目利き


たとえば、
市場で山積みされた大根の中から美味しそうな1本を抜き取る。
たとえば、
たくさんの玉の中から糖度の高いスイカを選び取る。
たとえば、
トロ箱の中から活きのよい1尾の魚を選び抜く。
たとえば、
たくさんある店の中から一番美味しいお店をチョイスする。
たとえば、
一生かけて払い込むローンを組んで格安マンションを購入する。
辛かったり、甘く無かったり、活きが悪かったり、不味かったり、震度5で壊れたり・・・
誰もお国から「これを買いなさい」と命令されたわけじゃ無い。
抽選をくぐり抜けて人より安く、人より良い生活を望んで自分で決めたはずだ。
ハズレをつかまされた自分の眼力の無さを恥じるべきだと思う。
そんな親達の眼力の無さのおかげで死の恐怖にさらされている子供達こそいい迷惑なのではないだろうか? 
子供達には家庭は選べないのだから。

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コメント

  1. RBCの後輩・・・・・Y より:

    今晩は!!
    一日中冬の冷たい雨が降りました。
    何時になく、善右衛門さんの険しい言葉!!全くそのとおりだと思います。
    こちらでは「食」殊に、「マクロビ」を懸命に究めいかに食材を選び、体に良い・・・・料理を考え、美味しく食べる・・・・そんなブログだと思います。しかし、毎日の生活上諸々の問題から目をそむける事は出来ません。時に、こうした問題にも善右衛門さんのコメントが載せられる事はとても良い事だと思います。こうした怒りをも善右衛門さんの部分として感じる事が出来、人間善右衛門さんを知る事が出来ました。
    そして、その善右衛門さんの手によって作られる料理にもっと深さを感じます。
    何時から、こんな日本に、日本人・・・・・になってしまったのでしょう。
    自分自身の責任、仕事に携わる者としてのモラルの欠如。
    幼い子供達の命の重みがあまりにも軽視されています。
    「選ぶ」事の責任と「選べない」矛盾。
    「目利き」・・・・確かに真剣に考えなくてはならない大切な事だと思います。
    犠牲になった少女の冥福を祈ります。冷たい雨が一層冷たく感じられます。

  2. chie より:

    その通り!
    世の中、人のせいにし過ぎている。それは自分に自身がないから、自分で選べないからだと思う。

    私は、自分の責任は、自分で取れるだけのことをする。
    人はどうあれ、自分はどう感じるか。自分自身に聞いてみる。

    自分の感覚を大切にしていきたい

  3. kyotoyasai2005 より:

    御意のとおり

  4. aki より:

    私も同感です。本当にそう思います。
    キツい言い方かもしれませんが、選んで買ったのは自分の責任。
    あまりにも破格の値段なら多少なりとも何かおかしいと思うはずです。
    これはどんな物にでも言えることで。
    値段のことばかり言うつもりはありませんが、あまりにも安いものはそれなりの理由があるはず。
    食べ物もそうですよね。1リットル198円の醤油と同量で1000円以上する醤油。
    値段だけで比べて選べる物ではないと思います。
    卵だって、スーパーで10個80円の物と、抗生物質など使っていない、放し飼いの鶏の一つ60円の物とでは明らかに違う。
    安いものばかり求めると、摂りすぎたり、余って捨てたりということになっていく。
    ありがたみも全然感じません。
    お金を出せば手に入る。そんな考えだと、命も大切にできないと思います。
    物ができて行く過程で、そこに携わってるすべての人、物に感謝すること。それにはやはり、その過程が直に消費者に見えるようにならないと難しいかもしれませんね。

  5. みみ より:

    子供達には家庭は選べないのだから。

    この言葉、今、育児真っ最中の私には、どっきーん!とくる言葉です。

    何かが起こるのは、自分のせいだ!平常心では素直にそう思うのに、そうでないとイライラと何かのせいにする私…。

     善右衛門さんに、明日からの週のはじまりを締まっていけ!と言われた気がしました!!

