むそう塾の鉄火味噌はとにかく美味しい! 嬉しくなる!

新蓮根で出来上がった鉄火味噌を召し上がったFさんから嬉しいメールが届きました。
このメールは15日にいただいていたのですが、私が忙しくて記事にする時間がとれませんでした。
Fさんは現在妊娠中なので、出産に備えて鉄火味噌をご希望されたのでした。
子象ちゃんの作った鉄火味噌で新しい命と母体が守られ、ご家庭に幸せが訪れるお手伝いができる子象ちゃんは、なんて幸せなことでしょう。
こうして寄せられた感謝の言葉がさらに子象ちゃんにエネルギーを与えて、良い氣をいただけるのですからありがたいことだと思います。

<Fさんからのメール>

美風さん

こんばんは、先日子象さんより鉄火味噌を分けていただいたFです。
毎日少しずつ頂いています。
とてもとても、美味しいです。
それに嬉しい気持ちになりながら頂いています。
鉄火味噌がやって来てくれた時、
とても大事に綺麗な箱に収められ、丁寧に梱包されて、
大切に送り出されたのだなあと受け取りました。
鉄火味噌と、受け取る人に対する子象さんの気持ちがとてもとても感じられました。
私も過去に◯◯◯◯で習いましたが、全然別のものでした。
中川さん、美風さん、塾生のみなさんを含めて
むそう塾は本当にすごいところなんだなぁと感動しています。
いつか、みなさんに混じって私ももっと勉強したいです。
今回は本当にありがとうございました。

F

 
 

<マクロ美風より>

Fさん、こんにちは。
ご感想のメールをありがとうございました。
お口と体調に合ったようでホッとしました。
Fさんもご存知のようにマクロビオティックのお料理は、食べる人の体調に合わせて陰陽バランスを取ることが重要なのですが、なかなかそれが出来ない場合もあります。
妊娠中や病気になってしまった時には、ピンポイントで食べ物の力を供給した方が良い結果を得られる場合もあるので、そんなときのお料理をむそう塾では絶対美味しく作るノウハウをお伝えしています。

鉄火味噌は5時間半ほど氣を集中し続けなければ完成しないお料理ですから、それを作る気力と体力がなければなりません。
幸いにも子象ちゃんがそれを実現することが出来て、こうしてご希望にお応えすることが出来ているのですが、出来上がった作品には本当に愛しくなるほど氣が注がれています。
ですから、当然のことながら梱包に至るまで丁寧に気持ちを込めて仕上げることになります。
その「氣」も含めてお届けしているのがむそう塾の鉄火味噌です。

Fさんもご出産が終えて一段落されたら、ぜひ幸せコースにいらしてください。
お子さんやご主人様の喜ばれるメニューが目白押しですから、過去に習われたマクロビオティック料理の概念を吹き飛ばしてしまうことでしょう。
育児中はなにかと悩みもつきまとうものですが、むそう塾生には子育て経験のある人がゴロゴロいますし、医療関係でお仕事をされている人もいますので、有益な情報ももらえて不安が解消されることでしょう。
まずは良い状態でのご出産をお祈りしております。
ご出産されましたら、ぜひお写真付きでご連絡ください。
お待ちしています。

 
 

鉄火味噌 むそう塾

 
 

(新蓮根の鉄火味噌 塾生作品 子象さん)

 
 

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お弁当とは「自分」を持って行ってもらうもの

お弁当講座(全6回開催)はきょうが最終日です。
連日中川さんは3時台に起きて仕込みをしてくださっています。
私は受講される方の喜ぶお顔をイメージして企画をしたけれど、こんなに中川さんに負担がかかってしまう内容だったか・・・と、正直申し訳なく思っています。
初めてお弁当講座を開催した時には、中川さんが完全徹夜で仕込みをしてくださったのでした。
あれも申し訳なかった・・・m(_ _)m

それでもまた開催したかったのは、毎日頑張っているOBENTERS(とその予備軍)の皆さんの応援がしたかったからです。
お弁当を作ることによって、作る人は日々の暮らしにリズムが生まれますし、お弁当のために事前に設計したり料理方法を研究したりすることで、お料理のスキルを上げることも出来ます。
そして何より嬉しいのは、「美味しかった」と喜んでもらえて、愛情確認ができることでしょうか。

