「おしゃべり陰陽カフェ Vol.4」に参加して

昨夜は「おしゃべり陰陽カフェ Vol.4」が開催されました。
会場は東京の乃木坂。
今回のテーマは「甘味料」と「お金」。
過去3回のテーマを書いておきましょう。
Vol.1「根菜」と「戦争」
Vol.2「米」と「風邪」
Vol.3「冷え」と「恋愛」

【甘味料】
これはもう、時間がいくらあっても足りないテーマですね。
よく私がこのブログでも書いていますが、甘味料の種類をマクロビオティック甘味料に置き換えて白砂糖を摂らなければいいのだと思っている人が多いのですが、それは絶対間違っています。
マクロビオティックの甘味料であっても細胞を緩めることに変わりはないのです。
それより大事なことは、甘味料(陰性)の働きを知って上手に使いこなすことを伝えるべきです。

動物性でもそうですが、「体によくないから摂らない」ではなく、「摂ったらどうなるのか? 摂る場合はどういうことに気をつけたらいいのか?」と、「摂り方」を教えるのが最も現実的だと私は思っています。
そこのところが置き去りになって、「白砂糖は悪いから摂ってはいけない」と代替甘味料に走るのは違いますね。

しかし、かくいう私も白砂糖は一切使わず、マクロビオティックの甘味料を使ってお料理をしたり、甘いものを一切摂らない生活を何年も続けていたことがあります。
でも、家族の反応をみると考えさせられるんですよね。
たとえばおはぎ。
これを甘味料を一切使わず小豆のもつ甘味だけで作る「塩おはぎ」にすると、家族は「??」という顔になります。
もう、「おはぎは甘いもの」ということが小さいときから刷り込まれているので、甘くないおはぎが「食べて幸せ」に結びつかないわけです。

せっかく作ったお料理が家族の笑顔につながらないのは悲しいものです。
そして、それを強要される家族も可哀想です。
ましてや、どなたかに差し上げることも出来ず悶々とします。
それをやさしい甘さの味に仕上げると、「わあ!」といって大喜びされます。
そこには、おはぎに対する非日常感があるからですね。
そんな日常と非日常を使い分ける食べ方も含めて、甘味料との距離を考えるようになりました。

そんな経緯も経験して、私は甘味料に対する結論を出したのでした。
そしてむそう塾では、甘いものが食べたくなる状況と、食べた後の心身の変化を把握できれば、甘いものとのつき合い方が上手になりますよと教えています。
実際に甘いものの弊害と思われる症状が出ている人が多くいますので、そういう人に対する具体的対処も含めて、マクロビオティックの観点から陰陽バランスを取ることを理解してもらっています。
そんな話をしつつ、あっという間に時間は過ぎ、大急ぎで次のテーマに。

【お金】
まず、お金は陰性か、陽性か?
そこからスタートして、お金の歴史も考えます。
お米がお金の代わりになる時代や、ビットコインの時代まで陰陽で考えます。
私は師の教えである「お金は必要な時に必要なだけ入ってくる。それ以上でもなくそれ以下でもなく。」を胸に生きていますので、お金を循環させる生き方をしようと決めています。

お金に関連して、桜沢先生の生き方そのものを話してくれた大先輩は、「桜沢先生はgive  give  give」であったと。
give and take ではないんですよね。
ですから、住まいそのものにも執着することなく、世界各地が住まいになってしまうスケールの大きさがあったという話になりました。

【二次会】
いつものお蕎麦屋さんで6名。
ここでは田中愛子先生の話が出て、私たちは桜沢先生に会ったことがないけれど、愛子先生から桜沢先生のいう「真の自由人」を感じたという話で一致しました。
だからこそ、「真の自由人」を目指して生きようと思えるのですね。
「真の自由人」って素敵ですし、気持ちのよいものです。

*   *   *

雑感として。
昨日は何年ぶりかに“へるしー”さんにもお会い出来て、とても嬉しかったです。
一時は33kgまで落ちた体重も、今は47kgまで戻ったそうで、動物性のお料理にお箸が伸びていたので安心しました。
やはり陰陽バランスが取れないと偏ってしまいますからね。

今回は左回り右回りの話も深いところまで進みましたが、初心者の方にはどの程度のところで止めておくのかも参考になりました。
まずは混乱させないことが大事なのでね。
次回は3月28日(水)です。

 
 

(ぼたもち 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

会場での写真を撮り忘れたので、こちらの写真でごめんなさい。
先日むそう塾でお教えした“ぼたもち”ですが、ほんのりとした上品な甘さに仕上げてあります。

 
 
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