですが、調べてしまうと迷路に迷い込みそうだったので、むそう塾の先輩方の小豆ご飯の写真から、想像して炊きました。

中略

この度のR投稿で調整していただいた玄米ご飯は、本当に素晴らしいです。
お腹が全く痛くなりません。
お通じも大変良くて、本当に、今までどんなにダメな玄米ご飯を炊いていたか…分かっていたけれど、それがどれだけ危険だったかもよく分かりました。
実は、春からずっと肩がガチガチに凝っていて、首を動かすのも痛くて、右腕が上がらなくなっていました。
そして一ヶ月前から右肩によく分からないブヨブヨとした出来物ができて、治る気配もなく、なんだろう?とは思いましたが、アトピーの治療で大量にお薬を摂ったし、体調に変化があってもしょうがないと思っていました。

ところが、前回の投稿でOKを頂いた玄米ご飯を食べると、その日のうちに肩凝りが消えて、首も腕も、嘘のように痛くなくなりました。
右肩の出来物もどんどん無くなって次の日には、ブヨブヨは消えて平になり、傷が残っているだけになりました。
これが、思い込みと言われるかもしれませんが、本当に自分の体に起こった変化です。
だから、100日食べたらどんな風に自分が変わるのか、本当に楽しみです。
ブレないよう、同じ炊き上がりの玄米ご飯を炊き続けられるよう、これからも頑張りたいと思います。

ありがとうございました。

*   *   *

<マクロ美風より>

Fuさん、こんにちは。
まずは玄米投稿をお疲れ様でした。
毎日頑張って、最後は見事に美味しい小豆ご飯が炊けましたね。
プレーンな玄米ご飯があれば、それだけで嬉しいのですが、たまには目先を変えて小豆ご飯も嬉しいですね。
1日と15日に小豆ご飯を炊いて、お疲れ気味の腎臓にご褒美をあげるのも良いでしょう。

私がFuさんを偉いなと思ったのは、迷路に入り込まなかったことです。
巷に溢れる情報は、時として悪い方に作用するものもあるので要注意だからです。
むそう塾を信じて、先輩から学んで、ご自分の感性で炊き上げて正解でしたね。
そして、さらに嬉しいことに、お身体に変化があったのですね!
それも、こんなに早く!
ちなみに、ここに書かれているようなことは、大なり小なり玄米ご飯を召し上がった方たちには見受けられることです。
でも、それが急な変化でビックリなさったのだと思います。

私はいつも、「白米のように消化吸収の良い玄米ご飯」を炊かなければ、玄米の悪い面が勝ってしまうので、玄米は絶対パスポートレベルで召し上がってほしいと書いています。
それが出来ない場合は、白米を食べてほしいとも。
硬い玄米ご飯が体に与える影響は計り知れなく、むしろマクロビオティックを始めてから体調が悪くなったという人もたくさんいます。
悲しいですね。

Fuさんもパスポートを取られてから、何らかの理由で玄米ご飯がうまく炊けない日々が続いた結果、上記のような症状が出ていたものと思われます。
愛クラスの日を含めて、理想的な炊き上がりの玄米ご飯が入った結果、体が一気に吸収してくれたのだと想像します。
あなたには精神的な面も大きく作用しますから、ちゃんと基本に立ち返れた安心感も大きかったのかも知れません。
これからもこのレベルの玄米ご飯を召し上がって、さらなる変化を体験して下さい。
精神的にも強くなれますよ。

なお、陰陽を突き詰めて考えると、もっと小豆ご飯が美味しく炊き上がります。
今はまだ陰陽がよくご理解されていないとのことなので、これからでも良いですから、「マクロ美風の陰陽落としこみ講座」を受講されたら良いと思います。
マクロビオティックのことや陰陽のことを、具体的に生活に落とし込めるようお伝えします。

次は、9月のモバ味噌講座でお会いしましょう♪

 

てっせん 蛇籠

(てっせん 京都 宝泉)

 

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小麦は食べるな すべて小麦が原因だった!

