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参鶏湯の効果が絶大! やっぱりスープの力は大きいね

きょう、塾生さんから嬉しいメールが届いた。
参鶏湯のおかげでお母さんの手術が避けられたと!

実は、塾生さんのお母さんが転んで、アキレス腱を部分的に切断してしまい、左足が固定されて車椅子生活になってしまったと、以前相談メールがあった。
3週間経って治っていなければ手術になると言われたそうだ。

それで、手術を避けるために、食べ物で応援することになった。
そのお母さんは鶏肉がお嫌いということだったけど、参鶏湯のスープだけでも効果があるからと、飲むことをすすめた。

スープだけなので、鶏肉が入っているのはわからない。
「あぁ〜美味しい。美味しいね」とお母さんは飲んでくれたそうだ。

こちらの記事にも書いたけど、液体は体への吸収が早いので効果も早く出やすい。
間違いなく体調不良のときの強い助っ人になってくれる。

※ 参鶏湯は「アジア料理講座 第1弾」に入っている。

 
 

このお母さんは、私と同じ年齢だそうだ。
私も体調管理に気をつけなくちゃと思った次第。

いま私の体は、「スンドゥブチゲ」を欲している。
スープがものすごく美味しくて、お豆腐に癒やされるのだ。
赤い色にビックリされるかもしれないけど、そんなに辛いものではない。

「アジア料理講座 第7弾」で、多くの人に習ってもらうのが今から楽しみ。

 
 

(スンドゥブチゲ 料理の途中 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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体調不良の回復期には特にスープ類をおすすめします

体調を崩した方からご相談を受けると、まずはその人の精神力の強さと弱さを頭に浮かべます。
体の相談なのに、精神力?と思われるかもしれませんが、ここが重要なポイントなのです。
なぜなら、アドバイスしたことを実行できるかどうかの分かれ目になるからです。

そしてその次に、その人の冷蔵庫・冷凍庫の中身と保存食材をイメージします。
むそう塾生なら、習っているお料理をこちらで確認します。
その中から「できること」をアドバイスします。

 
 

先日は精神力の強い塾生さんからご相談がありました。
見事にアドバイスを実行してくださって、最短時間で回復されました。

消化器系の不調の場合は、アドバイスも細かくなります。
食欲のない日が続いたり、何日も食べていない場合は、選ぶ食べ物は慎重になります。
熱がある場合は、熱をこまめに測って、胃袋に入れるものを厳選します。

熱は体が必要があって出しているので、その必要元を知る必要があります。
そして、早く発熱が通過できるように、発熱の応援をしてあげます。
解熱剤を使わなくても、発熱の必要がなくなれば、体は平常体温に戻っていきます。

 
 

よく「病気になったから栄養をつけなければ」と思って、何かしら食べようとする人が多いのですが、そんなときはむしろ「食べない選択」の方が体が楽だったりします。
消化のためにエネルギーを使わなくて済むからですね。

でも、お腹が空いた、何かを食べたいと思えるようになったら、液体から始めましょう。
液体は固形物より消化の負担が圧倒的に少ないのに、吸収してくれる力が凄いのです。
騙されたと思って滋養豊かなスープを口にしてみてください。
ものすごく満足感があります。

むそう塾では滋養豊かなスープをいくつも教えていますが、これらが冷凍庫に常備してあれば、それを温めるだけですぐ飲めます。
今回も、冷凍庫にストックがあるとのことで助けられました。

いつもは忙しい時のために冷凍してあったスープが、ひとたび体調不良になると「薬代わりのスープ」になるのですから、頼もしいかぎりです。

 
 

先日も「自由人コース1」で、塩ラーメン用のスープをお教えしました。
本当に美味しくて、やさしいお味に、一口ごとに癒やされるのが分かるスープです。
私ももちろんですが、全員が飲み干すほど美味しくて大好評でした。

外でラーメンを食べると、全部飲み干すのはなかなかつらいものがありますし、健康的にもおすすめしたくありません。
でも、中川式のラーメンスープは、まさに健康に直結する美味しさなので、もっと飲める感じがしてしまいます。

お元気なうちから、固形物だけで満腹にする癖をつけるのではなく、ぜひ美味しい汁物を添える食生活をおすすめします。
一番最初に体は汁物を吸収します。
それから消化の早いものの順番で取り込まれていきます。
胃腸が弱い方は特にスープの力も借りましょう。

 
 

(自由人コース1の塩ラーメンスープ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

(ラーメンスープ完食の面々\(^o^)/ 自由人コース1)

 
 
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旧暦ではきょうが1月1日です 東洋の考え方も取り入れてみませんか?

旧暦ではきょうが1月1日。
つまり新年。
日本では西洋化が進んで旧暦は遠くになっていますが、中国ではちゃんと「春節」として、お休みも長く取るようになっています。
この差は大きいですね。
ちょっと旧暦のことも知っておきましょう。

 
 

【旧暦と新暦】

【天保暦】
天保15年(1844年2月)〜明治5年(1872年12月)まで、約29年間使われた。
月(太陰)の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られたので、「太陰太陽暦」という。
「太陰太陽暦」は奈良時代から改暦を繰り返していたが、グレゴリオ暦に移行する直前まで使われていた「天保暦」を「旧暦」という。
和暦ともいう。

【新暦】
明治6年(1873年1月1日)〜現在まで、149年間使われている。
太陽の動きを基準にしているので「太陽暦」という。
キリスト教圏で使われていた「ユリウス暦」を、ローマ教皇グレゴリウス13世が改良を命じ、1582年10月15日から「グレゴリオ暦」として改暦され、世界の多くの国で使われている。
「和暦」に対して「西暦」ともいう。
余談だが、1582年は日本では本能寺の変が起きた年である。


