2本とも血が回っているので血抜きがうまくいっていないのだと思い何度も動画を見直して原因と思われるところを書いて(描いて)おきます。
鱧は獰猛な魚で普通に〆ても動き回って血が回るので絵の赤Vの部分をざっくり切り込むのが通常なのです。 画像ではこんな感じです。↓
あなたのおろしている鱧を見ると切りこみ〆をしていないようなのですが魚屋さんが〆てくれたのですよね?
〆てないようにみえるでしょう? どうなんでしょう。 首筋と尾の先をいち早く切って少しでも早く血を排出することが美しく美味しい身のまま保つコツなのを理解しておきましょう。
ミンチが飛ばなくなってきました。 有次を見る角度が一定になってきたからです。
あと少し直したいのは やはり力みです。 包丁を持つ手が力んで 手の甲、手首、前腕外側、二の腕外側、肩とカチカチです。 これがしなやかに使えるともっともっと薄く切れるようになります。 現行犯画像を貼っておきますね。
どうです? カチカチでしょう? まず人差し指の指紋の中心が包丁をグイと押していますね。人差し指で押し釦を押すように面圧を当てています。 もう1つは親指。
親指の指紋の中心で包丁の背をグイと真下に押し当てていますね。 この2本の指が前述の力む筋肉の先端となります。
正解を何度も教えたのですがもう一度書きます。
面圧は人差し指の左側面を包丁に押し当てる。 親指の指紋は包丁の峰の左角にあてがう。 これを忘れないように直してみましょう。
よく刃が降りています。 包丁砥ぎがチリチリにできていれば皮が切れていたかもしれません。
これになってしまった原因もいろいろ考えましたが、出刃の角度やグリップの持ち方などそんなに悪くは無いようです。 こっちの鱧は最初の三角骨に沿って引くときに骨ギリギリに引けずにたっぷり骨に身が付いていたのが原因のようです。
中川さん、診ていただきありがとうございます。
いつもはその場で締めてもらうのですが、今回初めてすでに死んでいるものを買って、締めてもらうことを失念しました、、ちなみに、その場で神経締めをしてもらっても血が回ることがあるのは、その後私が小走りで帰るからなのか、新鮮すぎてまだまだ元気だからなのでしょうか。
包丁の持ち方も失礼しました。
力を抜こうにも抜けない理由がはっきり分かり、改めて教えて頂きありがとうございます。修正します。
中骨もすべては三角骨からですね。もっともっと精度を高めます。