子育て・野口整体・アトピー」カテゴリーアーカイブ

人間は無意識に体に支配されている

息子はすごく神経が細くて、生まれ落ちたときから大変でした。
授乳するときも、母子二人だけでないとおっぱいから口を離してしまいます。
初めて会った私の母が息子を抱っこしようと思っても、大泣きしてイヤイヤします。

それは、恐怖心がすごく強いからなんですね。
今でもそういう面があります。
ということは、生まれたときからすでにその片鱗を見せていたことになります。

むそう塾では、出産後しばらくの間は赤ちゃんを教室に連れてきてもよいことになっています。
瀕雑に授乳をしなければならないので、母子が離れない方がよいためです。
ただし、寝返りを打つようになると、危険なので託児施設に預かってもらいます。
この記事の中に託児施設のご紹介があります)

教室で授乳をしている母子を見ていると、息子の授乳時を思い出します。
幸いなことに、どのお子さんもしっかり集中して、コックンコックンとおっぱいを飲んでいます。
平和な授乳光景です。

よく、マクロビオティックで子育てをすると楽チンだと言われますが、あれは本当ですね。
赤ちゃんが教室にいるのを忘れてしまいそうなくらい静かなのです。
そして、ご家庭での親の接し方も見えてきます(笑)

ということで、人の性格はすでに授乳時でも把握できるということです。
こちろん、後天的に性格は少しずつ変化する要素はありますが、根本的には持って生まれた性格が支配する部分が多いと思います。

 
 

***

さあ、あなたはご自分の性格がお好きですか?
そして、お子さんの性格を認めていますか?

案外NOなんですよね(笑)
でも、人はその性格を土台にして生きて行くわけですから、その性格を元にして健康管理をしたらよいと思うのです。

なぜなら、性格そのものも陰陽の結果だからです。
その性格を良い体調につなげることは、陰陽の力を借りればできます。
そうやって、体調を望むべき方向に調整(支配)しておくと、俄然生きやすくなります。

なぜなら、人間は無意識に体に支配されているからです。

 
 

(上賀茂の農家さんから今年最初の無農薬胡瓜をいただきました 4月22日撮影)

 
 

新鮮な野菜からは、生きるエネルギーがビシビシ伝わってきますね。
花の部分には乳酸菌がいっぱいついていますので、糠床に入れるときには花をつけたまま入れましょう。
糠床が喜びます。

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, こころ・想い | コメントする

お子さんのアレルギーと新しい環境での緊張

新学期になって、幼稚園や保育園、そして小学校に通い始めたお子さんたちは、毎日お元気ですか?
給食も始まって、そろそろ問題発生なんてことも出てくる時期です。

特にマクロビオティックやお食事に気をつけているご家庭では、給食のメニューでお悩みのかたも多いですよね。
さらに、初めての環境で心理的に不安定になっているお子さんもおられるでしょう。

まだ意思表示がスムーズにできない小さなお子さんは、相当不安な気持ちになっていたりします。
それを心と体の両方から発して来るのがこの頃なんですね。

私のところにも塾生さんからのご相談が寄せられます。
色々なケースで最善の方法をアドバイスしていますが、ちょっと気になるのは、お母さんの気持ちが強すぎることですね。

可愛い我が子のために良かれと思っての判断であるとは思うのですが、大事なのは「お子さんの気持ち」です。
親にとっては普通のことでも、お子さんにとってはすごく負担になることもあります。
すべては個人差があるので、よその子どもにOKでも、我が子もOKとはいかない場合があります。

 
 

***

我が息子も大変でした。
食べ物のアレルギーはあるし、精神面に弱いところはあるし、小学校に上がってから別人のように変わりました。
環境が変わるたびに息子のアトピーは変化し、担任の先生が変わるとまたまた大変でした。

精神面からアレルギーになったり、食欲に影響したりするのがこの時期なので、親はそのことを理解してあげてほしいと思います。
給食のメニューでアレルギーを起こしているのか、環境に馴染めないのか、よく観察する必要があります。

お子さん本人は牛乳が好きなのに、お母さんのお考えで牛乳をストップしてもらっているケースもありました。
牛乳は飲まなくてもいいものですから、給食から除外してもらってもいいのですが、お子さん本人が飲みたいと思っている場合は、ちょっと工夫が必要ですね。

 
 

***

このブログにもマクロビオティック2世のことが書かれていますが、親は玄米菜食を目指していても、子どもはずっとそれを嫌がっていたケースがいっぱいあります。

親はマクロビオティック指導者で、厳格に育てた結果、中学生になった子どもは親の目の前で牛乳をパックごと飲んでみせたり、ベーコンを焼いて香りを漂わせたり、チョコレートを食べたりして反抗した話もあります。

