甘いものを食べる前に

甘いものが欲しくなるには理由があります。
ストレスも大きな理由ですが、きょうはお食事との関係でみてみましょう。
塩分の多いお食事をしたあとに喉が渇く経験をした人は多いことでしょう。
でも、お魚やお肉を食べた後にも甘いものが欲しくなったりすることがあります。
この時には添え物のお野菜の量が少ないことも原因になります。
お魚やお肉の中には「古塩」(こえん)と言って、お魚やお肉の中に含まれる塩分が甘さを求めてくるのです。
それは付け合わせに大根やお野菜を摂っていればバランスが取れますので、甘いものへの欲求は減ります。
マクロビオティックを始めて動物性のお料理を減らすと、自然に甘いものへの欲求が減った経験をお持ちのかたも多いでしょう。
それは上のようなカラクリなんですね。
もし動物性のものを食べた場合、あるいは塩辛いお料理を食べた場合、あとで甘いものが欲しくなったら、すぐ甘いものに手を出さないでまずはお水を飲みましょう。
少し(20分くらい)経つと、甘いものがいらなくなっている自分に気づくはずです。
偏っていた体液をお水で薄めて戻してくれるのです。
この時にお水ではなく、甘いものを食べてしまうと、一時的に中庸になったような気がしますが、それは乱暴なやり方で、後でまた違う欲求を呼ぶことがあります。
つまり、また塩分をほしくなることがあるのです。
甘いものはミネラル不足に拍車をかけますので、出来れば瀕雑には摂りたくないものです。
お食事が終わって30分経っても1時間経っても、な?んにも要らない状態。
それがバランスの取れたお食事です。
おかずが出来上がったらお醤油を使う物ばかりだった、なんてことのないように、様々なお味が楽しめる食卓にしたいものです。
それが長い目でみると、真の健康に繋がることを意識してみてくださいね。
マクロビオティックを始めてもなかなか甘いものが減らない人は、味付けの濃淡と動物性の摂取量、それにストレスの存在を考えてみてください。
必ず答えが見るかるはずです。

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