からだ」カテゴリーアーカイブ

「キムチのミズノ」京都の韓国料理店 Mac愛好家だった!

きのう授業が終わって2階に上がったら、中川さんが急に『キムチの味見に行こう!』と言い出して、急遽キムチ屋さんに行くことになりました。
そのお店は店内でお料理も食べられるそうなので、参鶏湯を食べようと3人で出かけました。
もちろん、予約してからです。

何やら中川さんの話によると、そのお店は昔二条城の近くにあったけれど、しばらくお店が営業していなくて、止めてしまったのかなと思っていたそうです。
昔、中川さんの亡き奥様が「このお店のキムチが美味しいのよ」といって、買ってきていたのだとか。

そんな昔話をしているうちにお店に着きました。

 
 

【キムチのミズノ】

 
 

早速参鶏湯を注文して出来上がりを待ちます。
その間に3種類のキムチが小皿で出てきました。
大根・胡瓜・白菜です。

ふと天井の方を見ると、中にも看板の文字が。
きっとお店が二条城のそばにあったときのものなのでしょう。

 
 

 
 

参鶏湯を待っているうちに、キムチの味見をしていました。
今まで食べていたキムチより、辛味はほんのちょっとだけ辛いのですが、でも美味しいです。
胡瓜はちょっと甘い味付けがしてありました。
蜂蜜が入っているのかな?

チヂミが出来上がりました。
これが美味しくて、中川さんもお気に入り(^o^)
真ん中にあるタレも美味しい味で、油っこくないチヂミにお箸が進みました。

 
 

 
 

さあ、参鶏湯が出来上がりました。
私は写真を撮り忘れたのですが、中川さんが一瞬の動画を撮っていました。
お母さんの声も入っています。
ひな鳥一羽が丸々入っています。
3人ですが5人前を食べました(笑)
美味しかった〜!

 
 

 
 

***

中川さんが座っていた席の後ろに、古いMacがありました。
もう、中川さんは大喜び!
そして、大興奮!
息子さんとすぐ仲良くなって、Mac愛好家ならではの光景です。
記念にMacとパチリ!

 
 

 
 

***

お母さんと息子さんで経営されているようですが、私はそのお母さんを私と同じくらいかなと思っていました。
そして、息子さんは40代かなという感じでした。
歩くスピードや声の張り、顔色などから判断してです。

でも、お食事が終わって外でタクシーを待っていると、中からお母さんが出てきて、色々話してくれました。
今は85歳で、子どもは4人いて、ひ孫さんもいらっしゃるそうです。
お店を一緒にしているのは4番目のお子さんで、53歳なんだとか。

いやはや、3人でビックリ(゚д゚)!
絶対10歳以上はお若く見えます。
あのようなお料理を召し上がっているから、お若いのかな?
お店を経営されていて、動き続けているからお若いのかな?

息子さんは大柄でたくましい体型ですが、お母さんは小柄で太っても痩せてもいなくて理想的です。
それにしても、お母さんの歩く歩幅が大きくて、中川さんと感心していました。
しょっちゅうウーバーイーツの注文があって、そのたびにお母さんが応対しています。

やはり韓国料理には、底しれぬパワーが秘められているのかもしれません。
そういえば、しばらくキムチを食べ続けていたら、血のめぐりがよくなって来たような感じがします。
マクロビオティックの知識で、私は避けていた食べ物でしたが、上手に取り入れた方が良さそうです。

歳を重ねても元気でいてくれることは、後に続く人に希望を与えますね。
ミズノさんには、また食べに行こうと3人で話しています。
メニューも豊富なので、相当通わないと食べきれませんが(笑)

 
 