このたぐいの話には事欠きません。
それほど子どもは傷ついているのです。
それが精神的な影響として影を落としてしまわないよう、くれぐれもお子さんの気持ちを大切にしてあげてほしいと思います。

むそう塾では、お子さんが喜んで食べてくれるお料理をいっぱいお伝えしています。
ちゃんと陰陽を考えて、健康にも安全にも気を使ったお料理ばかりです。
小さいうちから、「食べることは楽しいことだ」と思えるお子さんに育ってほしいと願っています。

これからGW中に、お子さんがノビノビと健康的な生活を満喫してくれるといいですね。
新しい環境での精神的な疲れを癒やしてあげましょう。

 
 

(お母さんが作ってくれた豚まんを頬張るお子さん 私にとっても嬉しい写真です)

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, からだ, こころ・想い | コメントする

京料理人中川善博の「うどん屋さんの出汁」は絶対習うべし!

きょうも私は「鶏南蛮蕎麦」を食べました。
きょうもというからには、しょっちゅう食べているのです。
だって、美味しいし、10分で作れてしまうからです。
(京都では「南蛮うどん」のことを「なんばうどん」というそうで、むそう塾でも「なんば」という表現をしています。)

もともと私はお蕎麦が大好きなのですが、中川さんが教えてくれた「うどん屋さんの出汁」は、もうこれ以外は美味しいと思えなくなるほど強烈な美味しさだったのです。
名前は「うどん出汁」なのですが、ちょっと調味料の割合を変えることによって、お蕎麦でもビックリするほど美味しいから不思議です。
事実、お蕎麦屋さんより美味しいのです。

 
 

***

むそう塾の「上級幸せコース」では、5月に「鶏なんばうどん」「あさりうどん」「あんかけうどん」を伝授しますが、これらの麺類をこの「うどん屋さんの出汁」で作ります。

 
 

【鶏なんばうどん】

(料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

【あさりうどん】

(料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

***

このお出汁は冷凍可能なので、1人前ずつジップロックに入れて、たくさんストックしておくと、冷凍庫から出して本当に10分でお蕎麦やおうどんが食べられるのです。
こんな素敵なことってありませんよね。

最高に美味しい上に、究極の時短料理なのですから。
これを習うためだけに上級幸せコースに行っても、絶対後悔しないと思える一生モノのお料理です。

むそう塾に通ってくださる人たちは、皆さんが忙しい人たちばかりです。
フルタイムのお仕事をされていたり、子育ての真っ最中だったり、お仕事と子育てを両立されていたりなので、こういう時短料理は涙が出るくらい嬉しいのです。

忙しいけれど美味しいもの、さらには体に良いものを食べたいと思う人たちなので、皆さんがこのうどん出汁を冷凍庫に常駐させています。
冷凍庫には他にもいっぱい手づくりのお料理や、すぐ使えるように準備した食材が並んでいます。

たとえば、「稲荷寿司」と同じ味付けでお料理したお揚げさんを冷凍しておくと、「きつねうどん」「きつね蕎麦」が10分もかからずに出来上がります。

 
 

【きつねうどん】

(料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

***

よく忙しいからと外食をしたり、デパ地下でお惣菜を買って来たりしますが、「その時」はよいのですが、ストックができませんから、すぐ次のお食事で困ってしまいます。
でも、ストックがあると、「なにもな〜い!」と思っても何かしら1食を作れてしまうのですから大助かりです。

こういう大助かりのストックの仕方を教えてもらえるのは、忙しい人にとっては涙が出るほど嬉しいですね。
単純に冷凍すればよいというものではなく、冷凍しても味が落ちない方法や、切り方にまでこだわっているのは、やはりプロの仕事だなあと感心します。

今、むそう塾では「お宝さんDIRECT」というのがあって、食材やお料理のお助け品を送るようにしています。
これによって、日々のお買い物の大変さから解放されて、大喜びされています。

 
 

お子さんを連れてのお買い物は大変ですよね。
リモートワークで家にいる時は、出掛けなくても食材が届くので大助かり!
体調が悪くなったときにも、SOS発信で半調理のものが届きますので、至れり尽くせりです。

2020年度の「幸せコース」にお申し込みをされた人たちも、この「お宝さんDIRECT」を今からでもご利用できますから、なんでもお気軽にスタッフまでiMessageでお尋ねください。

なお、まだ上級幸せコースで習っていない人は、ぜひ通われることをお勧めします。
むそう塾で一番役立つ日常的な料理が並んだコースです。
今年はラッキーなことに、まだ間に合います!  こんなことは滅多にありません。
ご希望の方は、こちらの記事からお申し込みください。

 
 
カテゴリー: ワーママさんの応援, マクロビオティックの指導現場からシリーズ, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 子育て・野口整体・アトピー | コメントする

あなたはシャンプーやトリートメントを使いますか? 湯シャンですか?

