先日の「マクロ美風の陰陽落としこみ講座@東京」の最後に、塾生の子象さんが作られた鉄火味噌をご紹介しました。
昨年の鉄火味噌講座から気が遠くなるほどの練習を重ね、中川さん並みのレベルの鉄火味噌が作れるようになりました。
それを持参してもらって、皆さんで試食をしているところです。
昨年何回か開催した鉄火味噌講座を受講されたかたはお分かりのように、鉄火味噌を作るだけでも大変なのに、中川さん並みのレベルだと中川さんに認めてもらえる作品に到達出来たことは素晴らしいことです。
子象さんの頑張りに敬意を表します。
夏季の食材は水分が多いです。
ですから、アクと闘いながら手早く刻み、火を使ってそれらの水分を飛ばす段階では冬物の食材より時間がかかります。
甘味を引き出す苦労もあります。
ただでさえ暑かった今年の夏を、何度も何度も試作を繰り返すために、子象さんは麺類を控えて玄米ご飯をいつもより消化しやすいように炊いて、体力をつけるためにお食事でのコントロールもされました。
正味3時間50分を気を抜くことなく一気に仕上げたこの鉄火味噌は、子象さんの「この鉄火味噌が健康のお役に立ってほしい」としっかり氣を込めた尊いものでした。
この鉄火味噌を作る過程で子象さんは、「氣を込めるためには自分が元気でなくちゃできないんだ!」ということを学ばれたそうです。
元気な人が氣を込めて作った鉄火味噌と、機械がカシャカシャと大量に作った鉄火味噌ではまったく別物です。
美味しさも格段に違います。
私は中川さんのお料理に「中川式」と枕詞のように勝手につけているわけではありません。
どう考えてもこれは中川さん独自の方法だと思うときに、遠慮しながらつけています。
この鉄火味噌はその代表格で、中川さんが相当研究に研究を重ねた結果のお料理です。
そこには中川さんが絶対譲らない「美味しさ」があります。
体に効いても美味しくなければ駄目。
これが中川さんのこだわりです。
一般的に市販されている鉄火味噌とはひと味もふた味も違う美味しさと、作り手の氣がしっかり込められた中川式鉄火味噌を、鉄火味噌を必要とされている体調の人にお分けするべく、むそう塾が子象さんにお願いして作ってもらったのです。
子象さんが費やした食材や時間などを考えて、「お手間代」として有料になりますが、鉄火味噌をお分けすることができます。
本当はそれぞれがご自分で作ってほしいのですが、まだ習っていないかたもいらっしゃるし、お時間がない人や、4時間作り続ける体力のない人もいます。
そんなことを考えて、むそう塾生のみにお分けしますので、ご希望の方がいらっしゃいましたら、私宛にメールをください。
なお、先日購入されたかたのお名前を把握したいので、そのかたもメールをください。
購入された方の体調を考えて、私からの食べ方指導をさせていただきたいのと、召し上がったあとの体調も把握したいと思います。
なお、品切れのためにご予約された方は下記の4名ですが、出来上がりましたら郵送させていただきます。
「お手間代」は来月の講座時に子象さんにお渡しください。
1 Su(32−5)さん
2 Ka(27−3)さん
3 Na(69−4)さん
4 Na(67−5)さん
この鉄火味噌は、京都での落としこみ講座(10月1日)にも新たに作ったものを持参しますので、どうぞお味見をしてみてください。
陰性のかたには特におすすめします。
最後に、この鉄火味噌の食べ方ですが、美味しいからといってたくさん召し上がらないでください。
後で喉が渇いて水分がほしくなります。
そうするとせっかくの陽性が薄められて、効果が半減します。
喉が渇かない程度にうっすらと振りかけてくださいね。
それから、少量をご飯に混ぜ込んでおむすびにすると最高です。
元気印になれます。
私はこの鉄火味噌の美味しさに惹かれて、ついいっぱいかけてしまい、何度後悔したことか・・・。
はぁ〜_| ̄|○
美風さん
こんにちわ。
私も美味しすぎて沢山食べてしまい、喉が乾いて陰性を欲してしまうということを何度もやってしまい、反省しております。
子象さんの鉄火味噌の味見をさせて頂きましたが、とても美味しくて、粒子も本当に細かくて、とても勉強になりました。
そして、陰陽講座で子象さんにお声掛けさせて頂きお話ししましたが、
『私は人より3倍練習しないと出来なんですよ』とサラッと言ってらっしゃる姿に
とても感銘を受けました。
言葉には出来ても、それを実行するのはとても難しいことです。
鉄火味噌は私も昨年講座を受講しましたので、その大変さを身に沁みて分かります。
それを何年もやり続けて、後輩たちにその背中を見せ続けている子象さん。
中川さんレベルまで練習を重ねた精神力。
学ばせて頂くところが沢山あります。
素晴らしい先輩に恵まれたと思っています。
後輩たちに背中を見せ続けないといけない子象さんには、私には計り知れないほどのプレッシャーがあると思いますが。
私もいつか子象さんのように後輩たちに背中を見せれる先輩になれるよう、
それを目標とし日々の努力を怠らずに過ごしていきたいと思います。
子象さん、感動と学びをありがとうございます!