  6. マクロ美風 より:

    善右衛門さん、よくぞ言ってくれました。
    この一件で腹立たしく思うのは、「誰も責任をとろうとする人がいない」ことです。
    第一報でこのニュースを知ったとき、まず、「不自然さ」を感じました。
    直感で「怪しい?」と感じたのです。
    答えは、ズバリ的中です。
    こんな直感は、まっとうな大人なら、誰にでも備わっているはずなのに、今は「勘」が鈍って、さらに無責任になってしまったんですね。
    やっぱり、マクロビオティックの必要性を痛感します。

  7. zenemon より:

    RBCの後輩・・・・・Yさん おはようございます。
    ガラにもなく活字を並べてしまいました。 
    会社勤めを辞めてからニュース番組やワイドショーと呼ばれる番組に目をやる時間が増えたのでしょうね。「?」と 思うことがありました。
    どうして今の世の中の人は何かが起こると「自分以外の誰か」に責任をなすりつけようとするのでしょうね。 ぶさいくですね。
    幼女2人の殺人事件もそうです。 当然一番悪いのは外人でも日本人でも犯人が悪いのは当たり前ですよね。 
    どうしてその次に悪いのが警察や学校や行政になるんでしょう?
    違いますよね?
    そんな危ないところに通わせた両親が悪いのです。
    好き合って結婚してセックスをして子供を作ったら、大人になるまで死なないように育てるのが親の責務です。 これは大昔から未来永劫同じです。 心配ならば共働きなどしていないで毎日登下校に親がついていけば良いのです。 無理ならば地域に溢れるばかりに居られるお年寄りに頭を下げて(お金じゃなくて)登下校時に通学路に等間隔で立ってもらえば良いのです。 そんなことも解らないのなら今後もこういう痛ましい事件は増え続けるでしょうね。

  8. zenemon より:

    chie さん おはようございます。
    そのとおりですね。
    自信が無いから他人の行動が気になる。世間並みという訳のわからないスタンダードにしがみつくんですね。
    価値観などは人それぞれ違うはずなんです。
    子供の命より大切なものって何なんでしょうね?

  9. zenemon より:

    kyotoyasai2005さん おはようございます。

    感謝。

  10. zenemon より:

    akiさん おはようございます。
    テレビに出ている某社長はけちなごまかしで人命をもてあそんだ罪を問われるでしょうね。 でもそれをテレビで見て対岸の火事のように、外国で起こった事故やテロのように感じているとえらいことになります。
    絶対にもっともっとたくさんの巨大な「安普請」は日本中にあるはずです。
    地震が起こらないように祈るだけです。

  11. zenemon より:

    みみさん おはようございます。
    自分に起こるすべての事はすべて自分に原因がある。
    解っているのですが、ついつい自分以外の何かに責任転嫁したくなるんですよね。 人間は弱いものです。
    そのなかでも一番弱いのは子供です。 

  12. zenemon より:

    マクロ美風さん おはようございます。
    マクロビ実践者なら、こんなマンションにはひっかからないはずですよね。
    もし、説明会に行っても怪しい「何か」を察知してしまうでしょう、広くて安いと謳った綺麗なカタログの後ろに潜む危険も感じてしまうでしょう。
    そういう感度を高めておきたいですね。

  13. paru より:

    うちは短期で決めて家を買いましたので、詳しく調べて買いませんでしたが(笑)
    でも地域の相場ってあると思います。
    安いところも一応見学しましたが、道路沿いだったり、駅から遠かったり。
    それなりの理由があるものですよね。

    子供の事件は本当に多いですね。
    うちには子供はいないので人の話を聞くばかりですが、
    しっかり見ていないといけないので心配という声をよく聞きます。
    親類や友人で都会・田舎にかかわらず不審者の情報がないという地域がありません。
    日本全体で切れやすい変な人が増えているような気がします。
    一方でリストラ・倒産に合ったという人も多いです。
    給料が減って共働きでなくてはいけない人も多いですから難しいところですね。
    切れやすいというのは食生活に繋がっているところも大きいと思うんですけどね・・・

  14. hina より:

    善右衛門さん、勇気ある大事な事、言ってくれてスッとしました。マックやコーラを自らの手で我が子の口に運ぶ母親や、他人の子と比べてばかりいる親の欲深さに、いつもゾッとしてます。
    「愛する一家の人々の生命の素を扱ふものとしては剰りに無責任で、乱暴で、その罪は或は薬代となり、手術となり、命を失ひ、すぐ罰をうけねばなりません。」と桜沢先生が教えてくれたように、家族の健康と判断力を養うものの責任を痛感します。(「食養料理法」http://pina.blog.bai.ne.jp/?eid=26182#sequel)
    同時に親の責任の重さに、迷いばかりの自分には、到底その責任を負えなかっただろうと思い、私が子供に恵まれなかったのも宇宙の秩序だと思ったりして。f(^^) 善右衛門さん、尊敬!