カテゴリー: 京都やマクロビオティックのことなど, からだ, 食べ物あれこれ | 2件のコメント

「上級幸せコース」と金平牛蒡 うれしかったこと

5月8日。「秘伝コース」の授業が始まる日の朝、嬉しいメールが届きました。
「上級幸せコース」の再受講をしたいとのこと。

彼女が受講時は、お仕事が忙しくて復習もままならない日が多かったのですが、今年は意を決して時間を作り出す決心をされたそうです。

なぜなら、上級幸せコースのメニューは、日常的にどんどん登場するお料理が多いので、これを食べると元気になれるからだそうです。

ただ元気になれるだけでなく、精神的にも満たされるので、この影響も大きいと思います。

特に「切り干し大根」や「金平牛蒡」は、お馴染みの名前ではありますが、作り方次第で美味しさと体への影響は大きく違います。
それは陰陽が変わるからですね。
この陰陽差がジワジワと健康へのあり方を作り上げて行くのです。

このことに再度気づかれて、お時間を調整された塾生さんのお気持ちがすごく嬉しかったです。

 
 

こういう過去記事もあります。
中川式金平牛蒡で泣く 2012.10.9

中川式の金平牛蒡を習いたくて、むそう塾に来られた先輩もいます。
私は、むそう塾生だけでなく、多くの人にこの金平牛蒡を味わっていただきたいほどです。

 
 

(中川式金平牛蒡 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
カテゴリー: うれしかったこと, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 食べたもののようになる, からだ | 2件のコメント

マクロビオティックと塩分について 古塩(こえん)のこと

<マクロビオティック指導者たちの話し合い>

先日、マクロビオティックに関する動画を観ていました。
2時間以上の長い動画ですが、そこに登場する人たちは私の知っている人たちばかりなので、当事者のような気持ちで観ていられます。

その動画は、マクロビオティックの指導者たちがZoomで話し合っているものなのです。
つまり会議ですね。
かつては指導者同士が集まって会を開いていたのですが、コロナの影響もあって今はZoomになりました。
会の準備をしてくださる先生方には、本当に感謝しています。

その動画を観ていて、共感することがいっぱいありました。
皆さんが体験を述べておられたのですが、まさに「あるある」状態で、私がマクロビオティックを知ってから体験してきたことと同じでした。
ですから、その動画を観て確信することがいっぱいあったわけです。

その動画で話されているような内容は、中川さんとむそう塾を立ち上げる時に、しっかり話し合って路線を決めたので、まさに今、それで間違いなかったと確信を新たにしたところでした。

 
 

<塩の摂り方は個人差が大きい>

動画の内容は「塩」に関することです。
塩は多すぎてもいけないし、少なすぎてもいけません。
「塩梅(あんばい)」という言葉があるように、塩加減はまさに人の健康状態を左右する重要な問題なのです。

テーマが大きいだけに、2時間では語り尽くせるものではありませんし、記事で書くのも長文になりすぎてしまいます。
たとえ記事で書いたとしても、受け取る人の体調に合っていればよいのですが、そうでない場合は体調悪化に手を貸すようなことになってしまいます。

しかし、むそう塾の授業では、お一人おひとりの体調を把握しながらアドバイスができるので、ずっとそれをしてきました。
むしろ、それをするためにむそう塾を始めたと言ってもよいほどです。
それほど塩の摂り方は個人差が大きいのです。
「1日に何グラム摂りましょう」と一律に言えないのが実情です。

 
 

塩味の濃いお料理で育った人は、どうしても濃い味が好きになります。
そして、濃い味はご飯が進むので、ついつい食べすぎになってしまいます。
小さいときから毎日のように甘いものを食べて育った人は、むしろ塩分のあるものを摂った方がシャキッとしたりします。

また、病を得てしまった人、薬を使っている人も、その病気によっては塩分を摂った方がよい場合がありますが、すべてはケースバイケースです。
なお、お子さんたちは成長のために陰性さが必要なので、あまり塩分を多くしない方がよいです。
もししょっぱいものを好むようでしたら、おかずにミネラルが足りていないかもしれません。

とまあ、この類については書ききれないほどたくさんありますし、事例も豊富です。

 
 

