10/10のテレビ東京の人気番組「和風総本家」で世界で活躍するメイド・イン・ジャパンを紹介する企画で、日本の良い物として共栄社の芝刈り機とアメリカ製の芝刈り機をアメリカの有名ゴルフコースのグリーンキーパー(芝生育成責任者)がコメントをしていた。 その中に思わず「よく言った!」と膝を叩くような意見があったので紹介したい。
映像ではアメリカ製の芝刈り機で芝を刈った直後のグリーンを共栄社の芝刈り機で同じように刈っていった。
結果は、後から刈ったのに、刈り取った芝が溜まるケースには共栄社の芝刈り機の方が多かったのだ。
これだけならば「刈込み刃の調節で短く刈れるようにしたんだろう」で終わるのだが、そのグリーンキーパーのレイワデル氏の話に驚いたのです。
「重要なのは刈り取られた芝の切り口です。キレイにカットされていると切り口からバクテリアの侵入が少なくなるんです」
これを聞いて私は瞬時に「鉄火味噌」のことを思い浮かべました。
鉄火味噌を食べたり作ったりした方には解かってもらえると思うのだが、牛蒡や人参を薄く薄く切って、細く細く打って、細かく細かく刻みます。
この時にいつも私は人が手で切るのでは無い、「刃に仕事をさせるのだ」と言っています。
まさにこの共栄社の芝刈り機は「刃に仕事をさせている」メーカーなのです。 古く刀鍛冶を思わせる鍛造技術、機械を使って修正できないほどの僅かなブレを直す職人技が一台の芝刈り機に詰め込まれているのです。
刃に仕事をさせるから、切り口が最小で滑面で、細胞の潰れが最小に抑えられているから芝は病気にならずに、鉄火味噌は病気を治すほどに高まるのです。
この記事を読んでわずかでも「はは〜ん」と思うところがあった人は包丁を砥ぎましょう。 腕を磨きましょう。 刃に仕事をさせましょう。
美味しい健康ここにあり。
中川さん、こんばんは。
素晴らしいお話ですね。
そして、すべては共通していますね。
刃物を知り尽くしている本物の人間たちは、どの分野においても鋭い陽性の仕事に軍配が上がる現実に、陰陽の世界を見た思いがしました。
美風さん コメントありがとうございます。
洋の東西を問わず、仕事を突き詰めていくと必ずと言ってよいほど出てくるのは「優しさとキレ」なのです。
格闘技やスポーツでさえ優しさが強さの先にあります。
話に聞いただけで試せてない(笑)のですが、剣の達人に切られて死ぬ人は恍惚の表情で死んでいくそうです。
それほどのキレが痛さや辛さを包み消してしまうのでしょうか。
精進します。
中川さん、こんばんは。
体にいい効果をもたらしてくれる鉄火味噌。
手入れの行き届いたお道具と、
刃に仕事をさせることの出来る腕と気持ちがそろって出来上がるものなんですね。
鉄火味噌を学ぶ機会がある時に、
しっかり心に留めておきたいです。
ありがとうございました。
好さん コメントありがとうございます。
鉄火味噌だけではありません。
サラダを切るとき、味噌汁の具を切るとき。
切らずともご飯をよそう時、服を選ぶとき、生きるとき。
すべてにキレとセンスと練習が要求されます。
だらだらしていて良いことはなにもありません。
練習しましょう。
中川さん
こんばんは。
コメントのお返事を、
ありがとうございます。
思い当たる事があります。
小さい時から、
のんびりしていると言われておりました。
練習して、自分も…キレのある人間で、優しい陽性の人に近づきたいです。
必要なメッセージを、ありがとうございました。
teku-tekuさんへのコメントにも、
あっ‼︎と思いました。
人間は強い!
中川さん、こんばんは。
すごいお話しをありがとうございます。
ぴんぴんに砥いで、つるつるに切る、ですね。
これからもがんばります。
teku-tekuさん コメントありがとうございます。
ぴんぴんに砥いで、つるつるに切るのは野菜だけではありません。
生活の仕方、生き方にもつながります。
キレのある毎日を過ごしましょう。
病気と無縁にあります。
人間は芝生よりも強いはずですもの
中川さん、こんばんわ
素敵な記事を有難うございました
日本の素晴らしい製品が、海外で正しく評価された事がとても嬉しいです。
刃に仕事をさせると言うこと
むそう塾に出逢うまでは全く知らなかったです。
知らない所か切れない包丁で力強くで刻んで細胞を潰してました
最近少しずつ刃に仕事をさせると言う感覚が分かってきて
力んでいては決して分からない事でした
腕を磨きたいので頑張ります
これからも、どうぞよろしくお願い致します。
麗可さん コメントありがとうございます。
どうしても道具を持つと人は力みます。
道具を使うのは、人間が猿から進化して二足歩行になった証です。
どう使えば一番道具の良さを引き出せるのか、いつも考えましょう。
そこには「力み」は無いはずなのです。
練習しましょう。
おはようございます。
中川さんが包丁で牛蒡を切られた時の断面ピカピカを思い浮かべて、それが芝生の病気と鉄火味噌が体におよぼすに影響に「こう繋がるのかな?」と自分なりに考えています。
包丁を正しく砥いで、腕を磨きたいです。
じゅん子さん コメントありがとうございます。
そうですそうです、そのとおりなのです。
材料がどう切られたいのか、そのとおりに切ってやる。
切る意志は自分にありますが、切るのは私ではなく私がもつ刃なのです。
そこを間違うと力みと傲慢が出ます。
中川さん、おはようございます
凄いお話を紹介していただきありがとうございます。
分野は違っても「切れ味」が「健康」に
結びつくことに驚いています!
先日、姉に車麩のカツとプレスサラダを食べてもらった時、
「野菜の切り口がキレイ!」と言われました。
自分の実力はまだまだ初心者ですが、
包丁研ぎや桂剥き、そして刻みに取り組んで、
身近な人が変化に気づいてくれたことが嬉しかったです。
昨年教えていただいた鉄火味噌、
回数を積み重ねることができていない現状から脱して、
健康を守るパワーのある仕上がりを目指します。
彩乃さん コメントありがとうございます。
なんとなく見ているTV番組ですが、ビビッとくるものがあると一瞬にして氣がTVに向かいます。
良くないと言われるTVですが、私は能動的に利用しています。
TVに操られないように、TVを利用しましょうPCもスマホも同じですね。
自分を亡くすようなら近寄らない。ですね。
くだらない番組の中から「大事なもの」を見つける目利きも「キレ」の一つでしょうね。