出汁巻き玉子の6個巻(京料理人中川善博の動画付)

出汁巻玉子を巻くときに最大の難関が、箸で返さないことですが、これがなかなか出来ないのです。
人間はつい利き手を使ってしまうのですが、桂剥きもしかり、出汁巻きもしっかり、利き手は遠慮させてこそ本当の仕事ができるのです。
でも、これが手強いんですよね〜。

先日満足コースの授業中、中川さんが急に6個巻きをすると言い出しました。
今までむそう塾の授業では6個巻きは見せたことがなかったので、急にどうしたことかと思いましたが、すぐにピン!ときました。
(ああ、6個になると箸では返せないことを見せようとしているんだね。)

ちなみに、6個と3個ではこんなに大きさが違います。
右側は上手に巻けた塾生さんの作品です。

【出汁巻玉子 左:6個 右:3個】

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾の授業から)

 
 

では、動画で6個巻をご覧いただきましょう。
確実に鍋を振っていますね。
お箸で返そうと思っても玉子が切れてしまいますから。
同時に前と横から撮影をしました。

 
 

【正面から】

【巻く側(横)から】

先輩の皆さん、いかがでしたか?
玉子が重くなってくると、絶対お箸では巻けないから、芯作りの段階からフライパンを振ることを特訓されたのでした。
ついつい右手で巻いてしまう人は、6個巻に挑戦されたら良いかもしれません。

なお、途中で火加減を下げたのは理由があります。
6個になると、長い間フライパンの側面に玉子の端が触れるため、パノラマになりにくくなるからです。
なぜパノラマでなければいけないかは、教わりましたね。

 
 
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コメント

  1. おはる より:

    美風さん、こんばんは。
    貴重な記事と動画の公開をありがとうございます。

    優しく丁寧に巻き上げられる出汁巻の迫力に引き込まれました。
    動画を見るたびに「おいしそう。。。」となってます。

    やってみたい!!と早速巻いてみたものの、ふっくら感が違う、、と
    動画を再度見直し、違いはどこかな?と探りました。

    スケールが大きくなると、見えてくるものがあり、自分の癖も拡大されわかりやすいです。

    それでもとてもおいしかったので、
    中川さんの6個巻は新境地のおいしさなのだと思います。

    出汁巻きの新たなおいしさと、奥深い世界をありがとうございます。
    励みになりました。

    • マクロ美風 より:

      おはるちゃん、こんばんは。

      翌日早速挑戦されていましたね。
      おはるちゃんらしい(笑)

      6個巻って、さらに滑らかで美味しいですよね。
      私はこの舌触りが好きだなあって思いました。
      プリンみたいな感じで。

      中川さんによると、あのフライパンで8個まで巻けるそうですよ。
      ただし、腕が必要だとか(^_-)-☆
      今度チャンスがあったら、中川さんの6個巻を味わってみましょう。

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