Amazonで本を注文するとき、何かの間違いで3冊頼んでしまったようです。
同じ本が3冊届いてしまいました。
でも、読んでみると、大いに納得出来る部分もあるので、どなたかにプレゼントします。
明日は愛クラスがあるので、その時にほしい方は手を挙げてくださいね。

ちょっと小麦粉の害が誇張されているかなと思いながら読んでいました。
でも、今まで多くの人を見ていて、思い当たるフシがかなりあるので、マクロビオティック的にも頷けるのです。
要するに最近の小麦粉は品種改良されすぎて、もはや人間に害を及ぼすレベルまで品種破壊をされていることが諸悪の根源なのです。
これはアメリカの話なのですが、日本は小麦の全消費量の85%を輸入に頼り、そのうち6割をアメリカが占めている現実を考えると、小麦に対しての認識を正しく知る必要があると思います。

過去に「食生活欧米化の真の原因」という記事を書いていますが、この記事の内容とは別に、今は小麦の「質」が著しく低下してしまって、もう危険ゾーンに入ってしまったという話です。
それがアメリカでは色々な症状として現れているので、その小麦を輸入している日本でも該当する事例が多いと予測出来ます。

日本には幸いにしてお米があります。
小麦の摂取量が増えて体調を崩す人が多いこの時代に、この本は大いなる参考になると思います。
試しに小麦抜きの生活を1ヵ月送ってみましょう。
その次に純粋に国産小麦粉だけに絞り込んでみましょう。
話半分ととらえても、ちゃんと答えが出ます。

マクロビオティックではすでに小麦製品は避けた方が良いと結論がでているのですが、それは腸の組織を壊してしまうからなんですね。
そして、その体験は多くのむそう塾生もしています。
パスタの練習を続けてしたら、皮膚トラブルや口内炎や膨満感や、色々な症状を訴えています。
ふっと思うのですが、最近日本人でも欧米型の禿げになる人が多いのは、小麦粉が影響しているのかも知れません。
もちろん、肥満は確実に該当しますね。
アトピーの人は完全に小麦製品は影響しますしね。

この本で一番問題にしているのは、砂糖が精製されすぎて問題なのと同じように、小麦も品種改良されすぎて問題なのだということです。
アメリカではかつて食べていた小麦品種は、今は市場には存在しないそうです。
それが仮に全粒粉であっても、オーガニックであっても、品種そのものが問題なのだそうです。
次の文がすべてを物語っています。

ー訳者あとがきより引用開始ー
つまり、全粒粉の小麦は精製しているわけではないが、同じような人工的なプロセスが品種改良という作業の中で既に起きていたというのが著者の主張である。
ー引用終わりー

なお、巻末にある「小麦抜き生活健康レシピ」は、アメリカ人向けのメニューなので、日本人にはあまり参考にならないかもしれません。
でも、マクロビオティックをしている日本人なら、苦労なく小麦抜きメニューが作れると思います。

書名:「小麦は食べるな」
著者:Dr.ウイリアム・ディビス
訳者:白澤卓二
発行:日本文芸社
定価:1400円+税

 

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「がんの花道」 患者の「平穏生」を支える家族の力

今やがんは2人に1人がかかるそうです。
そして3人に1人はがんで死ぬそうです。
私の場合は、今のところは何も自覚症状はなく、元気に暮らしていますが、どうもがん家系のようなので、将来がんになるかもしれません。
しかし、気丈な長女(私の姉)は、「○○子(私の名前)は癌にならないね。あの子はきっと癌が逃げて行くと思うわ。」と次女(私の姉)に言ったそうです。
なんとまぁ(笑)
ちょっと私の親兄弟の病歴をご紹介しますね。

父:直腸がん(94歳で手術 人工肛門 95歳で死亡)
母:乳がん(手術せず 95歳で死亡)
長女:子宮筋腫(55歳で子宮全摘手術 75歳で生存中)
次女:乳がん(39歳で左乳房全摘手術 72歳で生存中)
長男:直腸がん(69歳で手術 人工肛門 70歳で生存中)
三女(私):病名なし(健診を受けないので判らない 64歳で生存中)

6人中4人が癌になっています。
平均値より高いですね。
こうして並べると病人一家のように見えますが、実に健康的で元気に暮らしていたんですよ。
まるで病気とは無縁で人生が終わるかのように。

まず、とても元気で93歳まで車も運転していた父ですが、94歳で便の異常を訴えるようになって病院に行ったところ癌と診断されました。
3人の娘は年齢が年齢なので手術はしない方が良いのではと思いましたが、唯一兄が手術に積極的で医師に手術をお願いしました。
父には潰瘍の手術ということで、癌を告知しませんでした。
生存中に父からは、癌に対する自分の判断は示されていなかったので、子供たちで話し合う結果になりました。

母は父の死後も、一人で日常生活を不便なく送っていましたが、どうしても胸の痛みが我慢できなくて病院に行ったところ、乳がんと診断されました。
痛み止めの薬を飲みながら自宅療養をし、最後は3ヵ月ほど入院して亡くなりました。
母は信仰心の厚い人で、毎日仏壇の前で般若心経を詠み、「いつお迎えが来ても準備はできている」と言っていましたので、一切の手術はしませんでした。