さらに、朝から計画性と達成感を味わいながら一日をスタート出来るって、本当に素晴らしいことだと思います。
朝寝坊をして慌てて一日をスタートする人と、早起きして準備OK!で一日をスタート出来る人の差は大きいです。
それが毎日となると、人生に大きな差がつくのは当然かと思います。

私の持論で、「お弁当を作ってもらって嬉しくない人はいない」というのがあります。
それでもたまに歓迎されない反応をされる人がいることでしょう。
それははっきり言ってマズイからです。
食べ物ではなく餌のようになっているのだと思います。
コンビニに行けばお弁当がたくさん並んでいます。
しかし、そこに愛情はありません。

ずーーーーっと前に、私の家の近くに畳3枚ほどのおにぎり屋さんがありました。
年配の女性が1人で経営されていたのですが、とても流行っていました。
それは「家庭の味」と作り手が見えていたためだと思います。
息子が「あそこの唐揚げはお母さんの唐揚げに似ている」と言ったことがあります。
それは家庭で作るのと同じ方法で作っているからだと思います。

その経営者がこんなことを話してくれたことがあります。
「この前、子供の遠足のお弁当をお願いしますって、前の日にお弁当箱を持ってきた人がいたの。あらまーと思ったけれど、こちらは商売だから作りましたけどね。」って。
朝早くに取りに来て、子供に持たせるお弁当は、子供にとって幸か不幸か?
(案外喜ばれたのかもしれません。ママが作ったお弁当より美味しいってね。)
さらに、それは評判になって、委託お弁当が増えたかもしれません(笑)

じゃあ、美味しければいいのか?
やはり私はここで中川さんの名言を持ち出したいと思います。
「お弁当とは自分を持って行ってもらうこと」。
つまり、お昼になってお弁当を開いた時、作り手の顔と想いが漂って来るのがお弁当ということになります。
「物」ではなく「精神」に着眼しているところがさすがですね。
お昼に一人で食べていても、作ってくれた人と一緒に食べているような感じになれるのが中川さんの伝えたいお弁当なのでしょう。

今ご自分のためにお弁当を作っていらっしゃる方は、ぜひ誰かのためにお弁当を作れる環境を作り出しましょう。
そうすると、お弁当を召し上がってくれた人の反応でさらにヤル気が出てきます。
お料理ってそんなものです。
誰かに褒められると嬉しくて、次へのエネルギーが湧いてきます。
どうか一人でも多くのかたが、お弁当で素敵な人間関係を築いてくださいますように。

 
 

小茄子の田楽マクロビオティック3

 
 

(小茄子の田楽 料理:中川善博)

 
 

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マクロビオティック的にOKなお弁当箱の大きさ

連日お弁当講座の真っ最中ですが、大きいお弁当箱を持参された方がいらしたので、ちょっと記事にしておきます。

お弁当講座 マクロビオティック1

 
 

素敵なお弁当箱ですねぇ。
でも、おかずをこんなに詰めなければなりません。
これではおかずが多すぎになります。

 
 

お弁当講座 マクロビオティック2

 
 

この大きさは昨年中川さんがご紹介して、多くのむそう塾生が持っているものです。
このくらいが丁度良いおかずの量です。

 
 

お弁当講座 マクロビオティック3

 
 

1番目と2番目の中間くらいの大きさなのですが、おかずを5品で盛り込んでほしいというご本人のご要望でした。
見た目にいかがですか?

1食に丁度良いご飯とおかずのバランス。
あなたはつかめていますか?
ご飯2口におかず1口。
これがマクロビオティックの陰陽バランスに適った割合です。
お弁当箱を買うときには、ぜひそんな割合を考えて選んでくださいね。

なお、写真の例は女性が召し上がる場合を想定しています。
男性や肉体労働のお仕事をされている人が召し上がる場合は量を調節しましょう。

 
 

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「蛸の焼造り醤油バター風味 千枚トマト添え」作り方付き

蛸のバター醤油炒め 中川善博

(蛸の焼き造り醤油バター風味 千枚トマト添え 料理:中川善博)

超簡単なのに凄く美味しい蛸のお料理をご紹介します。
中川さんがあっという間に作ってくれた最高に美味しいお料理です。
第一のコツは良い材料を選ぶこと。
第二のコツは蛸を薄く切ること。
第三のコツは超手早くすること。

というわけで、まずは条件に適った食材を選びましょう。
トマトは完熟のものを写真のように薄切りにします。
1枚を持ち上げても種の部分がずり落ちないように切れたら合格。
(刃に仕事をさせられているから)

