盛り付け指南 ひじき豆の場合 Isさん

昨日の上級幸せコースでの一コマ
「お願いしま〜す 見てくださ〜い」とIsさんが自分で作ったひじき豆を高山寺写の器に盛りつけて持って来ました。
さすがに上級ですから、量や高さや盛り付け位置に不足はありません。
だからその上の心遣いと自己主張の考え方をお教えしました。
まずは修正前。
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そして私が直してみたのが下の画像です
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何が変わったか、なぜそう変えたか解りますか?
ちなみにどこが変わったのか判らない人はいませんよね?w

念の為に修正点を示しておきます。
なおし
解った人はコメント欄にどうぞ。
上級の人じゃ無くても良いのです。
盛り付け好きな人の道場ですね。

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コメント

  1. 子象 より:

    中川さん

    修正前と修正後を肉眼で見た時、はっきりと「見え方」が違いました。
    そして、こうして写真で比較すると、その違いがより具体化され、忘れることのない一コマとなりました。

    盛り付けの心遣いと自己主張は、同時に「どう作りたいか」という作り方の心得でもあること。
    作る時に「どう見せたいか」を常に視野に入れることが大切なんだということを体得しました。

    昨日に引き続き、こんなに濃いご指導をありがとうございました。

  2. じゅん子 より:

    中川さん、子象ちゃん、こんにちは。
    共に学べる場をありがとうございます。

    お揚げについているヒジキを少し取ること、下にあった丸い大豆を上に持ってくること、これでひじき豆に使われている素材が綺麗に見えるようになったと思いました。
    ぷくっ、とした大豆が主役だよ、と言っているみたいです。

    • nakagawa より:

      じゅん子さん こんにちは
      コメントありがとうございます。
      そのとおりですね。
      せっかく美味しく作ったのですから、
      美味しそうに「魅せる」ことが盛り付けるということなのです。

  3. 夏目 より:

    中川さん、こんにちは。
    凄い盛りつけの極意の記事を、詳しい解説と
    わかりやすい写真付きで記事にして下さりありがとうございます。
    Isさん、ありがとうございます。

    写真で見比べると、間違い探しのように、あ〜!と
    なりますが、盛りつけをする時に、もしくは盛りつけを
    しながら、中川さんの手直し後の盛りつけが頭にイメージされる
    日が来ると信じて、私も頑張ります。

    一緒に学ばせて頂きたく、
    見て感じた事を記載させていただきます。
    修正前は、お揚げにかかるひじき一切れが、お揚げ存在を
    邪魔している。天に黒い物があるのも、あまり綺麗ではない。
    かといって、お揚げにかかっているひじきを全て除けるのは
    自然ではない線が出てしまう。動きがなくなるため、一切れ
    を除けた。
    豆は、お揚げの左横が凹んでしまっているのと、
    半分に割れたお豆が乗っているのは見た目にあまり綺麗では
    ないので、そこへお豆を持って来た。
    手前に落ちているお豆は、お皿のふちにかかりすぎているので
    盛りつけたというより、転げ落ちて来たように見えてしまう。
    豆だけが飛び出しているように見えてしまう。
    もし、もう少し手前のラインが奥に盛りつけてあれば、
    そのままか、お揚げの下あたりにあっても良いのかも?

    と、盛りつけが下手な私の考え方でした。
    答えが出ているのに、何故か?を聞かれて
    ちゃんと答えられるのか?答えられないという事は
    未だわかっていないという事ですから、果たして、
    この考えはどうなのか?ドキドキしながら、
    書かせて頂きました。

    盛りつけの世界は本当に深く、綺麗な盛りつけは
    目を釘付けにしてくれます。

    ピントがずれているコメントだったら、すみません。

    • nakagawa より:

      夏目さん こんにちは
      そうなんですよね。
      言われたらだれでも「ほんとだ〜」と解るのです。
      でもいつも私が横で直してあげられるわけでは無いのです。
      自分でやれなくちゃね!