両親の人生が最期を迎えるときに、私は思いました。
「ああ、常々自分の希望をはっきり伝えておくべきだ」ということを。
人生の最期も自分の思いどおりに終えられるように、そして、残された家族が困らないように。
子供たちに共通の想い。
それは「本人の意志を尊重する」ことと、「少しでも苦しまないように」というものでした。
その時に本人の明確な意思表示が残されていたら、家族が決断をしやすくなります。

癌がこんなにも多くなってしまった現代において、人それぞれ思うところがあるでしょうから、自分なりの意志を固めておくのがご家族のためにもなると思います。
そんな意味で次の本は、癌とどんなふうに向き合って行くのかという具体的な内容が書かれていますのでお奨めです。
巻末には全国397か所の「相談支援センター」一覧がついているので、たとえば一人暮らしで癌になってしまった時にも役立つと思います。

 
 

書名:「がんの花道」
著者:藤野邦夫・長尾和宏
発行:小学館
定価:1600円+税

 
 

がんの花道 がんの花道2

 

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長尾和宏医師の「医療否定本」に殺されないための48の真実

先に近藤誠医師の本をご紹介しましたが、今度はその近藤医師の理論にノーというお医者さんの本をご紹介します。
なぜ私が両極の本をご紹介するかというと、物事の本質が見えやすくなるからです。
どのような分野でもそうですが、必ず反対意見というのはあるものです。
その時に展開される反対意見の理論を知ることによって、事の本質がより詳しく理解出来るようになるし、問題の所在もつかめるようになるからです。
そして、自分の判断材料にするのです。
決して迷うためではありません。

・書名:「医療否定本」に殺されないための48の真実
・著者:長尾和宏
・発行所:扶桑社
・定価:1155円

 

長尾和宏1

長尾和宏2

 

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「眼鏡のとよふく」さんへ行った体験談より

懐かしい塾生さんからメールが届きました。
お子さんと「眼鏡のとよふく」さんに行かれたとのこと。
こうしてブログで取り上げるたびに、とよふくさんの予約が4ヵ月待ちに拍車をかけるのかもしれませんが、嬉しかったので記事にさせていただきます。


<Kさんからのメール>

〜一部省略〜

美風さんのブログで眼鏡の豊福さんが再度紹介され、行かれたむそう塾の方の感想を拝見して夏休みを待って昨日娘と二人で行ってきました。
皆さんの感想通り、とても丁寧に時間をかけて検査をしてくださりました。
そして、店長さんはじめスタッフの皆さんがとてもやさしく声をかけてくださり、娘も豊福さんでの時間を楽しく過ごしていました。

娘の視力の差は私のコンタクトの後遺症が私でなく娘に出てしまったこと。
娘の腰の発育が進んでおらずそのことが視力にも影響を及ぼしていること。
私は25年間コンタクトを装着し続けてきました。
昨年体調を崩してからは眼鏡に切り替えましたが、肩こりや目の疲労感があり私も作ってもらいました。

来月初めには届く予定で、今から娘も眼鏡の到着を楽しみにしています。(豊福さんでかけた眼鏡の世界に感動していました。)

伺うことが出来ない今は、ブログから沢山の気づきをもらっています。
また、これからもむそう塾と繋がっていたいなと強く感じています。
twitterでお話している方、また話したく ても声をかけれない塾生の方々といつか直接会うことができたらいいなと願っております。

いつもいつも 沢山の時間をむそう塾生にありがとうございます。

*   *   *

Kさん、こんにちは。
メールをありがとうございました。
Kさんの文章を読ませていただきながら、ふむふむと納得しておりました。
それは、私がお嬢さんに感じていたことを、とよふくさんが指摘されているからです。
そして、お母様にも感じていたことが、これまたとよふくさんも間接的に指摘されていて、「ああ、やはりそこに行き着くんだなぁ」と私も勉強になりました。

本当に人間の体って一つだなぁと痛感します。
弱いところをかばうために強いところが犠牲になるんですよね。
あるいは、弱いところを助けるために強いところに負担がかかるといいましょうか。
そういう不自然なバランスが、いつしか体調不良へとつながるわけです。
でもね、人間っていつも満点でなくて、少し「ダメ」な部分があるくらいの方がバランスを取ろうとする力が働くので、案外よい面もあるのです。
とよふくさんの判断を参考にして、これから益々健康的になられることを願っています。

*   *   *

<とよふくさん関連の記事>
「視聴覚情報センター」で眼鏡を作ったらこんな変化が!
ふたたび「眼鏡のとよふく」
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冷やしぜんざい 宝泉 京都

(冷やしぜんざい 京都 宝泉)

 

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