 
 

【旧暦を暮らしに活かす】

最近は旧暦を大切にして生活する人も増えてきており、私のマクロビオティック仲間にもそういう人がたくさんいます。
つまり、太陽(陽性)中心の暮らし方だけでなく、月(陰性)も意識した方が中庸に近づくので、心地よく感じるからでしょう。

体の中にはまさに月を抱えているので、特に女性は生理(月経)や出産と密接な関係があります。
激動の明治時代を経てもなお、暮らしのそこかしこに旧暦時代の名残はしっかりと残っています。
特に文化というのは受け継がれていくものですから、150年くらいでなくなってしまうものではありません。

無意識に私たちは、先人から語り継がれてきたことを生活に取り入れていたり、心地よさを実感したりしているものです。
太陽の視点だけでなく、月の視点でも物事を考えると、生活にメリハリができたり、体調を立て直すきっかけになったりします。

西洋一辺倒ではなく、東洋の優れた考え方も自分を救ってくれることがあって、日本人はなんて恵まれているんだろうと思います。
コロナ禍からまだ脱出できていない日本ですが、ここらへんで「東洋の考え方ならどうするのだろう?」と立ち止まってみるのもいいですね。

当初はワクチン接種がすべてのような勢いでしたが、ここにきて「ちょっと待てよ、なんだかおかしくないか?」と思い始めた人も増えてきています。
人間が本来生まれながらにして持っている免疫力を、最大限に活かせるような暮らし方こそが東洋の考え方です。

私は今だからこそ「中庸」の生き方をおすすめします。
そういう意味でも、旧暦の暮らし方を意識すると、もっと穏やかでいられるでしょう。

 
 

※西暦導入に関する記事
「お正月と旧暦の話」 2006.1.1

 
 

(京都市内のお寺の梅 春といえば梅 2022.2.1)

 
 
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京料理の特徴や唐辛子が体に及ぼす影響を陰陽で考えてみる

私は常々唐辛子を多用する食生活はしていないのですが、おととい「スンドゥブチゲ」をいただいて、横浜時代を想い出しました。
仕事仲間と韓国料理のお店に行ったり、たまたま知り合いが韓国の人だったりして、今より異文化のお料理に接していました。

京都でむそう塾がスタートしてからは、どっぷりと京料理の世界に浸かっています。
他の国のお料理に比べて、やはり京料理は作り方が繊細ですね。
そして、楚々とした美しさがあります。

京料理をいただくと、穏やかな気持ちや、繊細な感性、そして優しい心根が育つように感じます。
京都の街並みや、京都の言葉にも感じるように、静かでゆっくりとした、でもなかなか手強い面を裏に忍ばせた、まさに二面性のある世界がありますね。

一方、中国や韓国系のお料理をいただくと、スピードやエネルギーを感じ、即効性のパワーを感じます。
作り方が京料理に比べると大胆で、野性的な一面が残っていたりします。
でも、だからこそ、それらがパワーの源になるんですよね。
京料理より一物全体に近い作り方だからかもしれません。

*   *   *

先日、唐辛子を見ていて、こんなことを想い出しました。
私の故郷北海道では、真冬になると長靴の底に唐辛子を入れる人がいました。
私は経験したことがないのですが、クラスの男子にそういう子がいて、おばあちゃんがしてくれたと言っていました。

それから何十年も経って、たまたま「八甲田山死の彷徨」という映画を観たら、その中で凍てつく寒さから身を守るために、やはり靴の中に唐辛子を入れている場面がありました。

これをマクロビオティックの陰陽で考えると、唐辛子(陰性)が血管を開いて熱を生み出す(陽性)ので、まさに陰陽の勉強に最適な場面なのです。
食べ物には陰性が陰性を生み出すものや、陰性が陽性を生み出すものがあって、実に奥深いのです。

ですから、食べ物の一部分だけを見て、「陰性だ 陽性だ」と決めつけてしまわないようにしないと、本当の健康は維持できません。

なお、中医学では唐辛子は陽性に分類されます。
(マクロビオティックの分類とは異なることに注意。)

 
 

(スジコン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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コロナ対策をしていたら髪が増えてきた! 実際にあった話

昨日、塾生さんから面白い話を聞いた。
実際にあった話だそうだが、髪の毛が生えてきたそうでビックリ!
ワクチンで脱毛する話は聞いたことがあるけど、人間の体って面白いね。
Tweetされていたので、それをまとめてみたよ。

 
 

さんのTweetより>

私の友達は世の中がロックダウンとかしたあたりから…免疫力上げるため、朝、日光浴びながら職場まで一駅分歩く様になり、食を見直した結果…今現在は体も締まり、風邪も引かなくなり、肌の調子も良くなり、( ⚆ ⚆ ) 髪の毛までふえたらしい!

食事は…積極的に発酵食品を取り入れ、ビタミン剤を追加したり、甘い物をお楽しみ程度にしたみたい。(おやつは職場でのお付き合いのときはするらしい)
お茶は緑茶をよく飲むのだけど、松葉茶とかも取り入れてました。
とにかく、免疫力を上げる生活を徹底的にしらべては、とりいれてたらしい。

肌がよわかったのに、肌トラブルともさよなら出来て…生活が改善されて、すごく喜んでた。

世の中がザワザワしててネガティヴにおちいりがちな時に、次の事を…自分の未来のこと見据えて静かに活動してた。
ワクチンは打たずに、自分を守ることを調べて行動する姿はめっちゃ共感できた。

髪の毛が生えた…というのは、2人でちょっと笑った。(恐らく45歳くらい 男性)

 
 


(ウェスティン都ホテル京都にて  The Westin Miyako Kyoto

 
 
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