  15. マクロ美風 より:

    ところで、善右衛門さん、これはもしかして看板になるのでしょうか?
    いいですねぇ。
    筋の通った人生を歩む、善右衛門さんの凛とした姿勢がよく出ていると思います。
    本の表紙にしても、インパクトがありますね。
    どちらにしても、楽しみです。

  16. hina より:

    ところで、善右衛門さん、(風さんのリフレイン?♪)お店ってどこですか?5年間京都岡崎に住んでました。なので「○条○通り上がる」とか言ってくだされば大体わかります。今度お邪魔したいなぁ。

  17. zenemon より:

    paruさん こんばんは。
    失礼な文章でごめんなさいね。 
    paruさんが巡り会われた住の場はどうですか? 住みやすいですか?
    幸せに睡眠とれていますか?
    白砂糖や精白小麦粉の摂りすぎで「キレ」やすい人間が増えているのです。
    化学調味料やトランス脂肪酸など、怖い物がどんどん身の回りに溢れてきても、本当に自分が食べるべきものを見失わないでいたいですね。

  18. zenemon より:

    hina さん こんばんは。
    本当に共働きしなければ暮らしていけないのでしょうか?
    本当にでっかい車をローンで買わなければ生きていけないのでしょうか?
    人より広いマンションに住まなければ子供の教育はできないのでしょうか?
    そんなどうでもよい事に目を奪われているうちに、小さい命は鋭いナイフでめった突きにされたのです。 おかしくないでしょうか?
    おかしいですよね。 
    そんなことばかり考えています。

  19. zenemon より:

    マクロ美風さん こんばんは。
    看板や窓ガラスに描けるかな?と試作してみました。
    でもやっぱり「弐」まで入ったほうが良いですかね? どうでしょう?
    まったく違うデザインでも、善右衛門的。という店名にしたいです。

  20. zenemon より:

    hinaさん、まだお店は出来ていないんです。
    来年節分ころに出来たら良いなという感じです。
    岡崎に住んでおられたのですか? 
    私も左京区です。 鴨川のちょい東に住んでおります。
    開店するときはこのブログでお知らせしますね。
    宜しくお願い致します。

  21. hina より:

    ホント、人間の浅はかな欲深さは切ないですね?。子供は親を幸せにするために、自ら親を選んで生まれてくる「天の使い」と言った人がいます。犠牲になった子供たちは仏の化身?私もそんなことばかり考えてます。
    善右衛門さんのお店ができたら、いっぱいお話したいなぁ。

  22. ichijiku-chan より:

    zenemonさんと皆さんのコメント読ませていただきました。
    怒りや熱い思い、真意が伝わってきて胸いっぱい。
    言葉が出ません。
    でも、黙ってとおりすぎるには・・・思いまして、足跡だけ残させて頂きます。

  23. akko より:

    うさんくさい・・・・最近はだいぶその手の人や物にひっかからなくなりました。
    人を疑うことを知ってしまったからか、マクロのお陰でちょっとは勘が良くなったからか。
    建築業界が長かった私としては今回のことは本当に信じられません。
    設計士の先輩が「この仕事は人の命を預かっているということを第一に考えなくてはいけないよ」と常々教えてくれていました。
    当たり前のことなのに・・・・どうしてこんなことになってしまったのか。

    子供の事件には胸がつぶれる思いでいます。
    毎晩娘と息子の寝顔を見ては、神様からの授かりものに感謝せずにはいられません。
    この子たちを守る為だったら自分の命なんて惜しくない、と思います。
    きっと私も両親にそう思われながら育ててもらったのかな・・・

    うちはお金の余裕がないけれど専業主婦になったことに満足しています。
    自分にかけるお金はなくなったけれど、子供達へ目をかける時間だけは毎日い~~~っぱいあります。(ありすぎるくらい)
    いまはそういう時期だと思ってしまえば、なんてことない、かな♪

  24. ルパ より:

    >無理ならば地域に溢れるばかりに居られるお年寄りに頭を下げて(お金じ>ゃなくて)登下校時に通学路に等間隔で立ってもらえば良いのです。 
    うちらあたりは、ありがたい事に、お年寄りがこの時間帯を選んで
    外に出ていて下さったりします。
    学校前に詰めて下さっているのもほとんど、おじい様方。
    でも、残念なことに少ないのが子供達の挨拶です。
    詰め所の方にはするんだけれど・・・。
    知っている子達にこちらからしても、ちらっと見て通り過ぎるだけみたいなことが多いです。
    (私は、怪しいおばちゃんか!まあ、よう怒らはるこわいおばちゃんで通っているけれど、笑)
    自分の子供には、母ちゃんが挨拶している人にはちゃんと頭下げときや~、っていってますが。
    只今、専業主婦の小学生の母。
    1日家にいても、たとえ登下校送り迎えできても、
    地域の方のお助けなしには1人では子供は守りきれません。
    頭は何ぼでも下げるし、みんなして地域の子供を守っていきたい。
    そう思います。

  25. ちゅら より:

    はじめまして。写真の躍動感に惹かれたびたびお邪魔していました。
    今日のコメント、すとんと心の中に入ってきました。自分が望んで選んできた。その結果が今の自分。良くも悪くも。毎日、早朝からみの〇んたが怒りを発し続けていますが、なにか不自然さを感じていました。 一児の母として、この世をつくっている一人の人として、眼力磨きに励みます。 お店ひらかれるんですか?雪国にいるのですが、上京することがあったら是非お邪魔したいですね~   

  26. zenemon より:

    hina さん こんにちは。
    ほんとですね。 じっくり家族の幸せについてお話したいですね。
    店ができるまではこのブログに何でも書き込んでくださいね。

  27. zenemon より:

    ichijiku-chanさん こんにちは。
    私の子供は二人とも運良く大きくなれました。
    でもこれからは運任せでは子育てができない嫌な世間になっていきそうですね。 悲しいことです。次世代のお母さん、お父さんがんばれ!

  28. zenemon より:

    akkoさん こんにちは。
    何の業界にも「ずる」をして人より儲けよう、自分さえ良ければOKという輩が存在しますね。 建築業界だけではありません。 お金が動く、人が動く世界では必ずといっていいほど怪しい話が存在します。
    宇宙の秩序を尊ぶマクロビの世界でも黒い話やグレーな話をよく聞きます。
    一部のロクデナシのためにまともに生きている人まで色メガネで見られてしまうのは悲しいことです。 そうしてついには誰も信用できない世界がやってきます。
    知らない大人と気軽にお話したりついていったらあかんよ。と保護者や学校の先生は教えます。 だから知らないおじいちゃんには笑顔で「ありがとう」と言えないのです。 これは子供が礼儀を知らないのでは無いですよね?

  29. zenemon より:

    ルパさん こんにちは。
    子供は親の態度を見ています。 見ていないようで見ています。
    親が親しくしている他人には心を許します。
    地域のお年寄り、見守りをしてくださっているお年寄りに笑顔や挨拶が足りないのは先ず多くの親や学校の方ではないでしょうか?
    今一度ふりかえって見るべきですね。
    地域で守る。という気概が必要です。

  30. zenemon より:

    ちゅらさん こんにちは。 はじめまして ようこそです。
    毎日テレビに流れる情けないニュースを見て、ついついよけいな事を書いたようです。 お目汚しでした。
    私は美味しい物を作りながら少しでも食べる方の健康や心の浄化のお役に立てるようになりたい。ただそれだけです。
    ちゅらさんというお名前から沖縄の方かと思いました。
    雪国の方なのですね。 この寒波ですっかり雪景色なのではないでしょうか?
    京都にお越しの節はどうぞおたちより下さいませ。(まだですが(笑))

  31. マクロ美風 より:

    個人的な考えですが、弐が入ると、
     ・「2軒目のお店」(じゃぁ、3軒目も作るのかな?)
     ・ 「心機一転の意味を込めた弐」
     ・「再出発の意味を込めた弐」
    のイメージが湧きました。

    私は、cafeの文字が、とっても優しい善右衛門をあらわし、ゴシックが凛とした善右衛門さんをあらわしていて、陰陽のバランスがとれた最高にインパクトの強い作品だと思います。
    好きです。

  32. zenemon より:

    マクロ美風さん こんにちは。
    ご意見をありがとうございました。 
    なんだか試作品でそんなに褒めて頂けたら、嬉しいやら恥ずかしいやら(笑)
    もう次の候補は作らなくても良いでしょうか?
    これを最終版までブラッシュアップすることにします。
    ありがとうございます。自信がつきました。 嬉しかったです。

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