[youtube width=”660″ height=”440″]https://youtu.be/byfe-n1oL64[/youtube]
どうして人参を剥けと最終日に突然課題を出したかというと、壁にあたって居たからです。 「上手に剥ける」で止まっていると、投稿期間が終わって練習量が減るとたちまち「普通に剥ける」くらいに落ちます。 それを平気でいると「下手くそ」に戻ってしまうのです。 そうなるとヘタなのも練習不足なのも判っているのにやらなくなって遠ざかります。 せっかく包丁と友達になりかけていたのに触るのも嫌になってしまうのです。
そうならないように「上手に剥ける」のその上、「すごく上手に剥ける」までなってほしかったのです。投稿期間も終わるのでほんとうにラストチャンスでしたが、みごとに私の真意を理解してくれて壁を突き破ってくれました。
苦労して難儀して人参を剥けたあとの大根は驚くほど簡単で柔らかかったでしょう? でも大根は昨日も一昨日も同じ硬さなのです。 あなたが変わっただけなのです。
こうして職人は自分で自分の壁を毎日突き破って邁進します。 もし、この1月間の練習が少しでも楽しくて上手くいったときに興奮したなら、これからも練習を続けてください。 そして周りの人をあなたの腕で幸せにしてあげてください。 包丁にはそれができるエネルギーが込められています。そしてあなたはそれを使いこなせる力を身につけました。 よく頑張りました。
お疲れさまでした。
【龍くんの最後の投稿文】(無断で掲載してしまいましょう あまりに嬉しかったので)
中川さん、こんにちは。
32回目の桂剥き投稿になります。
これで最終投稿にいたします。
大根の剥き始め、剥き終わりは8分24でした。
人参の剥き始め、剥き終わりは3分32秒でした。
今朝もなかなか思うように剥けず、落ち込んでいました。
投稿最終日なので、仕上がりをいつも以上に良くしたい気持ちがありました。
人参の課題も絶対に無理だろうなぁと最初思っていました。
何度か人参にチャレンジして、ダメだと思ったら大根を剥いて、
また人参を剥いての繰り返しをすると、大根がすごく柔らかく感じます。
大根が仕上がったところでニンジンもまたチャレンジしたところ、
怪しい感じではありますが、少しだけ繋がりました!
ホッとしたのと、とても嬉しい気持ちになりました。
人参のぴらーんはうっかり撮り忘れてしまったので
残念ながらぴらーん写真が投稿できません。
一ヶ月近く、毎日大根と向き合って手もボロボロにはなりましたが
ここまで自分が剝けるようになるとは当初思いもしませんでした。
出来なかった事が出来るようになるのは本当に嬉しいことです。
服部時代にもかなり苦手だった桂剥きを、短期間でこのレベルへもってこれたのは
中川さんの技術力と、ご指導力があってこその賜物です。
ゴールはありませんが、まだまだ練習を続けたいと思います。
毎日のご指導、本当にありがとうございました。
明日の授業も、どうぞ宜しくお願いいたします。
以上
ごくろうさま。
誇らしげだねぇ (ひっぱり強度がある証拠です)
中川さん、こんにちは。
早速みてくださりありがとうございます。
あっという間で本気の1ヶ月間でした。
苦手だった桂剥きをだいぶ克服できました。
大変ではありましたが、喜びも大きいです。
ご指導ありがとうございました。