ベッドのポケットコイルの種類とクッション性の違い

今日は、京都にある「京都シモンズギャラリー」に行ってきました。
先日「日本ベッド」のショールームに行ったのですが、ダブルクッションが廃盤になってしまったため、最新のダブルクッション情報を確認するためです。

どちらもポケットコイル専門のメーカーですが、そのコイルの太さや並べ方に違いがあります。
シモンズは平行配列でしたが、日本ベッドでは交互配列でした。
ちなみに、日本ベッドでは一部並行配列の商品もありましたが、これが案外よかったです。
並行配列の特長である柔らかさが出ていました。

シモンズには20種類ほどのマットレスがあるため、それらをコイルの太さと長さ、そして詰め物などで自分にピッタリのものを選ぶことができます。
コイルは太くなるほど、短くなるほど硬くなります。
反対に、コイルが細くなるほど、長くなるほど柔らかくなります。

私が今日体験したのは、コイルの線径が1.7mm・1.9mm・2.1mmの3種類でした。
また、コイルの長さは17cm・19cm・21cmでした。
それぞれに実に面白い違いがあって、よくこんなに考え出すものだなあと感心したものです。

ダブルクッションどころか、トリプルクッションもあって、メーカーの違いによる商品の作り方に面白さも感じました。
まるでハンドバッグのようです。
ちょっとずつ違っていて、それがまた楽しいのです。

 
 

***

シモンズベッドにも日本ベッドにも共通していることは、スプリングマットレスの上に、別にピロートップを載せて、表層を柔らかくするタイプが増えたことです。
こうすることによって、しっとりとした柔らかさが生まれ、優しさが出てきます。
これが実に心地よくて、まるでやさしく撫でられているかのような感じになります。

食べ物のような表現ですが、「ふんわり もっちり」「ふんわり しっとり」というのがベッドからも感じられて、癒やし度が凄いです。
これが実は人気があるそうなのですから、世の中にはお疲れの人が多いのだなあと思った次第です。
そして、男性も柔らかめのベッドを好むかたが多いのだとか。(違った意味でうなづけます)
しかし、ピロートップはクッション素材でできているので、スプリングよりへたりやすいはずです。
これが今後どの程度の広がりになるのか、興味のあるところです。

なお、ここではどの商品が良いとは書きません。
人それぞれ体型の違いや、お悩みや好みも違うからです。
あなたにピッタリのベッドは必ずあるので、ご自分の健康を生み出してくれるベッドを、丁寧に探してみましょう。

 
 

【並行配列】 やわらかめになる

 
 

【交互配列】 かためになる

 
 
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コメント

  1. げんたろう より:

    ベッドのスプリングの話でしたが、
    車のサスペンションの話と共通していて
    興味深く読めました。
    かつての某ドイツ車は椰子の実の繊維と
    コイルスプリングを組み合わせたシートで
    とても手の込んだ一品でしたが、
    このメーカーの特徴は
    サスペンションはコイルの線径が太く
    乗り味は硬めなのに
    シートは細い線径のスプリングで
    シート表面は硬めなのに
    ソフトな乗り心地を実現していたことです。

    ちなみに私はマットレスは硬めが好みです。

    最近宿泊したホテルは硬めのベッドで
    大浴場のある河原町にもあるホテルでしたが、
    好きな枕を選べたので低反発の枕を選びました。

    他のホテルは中央が凹むベッドが多かったのですが、
    このホテルのベッドは凹まなかったので
    セミダブルの真ん中で寝ることが出来ました。

    • マクロ美風 より:

      わあ、げんたろうさん、お久しぶりです!

      なるほど〜、車のサスペンションとの比較ですね。
      息子がかつて某ドイツ車の「W124(E500)」に乗っていたのですが、それも椰子の実の繊維を使っていて、最高の乗り心地だったと言っていました。
      私もちょっと乗せてもらったので、おっしゃることがわかります。

      河原町に温泉付きのホテルがあるんですよね。あそこかな?
      私も埼玉京都間の往復時代に、さんざんホテルのお世話になりましたので、ベッドのお話であれこれ盛り上がるくらい話題があります(笑)
      またいつかお食事でもしなが話し込みたいものですね。

      • げんたろう より:

        流石鋭いですね❣️

        某ドイツ車は仰るとおりで
        124の500ならまさに王道じゃないですか❣️

        ちなみに我が家にも320がありますが、
        我が母の愛車として20年ほど大活躍しました。

        河原町のホテルはスーパーホテルです

        タマタマ予約した小倉のスーパーホテルで大浴場、枕、ベッド、狭苦しく無いことで気に入り、
        以来どこへ行くにもまずスーパーホテルを探して予約するようになりました

        朝食もJAS認定の野菜などありますが、
        松本のホテルで食べた山芋が超美味しくて
        朝食なのにおかわりしました

        河原町のホテルでは敢えてユニットバス無しの部屋を予約しましたが、
        使い勝手が良くて気に入りました。

        唯一困ったことは入浴時間が遅くなることで
        メインの時間は女性の時間帯になっていることです。

        男女別の大浴場なら時間の制限はありませんが

        • マクロ美風 より:

          げんたろうさん、こんばんは。

          124の500は、美しさやエンジンやすべてが好きだと息子が言ってました。
          お金があったら、今でも買って飾っておきたいそうですよ。
          さすがに息子の500は、あれこれ修理代がかかるようになって、泣く泣く手放しましたが…

          お母様は320を20年も! 素敵ですね。
          なんだか車って昔の方が味があっていいですよねぇ。あの重厚さが好きです。
          そして、音もいいなあ。お腹に響くあの音を聞くと血が騒ぎます(笑)

          スーパーホテルは全国展開されているので、慣れやすくて、落ち着ける雰囲気があるのかもしれませんね。
          私はまだ利用したことがありません。

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