  4. ちる♪ より:

    中川さん こんにちは。
    修正後は、お揚げの白い部分(中川さんのひじき豆のポイント!)が綺麗に見えること、下にある大豆を上に持って来ることで目線が下から上に向く、軽くなったと感じました。
    学びを共有する機会を作っていただき、ありがとうございました。

    • nakagawa より:

      ちる♪さん こんにちは
      コメントありがとうございます。
      そうですね。キレよく見せるということが「魅せる」につながるのです。
      人間もきっと同じです。はい。

  5. より:

    中川さん、小象ちゃん、こんにちは。
    修正後の画像、重心が上がって一段明るくなったように見えてびっくりしました。
    お豆がふっくらつやっと、首を傾げて寄り添っているようで
    かわいいです。
    ひじきが一番量が多いけれど主張していなくて
    みんながみんなを引き立てているんだなぁと思いました。

    お揚げさんのひじき、下の大きい方だけとるところがやさしいです。
    わたし、もし気づいたら両方とってしまいそう。。
    だから作為的になるのですね。

    共有してくださってありがとうございました。

    • nakagawa より:

      舞さん こんにちは
      コメントありがとうございます。
      天の采配の邪魔をしないこと。 これが大事です。
      レゴを1ピースずつ積み上げていくような盛り付けはしてはいけません。
      箸をつければつけるほど下手になるのが盛りつけです。
      かと言って餌のように扱ってはいけないのです。
      難しいけど楽しい。 これが盛りつけですね。

  6. きさらぎ より:

    中川さん、子象ちゃん、こんにちは。

    盛り付け記事の掲載、ありがとうございます。
    ちょうど一年前の上級コースで、自分で作ったひじき豆を盛りつけ、中川さんに伺った際に、

    「ひじき”豆”なのだから、豆を見せないと、」

    と豆の位置を直して頂き、ハッ、とした瞬間が蘇ってきました。(懐かしい・・・。)
    写真の盛りつけは全ての具材が見え、豆がふっくらと、より立体的に見えているように感じます。
    奥が深く難しいですが、このようにしてみなさんと一緒に考えると楽しいです!

    • nakagawa より:

      きさらぎさん こんにちは
      コメントありがとうございます。
      そうですそうです。
      まんべんなく材料の顔が見えるように。
      一見して何が入っているのかが認識できなければいけません。
      それをふまえてのバランスなのです。
      よく覚えて居てくださいました 偉いです。

  7. ゆかえもん より:

    中川さんこんにちは。
    ど素人の私ですが、コメント失礼します。
    修正前と後を見て、単純に後のほうがパッと明るさを感じるし美味しそう!と思いました。
    修正前は、お揚げに一番目が行きましたが、修正後はなぜかひじき・大豆・人参・お揚げに同じく目が行きました。

    盛り付けひとつで、さらに美味しくできるなんて私もできるようになりたい!と思った記事でした。

    • nakagawa より:

      ゆかえもんさん こんにちは
      コメントありがとうございます。
      盛り付けは料理ができて、美的バランス感覚が無いと難しいのです。
      ですからある意味、芸術家よりも腕がいるのかもしれませんね。
      絵画や彫刻は食えませんのでね。w

  8. るき より:

    中川さん、子象ちゃん、こんにちは。

    ふたつの印象があまりに違うのでびっくりしました。
    修正後は、お揚げにひじきが被さっていないことで白さが引き立っています。また大豆を上に持ってきたことで、高さとすっきり感が出てくるように思います。黒いひじきに負けない軽さを感じました。
    私なら、一番上の豆からいただくと思います。
    ひじき「豆」の盛り付けなのだと、感じ入りました。

    共有してくださってありがとうございます。

    • nakagawa より:

      るきさん こんにちは
      コメントありがとうございます。
      盛り付けは面白いでしょう?
      私にいわれると「ほんまやなぁ」とおもいますが、
      実際に自分で0から盛り付けるときに、それを頭においてできるかどうかが問題です。
      練習しかないのです。

  9. おはる より:

    中川さん、こんばんは。
    貴重なレッスンをありがとうございます。

    全体のまとまり感と、色彩の鮮やかさが、
    修正後は増したように感じます。
    大豆が上に来たことで、主役感がでてきて、おいしそうです。
    小さなように見える修正が、こんなに大きなことだったのですね。
    穏やか感も感じます。

    盛り付けの大切さを改めて教えてくださって、ありがとうございます。
    Isさん、シェアしてくださって、ありがとうございます!

    • nakagawa より:

      おはるさん こんにちは
      コメントありがとうございます。
      そうですね なにの料理なのか が一見して判らなければなりません。
      あとはひたすらバランスです。 そして清潔感。
      練習して下さい。

  10. arinkoyuko より:

    中川さん、こんばんは。
    幸せコースもまだの私ですが、コメント失礼します。

    まず、たった少しのことなのに、修正前と修正後では受ける印象が全然違うことに驚きました。
    ひじきが少し取り除かれることで、黒の面積が減って全体の印象が明るくなったように感じました。
    また、下にあった大豆が上にきて全体が丸くなって落ち着いて見えました。お豆もツヤツヤして美味しそうです!
    盛り付けって面白いですね。

    このような貴重な機会を下さりありがとうございました。
    むそう塾ってやっぱりすごいです。

    • nakagawa より:

      arinkoyukoさん こんにちは
      コメントありがとうございます。
      そうですね。ひじきは黒いものなのです。
      ですが、盛り付けが黒くなってもいいわけでは無いのです。
      これが料理か餌かの違いです。 あなたの食卓はちゃんと料理が並んでいますか? チェックしましょう。 

  11. じんちづ より:

    中川さんこんばんは
    ご指導を公開していただきありがとうございます。

    修正前も美味しそうに感じますが、修正後はなんてまとまりのある一品に仕上がったのかと驚きました。
    盛り付けとはこんなに自然体を表現するものなのですね。
    まず上に上げた豆に目がいき、天盛りされているような美しさ。お揚げの姿をハッキリ見せることでふんわり食べやすそうな印象です。

    子象さんにもお礼を申し上げます。ありがとうございます。

    • nakagawa より:

      じんちづさん こんにちは
      コメントありがとうございます。
      はい。まとまりすぎないのも大事なのです。
      ここでも「大胆に繊細に」が要求されるのです。

  12. 子象 より:

    中川さん、みなさま

    再び失礼致します。

    修了式前に、このような学びの機会をいただき、みなさんと共有できたことをとても嬉しく思います。

    盛り付けはほんとうに難しく、正直「なんとなくまとまっていればいいや」くらいに思っていた自分がいました。
    ですが、最後の授業、さらに皆さんの視点の高い回答に、改めて盛り付けへの興味が湧きました。

    盛り付けは、食べてもらう方への心遣いでもあり、作り手が自分を表現する場でもある、まさに陰陽だなぁと思います。
    盛り付けのことを考えると、そのお料理の作り方、ポイントが自然と映像に浮かんできました。お料理ってこうやって作るものなのですね。

    自分が作る時はもちろん、外でいただく時に、作り手の想いが盛り付けで感じ取れるようにもなりたいと思いました。

    心よりお礼申し上げます。
    これからもこういった学びの場が共有できれば嬉しいです。
    ありがとうございました。

    • nakagawa より:

      子象さん こんにちは
      勉強になりましたね。
      こうして、私が修正して、みんなで共有できているから「あ〜!なるほどー!」と解ります。
      しかし、今年は盛り付けに関して「よし、修正なし」といわれるようになって下さい。 でないといつまでも私が横で修正していないといけなくなるからです。 がんばれ! できるよね?ね?ね?

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