選挙における男性と女性

12月の寒空に選挙が始まりました。
雪の舞う中を演説に駆け回る候補者、寒さを堪えて外套を羽織らずに薄着でマイクを持つ候補者。
どちらも寒さで体調を崩すことなく選挙戦を乗り越えてほしいと心から思います。

ところで今回の選挙戦で感じたことがあります。
私のまわりの男性は女性候補の演説をイマイチと感じていて苦戦するだろうと予測するのですが、私はそうは思いません。
女性候補の言葉は「そうだそうだ」と頷ける部分が多く、同調しながら耳を傾けられる内容が多いです。
男性と女性で感じ方が異なるのは当然ですが、それが選挙では勝敗につながるので、候補者はどんな層に一番訴えたいのかを絞って話すのも良いかと思います。

たとえば男性候補が早口でがなり立てるような大きな声でまくし立てる(陽性)と、女性はちょっと退いてしまったりします。
女性はあまり強い物言いには本能的に拒否反応を示しますのでね。
反対にちょっとゆっくり目でも心に染み込む口調で話すと女性は心が開きます。
もちろん話す内容が一番重要ですが。

その辺のところも考えて候補者は話されているかどうかは分かりませんが、明らかに今回の選挙は女性を敵にまわしては勝てません。
戦争(陽性)は男の論理です。
しかしこれからは平和(中庸)に向かうためにも女性(陰性)の意見が大事にされるべき時代です。
今までは男性優先の社会で来ました。
しかしそれではバランスが悪いのです。
もっともっと女性の意見が採用されて実現できるようにすることこそが新しい政治ではないかと思います。

国の将来を見据えて世界の中の日本を考えることはもちろん政治に不可欠ですが、男の論理だけで政治を進めて良いはずはありません。
真の男性なら女性が生きやすいように、女性が働きやすいようにして、子供を産み育てる環境を整えることが最優先されるべきだと考えます。
ですから私は今回の選挙では「ほんまもんの人間」に投票したいと思います。

 

(京都 東福寺にて)

 

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