<古塩(こえん)と体調の関係>

塩については書きたいことがいっぱいありますが、一番書いておくべきなのは「古塩(こえん)」についてです。
私たちの体には、直接調味料として摂る「塩」だけでなく、お肉やお魚などに含まれる塩分も一緒に体内に入ります。
これをマクロビオティックでは「古塩(こえん)」と呼んでいるのですが、これが長い間に蓄積されて体調不良の一因になっていることがあります。

これを体外に排出するには、断食(デトックス)が適しているのですが、これではハードルが高い人には、極力塩分を控えたお食事を何日か食べてもらいます。
一切塩分を使わないお料理をすることもあります。
しかし、極端なやり方は危険なので、必ず指導者について実行してください。

これをしないままでいると、年齢が進むに従って甘いものやアルコールがほしくなります。
体内の塩分(陽性)が体を緩める陰性を欲しがるんですね。
そういえば、私の母も晩年はコーヒーに砂糖を入れて飲んでいてビックリしました。

果物を食べるのもオススメです。
果糖が気になるという人もおられるでしょうが、ジュースにするより繊維質も摂れるので、そんなに気にしなくても大丈夫です。
細かな対処法はマンツーマンでご指導しますので、お気軽に質問してください。

塩についてはこれからも発信していきますので、多くの人の目に触れましたら幸いです。

 
 

(ウドのきんぴら 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

山菜の美味しい季節です。
どんどん山菜やお野菜を摂って、デトックスの応援をしましょう。

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, からだ, 食べ物あれこれ | コメントする

マクロビオティックとベジタリアンのこと 豆乳のこと

<マクロビオティック>

今では日本でもいろいろな食べ方を選ぶ人がいるので、レストランでもベジタリアンメニューがあったり、ビーガン対応のお店があったりします。
東京オリンピックの影響もあって、急にそれらのお店が増えたように感じます。

私がマクロビオティックを始めたときには、「マクロビオティック」という言葉自体があまり知られていなかったので、説明に時間を要しそうなときには「ベジタリアン」ということで通したりしました。

しかし、マクロビオティックは完全に動物性を排除しているわけではなく、体調のために必要な場合には動物性も摂ります。
原則としては植物性のものに軸足を置いた考え方なので、外から見たら分かりにくいのだと思います。

マクロビオティックでは「陰陽」を大切に考えていますので、食べる人の陰陽と食べ物の陰陽がうまく調和が取れることを理想としています。
ところが、この「陰陽」に馴染みがない人が多いために、大きく広がらなかったものと思われます。
単純に食べ方だけでなく、哲学的な考え方が魅力的なんですけどね。

 
 

<ベジタリアン>

食べ方の違いでいうと、次のようなものがあるでしょうか。
1 ベジタリアン (肉・魚などを摂らない菜食主義)
2 ヴィーガン (卵、乳製品、はちみつなどの動物性なし)
3 エシカル・ヴィーガン (2が衣食住にも及ぶ)
4 オリエンタル・ビーガン/ベジタリアン (仏教の戒律に基づき五葷を除く植物食材)
5 フルータリアン (葉、実、種子、ナッツ)
6 フレキシタリアン(ゆるべジ) (乳製品、卵、魚介類、鶏肉のいずれかは食べる)
7 リデュースタリアン (赤身肉、家禽、魚介類、乳製品、卵などの摂取量を減らす)
8 リキッダリアン (水、コーヒー、青汁、スムージー等の植物性の液体を摂る)
9 ブレサリアン(プラーナタリアン) (光などの「気」からエネルギーを摂取)

 
 

「ベジタリアン」は上の他に次のような分類もあって、世界には本当に色々な食べ方があるものだと驚きます。
1 ラクトベジタリアン (乳製品は摂る)
2 オボベジタリアン (卵は摂る)
3 ラクトオボベジタリアン (乳製品と卵は摂る)
4 ポーヨーベジタリアン (鶏肉・魚・卵・乳製品は摂る)
5 セミベジタリアン (植物性が基本で時々肉も摂る)