次は蛸ですが、お造り(お刺身)用に軽くボイルしてあるものを買います。
こちらのデモで使った蛸はもっとボイルしてあるので、これは使わないように。味が半減します。
蛸は茹で加減によって美味しさが著しく変わるので注意してくださいね。

もし軽くボイルしたものが売っていなければ、生の蛸を買って来て自分でボイルしましょう。
お湯が沸騰したらお酒とお塩を入れて太い方から蛸を入れます。
(この方が後で切りやすい)
足先から入れるとくるんとカールするのですが、太い方から入れるとひらがなの「つ」のようにカールが緩くなります。
半生状態で引き上げるのが美味しさの秘密。
(外側のずるずるしたところが赤くなればあとは生でも良いのです)
前にご紹介した「蛸のカルパッチョ」もこの蛸を使った方が格段に美味しいので、ぜひお試しください!

さて、作り方ですが、これがあっという間ですから、とにかく手早くしてね。
まずフライパンに塩と胡椒を入れ、それから火をつけてバターを入れます。
(この順序と火加減を間違わないように)(火加減はずっと強火!)
バターが全部溶けたら蛸を入れて2〜3回あおり、お醤油を回し入れてさらに2〜3回あおります。
(あおるとはフライパンを振ることをいいます)
最後にレモンを絞って火を止めます。
蛸を入れてから10秒で仕上げること。
仕上がった段階で蛸の火通りは7〜8割という感じです。
「炒め」にならないように、あくまでお造りの一種としての蛸の美味しさをお楽しみください。

<追記>8/19
写真の蛸は岡山産の真蛸141gで、これに対してバターは角砂糖1個強の量です。

 
 

蛸の薄切り動画をもう一度載せておきます。
[youtube width=”550″ height=”344″]


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病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ

「病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ」という記事がありました。
納得のできることが多いのでリンクします。

「病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ」

この中で印象的だったのは、『救急車が呼ばれなくなった。どういうことか。さっきのお婆ちゃん、救急車呼ばないんです。なぜか。だって、もう、命の終わりを受け入れてるんですね。救急車っていうのは、この命を助けてくれ、っていう叫びのもとに呼ばれるものです。あのお婆ちゃんは、助けてくれって思ってないんです。最後まで自分の家で生活したいって思ってるんです。
だから呼ぶのは訪問看護師、在宅医。もちろん、発熱とか一時的なことで、これは良くなるよってことであれば家で点滴したりして治療します。でもそうでない時は、残念ながらお看取りすると。そういう世界です。』というくだりです。

これが自然なんだと思います。
95歳で亡くなった私の両親もそうしていました。
二人とも癌でしたが、癌と一緒に暮らしていたんですね。
まるで病気は顔のシワの一つであるかのように受け入れていました。
『なぁに、歳とったら思うように動かないところが一つや二つ誰でもあるもんさ』と笑顔で言いながら。

だからなるべくそうなれるように、若いうちに不都合なところを作らないような生活を心がけたいですね。
そのためには毎日のお食事や暮らし方、交友関係を納得のいくものにする必要があると思います。
権威ある人が言った情報だからと鵜呑みにするのではなく、自分の心で判断して「何となく落ち着かないものは排除する」選択が必要だと思います。

人間の勘って案外正しいことが多いので、ネットの情報や本の情報に躍らされるのではなく、自分の目で確かめるために足を運ぶのも大切なことです。
私は今までそうしながら「体験したこと」を判断の拠り所にして来ました。
その結果が「むそう塾」であり、人間丸ごとの世界です。
それは夕張の例とも重なります。
医療に助けられることも勿論ありますが、医療に頼りきらない生き方が必要です。

そのためには、救急の状態なのか、慢性の状態なのかの区別ぐらいはつけましょう。
そして「人間はいつも完全なものではなく、どこかが壊れながらどこかが再生されている」という認識も持ちましょう。
それってまさに陰陽なんです。
マクロビオティックを良く言わない人もいますが、私はゴチャゴチャになった考え方を整理して解りやすくするために陰陽の考え方は良いと思っています。
二つの視点から物事を考え直してみると、論点がはっきりして来ることが多々あります。

右手に集注をもち、左手に崩壊を持ち、それを胸の前で落ち着かせる。
そんな印象でしょうか。

 
 

病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ

 
 

(病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ より)

 
 

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