糠漬けの失敗は必要です

暑さも本格的になって来ました。
この暑さで中川式糠床は日に日に旨さを増し、中川さんが糠床のお世話に体力勝負で頑張っておられます。
60リットルの大きなタンクを何本も下から混ぜる行為は、中途半端な体力では出来ないと痛感しました。
ダイナミックに、しかし細心の注意を払って糠床を管理されるその姿は、まさに糠床が生きていることを感じさせます。
糠床は刻々と変化します。
気温・酸素・塩分・水分・乳酸菌・その他の微生物などの微妙なバランスがいつも変化するのです。
朝と夜ではもう表情が違います。
いえ、今なら朝とお昼でも違います。
その刻々とした変化に対応する中川さんの管理内容を拝見していると、やはり糠漬けは難しいと思います。
何が難しいかというと、私たちが微生物の世界を知らなさ過ぎることは当然ですが、住環境の変化に対する対処方法を何も知らないからです。
一戸建てで北向きの台所に涼しい場所があった昔の日本家屋と違って、マンションで気密性があり、室温が高くなりがちな環境に住んでいる人は、はっきり言って糠床には不向きな住まい方なのです。
それでもその環境で本物の糠漬けが漬けられるように試行錯誤されたのが、中川式糠漬けの方法です。
私も中川さんの方法で糠漬けを漬けるようになって3年経ちましたが、未だにきちんと理解しきれていなかったことがあります。
それは今さらではなく、今だからこそ理解できる内容のものがあります。
失敗してみて初めて分かることが糠漬けには多すぎます
微生物のことを理解するのに3年経ってもまだ不完全です。
あの中川さんだって何度も失敗して、その中から一つひとつ学んだそうです。
四季を通じて最高の糠床を管理できるには、1回や2回の失敗では足りなさすぎます。
お話になりません。
今日も私は中川さんと話をしていて、糠床の仕組みについて発見がありました。
目の前で起きている現象がなぜそうなっているのか、その現象に自分がしたことは正解なのかどうか。
中川さんから答えをいただいて納得しました。
*  *  *
いよいよ7月18日・19日・23日・24日とクイック講座が始まります。
クイック講座の最大の特長は、何と言っても中川さんからもう一度確実にノウハウを伝授してもらえることにあります。
一番多く中川さんの糠漬け講座をそばで見ている私にだって、きょうも学びがあったのです。
ですから、きっと皆さんはクイック講座でいっぱい学びがあると思います。
このクイック講座では、今まで開催した糠漬け講座とは違って、いかにして糠床をうまく管理していくかに多くの時間を割きたいと思います。
なぜ失敗するのか?
お住まいの状況に合わせてきめ細かなアドバイスもします。
こんなに詳しい糠漬け講座は来年の春まで開催しませんので、どうぞしっかり納得するまでいっぱいご質問なさってください。
なお、23日のみ、3名のお席があります。
よろしければこちらの記事の申し込みフォームからお申し込みください。
満席になりましたのでリンクをはずしました 7/15 8:35追記)

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