らぶこさん、おはようございます。
>『私は人より3倍練習しないと出来なんですよ』
子象さんは製菓のご経験からご自分のことをよく知っていて、本当に3倍努力されるんですよ。
他のお料理でもそうなんです。
中川さんがよく口にされる言葉と同じ視点の内容が、Twitterのbotでも流れていますのでコピペしておきますね。
@kinimanabebot宮大工 西岡棟梁の口伝 7/28 16:27
初め器用な人はどんどん前へ進んでいくんですが、本当のものをつかまないうちに進んでしまうこともあるわけです。だけれども不器用な人は、とことんやらないと得心ができない。こんな人が大器晩成ですな。頭が切れたり、器用な人より、ちょっと鈍感で誠実な人の方がよろしいですな。
中川さんはお料理の世界でお弟子さんを何十人も育てた経験から語り、西岡棟梁は建築の世界から語っています。
分野は違えども技術を身につけるための世界では、人間の本質は同じなんですよね。
そこがそのまま子象さんにも当てはまります。
らぶこさんも希望を持って頑張ってください。
らぶこさんに足りないのはお料理の経験だけです。
最近の生き方の姿勢には目を見張る成長がありますね。
期待していますよ!
美風さん、こんにちは。
まだ鉄火味噌の講座に参加できていない私には、その大変さを実感として理解することはできませんが、美風さんのお話を読んでいるだけで伝わってくるものがあります。まだまだ何もわかっていない私だったら…….一体どこまでできるのだろうか、と思ってしまいます。きちんと氣を込めて鉄火味噌を作ること…..想像を絶することなのでしょう。お料理を通して学ぶことって、いつまでも尽きることがないんですね。自分が学ぶだけでなく、分かち合おう、人の役にたってほしい、という子象さんの心が素晴らしいです。自分もそうでありたいと思いました。
素晴らしいお話を有難うございます!
ともこさん、こんにちは。
お返事が長くなったので、別記事にしました。
http://musojuku.jp/bifu-blog/?p=56443
よろしくお願いします。
美風さん、こんばんは。
初めて「中川式」鉄火味噌をいただいた時、あまりの美味しさに目をまんまるにして驚いたことを今でもはっきりと覚えています。
まるで肉そぼろを食べているかのようでした。
お野菜とお味噌なのに、お肉と同じくらいの旨みがある上、身体に効く。
ここに惚れて今でも作り続けています。
そして今回、このような貴重な経験をいただき、どなたかの健康に役立ってほしいと練習を重ねてきたことが、実は一番自分自身が恩恵を受けているように感じています。
中川式鉄火味噌を作り続けることは、私の健康を心身ともに持続し、より人生を豊かにしてくれるのだと思いました。
これからも想いを込めて作り続けたいと思います。
感謝の気持ちでいっぱいです。
子象さん、こんにちは。
あの時の子象さんの目は、本当にまんまるでした◎◎!
中川さんの鉄火味噌の凄いところですね。
普通の鉄火味噌はあそこまでの感動ではありません。
>中川式鉄火味噌を作り続けることは、私の健康を心身ともに持続し、より人生を豊かにしてくれるのだと思いました。
いいですねぇ、この言葉。
奥深さの魅力を知ってしまいましたね。
さらなる魅力をお楽しみください♪
美風さん、以下コメント欄お借りいたします。
らぶこちゃん
ありがとうございます。
続けられるのは、見放さず、粘り強く見守り指導して下さるお二人がいらっしゃるからだとしみじみ思います。
むそう塾という大地でともに育ってゆければ嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
ともこさん
ありがとうございます。
少しでも人様の役に立てればと練習をしていることが、逆に私の方がみなさまからたくさんのエネルギーをいただいています。
感謝の気持ちでいっぱいです。
美風さん、こんばんは。
子象さんの気の遠くなるような努力と、心ばえに、コメントに、心打たれています。
次の記事での、「分かちあい」「人間としての成熟」素晴らしいことだと思いました。
改めて、鉄火味噌についての過去の記事も読み返しました。
鉄火味噌への想い、願いに、元気になって、即断即決できる人になりたい。
人間として成熟したい。美しく分かち合える人になりたい。と思いました。
ありがとうございます。
子象ちゃん、ありがとうございます。
美風さん、コメント欄お借りいたします。
おはるちゃん
まだまだ我欲のある私にとって、おはるちゃんの言葉1つ1つにうなづき、私もそういうヒトになりたいと思いました。
おはるちゃんの受け取りたいというひたむきさ、誠実さ、清らかさが私のお手本です。
いつもその姿を見せてくれて、ありがとうございます。