日本が世界に誇る料理技術「発酵」

中川善博さんのブログ記事より>
うっとおしい毎日が続きますが、糠どこには御機嫌な毎日の
ようです。 
毎日ぐんぐん発酵して行きます。
植物性乳酸菌の重要性をやっと最近食品メーカーも気づき始めて
来たようです。 
でも急に「日本人には乳由来の乳酸菌より植物由来の乳酸菌の
ほうが身体に合う」などとはメーカーは言えないのです。
売り上げが激減して倒産する会社も出てくるでしょうから。
ですから自分で判断して選択しなければ自分の健康は守れない
のです。 
この判断力は塩抜けしてぼーーっとした頭からは出てきません。
シャキッとしましょう。
               *    *    *    *
<マクロ美風より>
最近はお塩の摂り方を控える人が多いですね。
一般的なお食事をしている人は勿論ですが、マクロビオティックをしている人の中にも、いたずらにお塩を敬遠している人が結構います。
お塩の問題に関しては、かなり書くことがあります。
摂取する量についても、お塩の種類についても。
間違った摂り方で体調を崩している人が、「むそう塾」にもたくさんやって来ます。
一言でいうと「哀れ」です。
体に良かれと思って加減しているのに、そのお塩が体に悪い結果を及ぼしているなんて。。。
「糠漬け」は日本に昔からあるお漬物です。
汗をかくような季節には、ことのほか美味しく感じます。
汗とともに排出される体の塩分やミネラル分、そしてビタミンまでも補う優れものです。
だからこそ、「美味しい」と感じるのです。
体が求めているものだから。
「糠漬けは陰性か?陽性か?」なんて、頭で考えていても解決がつきません。
食べてみればいいのです。
食べた結果、体調がどうなるかを自分で判断することが大事なのです。
それがマクロビオティックです。
瀕死の状態にある人でない限り、糠漬けを一切れ食べたくらいで死にはしません。
人生に対しても、食べ物に対しても、臆病な人が多いように思います。
失敗を恐れるんですね。
でもね、失敗があるからこそ楽しいのです。
毎日フルコースのお料理を食べ続けられますか?
たまにはお茶漬けやおにぎりだけでも「幸せ?♪」って思う時がありませんか?
良い時も悪い時もあるのが人生です。
しかし、中心軸だけはしっかりと持っていなければ、根なし草になってしまいます。
あなたは生きていて何がしたいのか?
マクロビオティックでどんな人生を描きたいのか?
あるいは、マクロビオティックから遠いところで生きたいのか?
たかが「糠漬け」と思われるかも知れません。
しかし、この日本の伝統食「糠漬け」には、限りない可能性が秘められています。
先人の英知の賜物ですね?。
湿度が高くて蒸し暑い日本の夏には、この「糠漬け」が素晴らしい威力を発揮するのです。
「発酵」は日本が世界に誇る料理技術です。
日本が生みだした素晴らしい料理技術を、マクロビオティックとは関係なく見直してほしいと思います。
日本人が日本人であるために。

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コメント

  1. Ni(3-3) より:

    おはようございます。
    「糠漬け」、
    昔々からの当たり前のものが
    今、はるか遠い存在になっていました。
    子供のころは毎日四季折々の漬物が食卓に
    ありましたが、教わることもなく・・・。
    母は毎晩明日の漬物を仕込んでいました。
    (なすやきゅうりの板ずりが手にしみそう・・、なんて思っていました)
    それがまた、身近なものとなって
    とっても嬉しい毎日です。
    どこにでもありそうで、
    なかなか出会えない、本物を教えていただいて、ありがとうございます。

  2. マクロ美風 より:

    Niさん、おはようございます。
    お嫁に行った「中川菌」のご機嫌はいかがですか?

    >どこにでもありそうで、
    >なかなか出会えない、本物を教えていただいて、ありがとうございます。

    そそ。
    その「どこにもありそう」というのを大事にしたいのです。
    先輩たちが育んでくれたものを、私達の次の世代に手渡しする。
    これが「むそう塾」の役目だと思っています。
    しっかり受け取ってくださって、ありがとうございます。
    感謝しています。

  3. As(7-2) より:

    こんにちは。

    バレエの先生は、動かなきゃ上手くならないわよ!といいます。
    人とぶつかって怪我しない程度に、
    間違っても分からなくても動いてみないと踊れるようにはなりません。
    人には、間違える自由、というのもあると思います。

    ですけれど、
    戻ってくる芯がないと、
    間違えたっきりになってしまいますね。
    玄米炊飯に始まり、
    むそう塾では大切な芯を教えていただいています。

    我が家にお嫁に来た子は、
    けなげに働いてくれています。
    今日のナスは、とてもきれいな色に漬かりそうです。
    夫は、海外勤務になっても連れて行く、と言っています。
    不思議なことですが、毎日糠漬けを食べて、
    夫婦仲がさらによくなったように思います。

  4. Yu(8-10) より:

    足し糠をして1週間、うちのお嫁はんもよう働いてくれてます

    が…問題は、私の身体の方にあるのでしょう、
    糠漬けを食べるようになってから、胃腸を含め
    どうも体調がよくありません

    もともと多かったトイレの回数がかなり減り、だるくて、むくんで、寝ても寝ても睡眠が足りずぐったり・・・
    食欲も減り、快便だったのに、おなかはゴロゴロ、なんだか不調

    日本人なのに、ぬか漬けが合わない人もいるのでしょうか。
    だんだん身体の方も慣れるものでしょうか。
    それとも、食べすぎ、塩分摂りすぎなのかな??

    水を差すようなコメントで申し訳ありません。

  5. マクロ美風 より:

    Asさん、こんばんは。
    おっしゃるとおりですね~。
    体で覚えなきゃいけないことって、世の中には結構あるように思います。

    体と頭がうまくバランスがとれれば、不可能も可能になるくらいの力を発揮しますよね。
    そのコントロールがまた楽し、といったところでしょうか。

    ご主人様に糠漬けが気に入ってもらえたようですね。
    それはAsさんの力でもあります。
    ますます素敵なご夫婦になられて、私も嬉しいですよ~。

  6. マクロ美風 より:

    Yuさん、こんばんは。
    あらあら、それはいけませんね~。
    Yuさんの場合はご病気を抱えていらっしゃるので、普通の人と同じ食べ方はいけません。
    特にYuさんのご病気は、塩分の摂り方に細心の注意をはらう必要があります。

    神経質になる必要はありませんが、Yuさんに許される適量を知っておくことが大切です。
    ご病気の場合は、一気に沢山ではなく、一切れずつ進めて行きます。
    本当に重症の場合は、一切れでも一気に悪化することがあります。
    そのくらいYuさんの体は影響を受けやすい状況にあることを知っておきましょうね。

    とりあえず、今は糠漬けを休んでください。
    そして、体が落ち着いてから、少量でスタートし直してください。
    なお、足し糠の糠に混ざり物がなかったか。
    それが気になります。

    これ以上の細かいことは、個人的なアドバイスになりますので、メールでご質問くださいね。

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