 
 

<精進料理>

多くは宗教上の理由からでしょうが、そういう意味では日本人は本当になんでも食べる国民ですね。
しかし、日本にも「精進料理」というものがあって、これが和食の土台になっているわけです。
動物の殺生もしないし、五葷(ごくん)も摂らないので、「オリエンタル・ビーガン/ベジタリアン」に入るでしょう。
京都には寺院が多いので、精進料理のメッカともいえますね。

マクロビオティックの食べ方は、この精進料理に似ているのですが、完全に精進料理というわけではありません。
たとえば精進料理では五葷を避けますが、マクロビオティックでは避けません。
陰陽で考えて必要なら摂ります。

 
 

<豆乳と膝痛>

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
マクロビオティックでは乳製品を摂ってはいけないと思って、牛乳を止めて豆乳に切り替える人がいます。
しかし、ご存知のように牛乳は動物性であり、豆乳は植物性です。
当然ですが陰陽が間逆なので、体への影響は大きく異なります。

しかし、頭で「豆乳は体にいいのだ」と思って摂り続けると、体調に合わない場合は病気に発展することがあります。
大豆製品は発酵していない状態で食べると、あまり体によくないのですが、豆乳は大豆そのものより陰性な状態です。
ですから、陰性なタイプの人が豆乳を摂り続けると、体調が悪くなると思った方がよいです。

 
 

以前ご相談のあった人で、膝に痛みが出てきた男性がいました。
その人は、奥様が動物性を一切摂らないマクロビオティックをされていて、大豆・納豆・油揚げ・きなこ・大豆ミート・豆乳を瀕雑に摂っていました。
マクロビオティックの人って、大豆をお肉代わりに使うことが多いんですよね。

ストイックな奥様だったため、ご主人も動物性は一切摂っていません。
そこで私は、発酵していない大豆製品を減らして、豆乳をやめることをアドバイスしました。
すると、膝の痛みは解消したのです。
よかった〜\(^o^)/
ということで、豆乳にはご注意を。

精神性を高めて行くことを目的とする場合は、動物性を減らすのもよい食べ方ですが、あくまでご自分の体調を観察しながら、心地よい状態を持続できるようにしましょう。

 
 

(鰹のタタキ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

これからは鰹が美味しい季節です。
たっぷりの大根おろしを添えて、ポン酢でいただきましょう。
特に女性には鉄分補給になってオススメです。

(豆乳の写真がなかったので、鰹で失礼)

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, からだ, 食べ物あれこれ | 4件のコメント

本当に日焼け止めクリームは必要なのか? フランス人の日焼けの例

「日本とこんなに違う、フランスの日焼けに対する価値観」という記事を読みました。

ここに日本人の日傘のことが書かれていますが、私は真夏でも日傘をさしません。
ビルの陰や木陰を選びながら歩く程度で済んでしまうからです。

でも、京都にいると、京都の人の日傘率が高いのにビックリします。
やはり色白を良しとする文化なのでしょうかね。
デパートの日傘の売上も、関東より関西の方が多いのだとか。

GW頃から日差しの強さを感じるようになりましたが、私ぐらいの年齢になると、紫外線を気にするより太陽のありがたさの方が優先されます。
太陽は健康に欠かせないものであって、特にビタミンDのことを考えると、太陽は神様のように思えます。

特に免疫力強化のためにも、太陽に親しむ生活は絶対オススメします。
過去記事でこんなのがあります。
あなたは日焼け止めクリームを使う派ですか? 使わない派ですか?

日焼け止めクリームは必要か? 2013.5.17
夏野菜のマクロビオティック的な食べ方と食材の旬 2013.5.18

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

お花ってお化粧しないのに、本当に美しいよね〜。

 
 
カテゴリー: からだ | コメントする