私が野口整体に通うきっかけを作ってくれた友人は、初めて生まれたお子さんがアトピーでした。
彼女が指導を受けている時は、私がその子と遊んであげるのですが、手もお顔もガサガサして可哀想でした。
痒いのがつらそうで、過去の自分を思い出したものです。

でも、髪の毛がとても綺麗で、天使の輪が出来ていました。
この子は生まれてから一度もシャンプーを使っていません。
野口整体を始めてから、友人は食べ物も身の回りのことも、可能な限り自然な方向に舵を切りました。

そうこうしているうちに、友人は次の妊娠をしました。
結婚して10年も妊娠しなかったのに、立て続けに妊娠できる体になったのです。
今度はなんと、双子ちゃんが生まれました。
以前は真っ白い顔をして、不健康そうだった友人は、3人のお嬢さんに囲まれて、整体の勉強も続け、すっかりたくましい人になりました。

 
 

***

私も野口整体に出会ってから、入浴しても原則として石鹸は使わず、シャンプーやトリートメントも気が向いたときだけ使うようになりました。
絶対湯シャン派でもなく、その時の気分に任せています。

マクロビオティックを知ってから、絶対湯シャン派の人に出会うことが多いのですが、人それぞれなので好きにしたらいいと思っています。
動物性を少なくすると、体の汚れ方も変わってくるので、洗剤の使い方が変わるのは当然ですが、何事においても「こうあらねば」というふうにしなくてもいいと思います。

そういえば、こんな動画がありました。
この“のぶさん”という人は理容師の資格をお持ちで、女性のヘアスタイルを手掛けておられるのですが、湯シャンについてお客さんが語っておられます。
“ヒカリちゃん”とおっしゃるお客さんは、サバサバとした語り口がとてもいいなあと思って、大ファンになりました。

 
 

【湯シャン】55歳大人女子へのリアルインタビューで明かされる真実 (14:29)

 
 

***

次にトリートメントのこと。
あなたはトリートメントをする派ですか?
え? するものだと思っていた?
今はそういう人が多いかもしれませんね。
でもね、別にしなくてもいいんですよ。

これも“のぶさん”の動画がありますので、参考にしてみてください。

 
 

【トリートメント不要論】大人女子よ まずは試してみて‼︎ (28:54)

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, からだ | コメントする

待つことを知るものは勝つ

昨日は「幸せコース」の授業で、たっぷり座学の時間を取りました。
いつもはお料理の実習で、時間が取れなくなることもあるため、こういうお話だけの日ももちたいと思ったからです。

お話というのはやはりとても大切で、ご自分の思っていることを陰陽で判断しながら確認していくと、日常的に改善すべき点が見つかったりするものです。

特に子育て中の人は忙しい日々ですが、こういう時間を持つことによって、精神的にも落ち着けたり、癒やされたりするのがいいなあと思います。

「病気との向き合い方」に対するご質問の中に、西洋医学で出されるお薬を飲む代わりに、鍼灸や漢方を利用したいという話がありました。
もちろん、いかなる方法を採用するのも個人の自由です。

しかし、人間が本来持っている治癒力を待たずに、外から「早く治そう」と働きかけることに変わりはありません。
できれば自然に治癒してくれるのを待つ方が、心身両面でよい経験になります。

体は自力で治そうとしていたのに、それをショートカットされてしまった感じになるんですね。
昔から「日にち薬」というのがあります。
不都合があっても、気がついたら治っていたなんて感じですね。

でも、今は忙しい人が多くて(気持ちがせっかちというのもあります)、早く通常モードに戻したい気持ちになってしまうのでしょうね。
体に異変が起きたら、サッと取り除きたい気持ちがまさって、経過を観察したり、その症状につき合う心のゆとりを持てないのかもしれません。

いつも体の完全状態を求めていると、少しの不都合が気になってしまい、それをすぐ消去しようと考えるわけですね。
たとえば下痢をしたからすぐ止めたい、熱が出たからすぐ下げたい、皮膚に傷ができたからすぐ治したいというふうに。

でも、時間をかけて体が回復することを待ってあげる姿勢が必要です。
体が回復するプロセスをきちんと経過させてあげることによって、体は本当の健康を取り戻します。
待つことが必要なのは、子育てと同じです。

待つことを知るものは勝つのです。

 
 

(日に日に増える梅の花 京都 左京区にて 2022.2.14)

梅もちゃんと待つことを知っているのでしょう。

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, からだ, こころ・想い | 2件のコメント