検索結果: 離乳食

育児休暇中の塾生さんより

むそう塾生の“まい”さんからメールがありました。
むそう塾生では珍しい女児の育児をされています。
こうして育児中にメールをいただくと、孫を見ているようで嬉しくてなりません。
現在子育て中の他の塾生さんにも参考になるので、記事でお返事をさせていただきます。

マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生さんの赤ちゃん)

<まいさんからのメール>

マクロ美風さま

こんにちは。
娘は4カ月半になり、元気いっぱいです。
支援センターなどに顔だしをしてたくさんの赤ちゃんに出会った後は、うつ伏せも上手になり、今は寝返りを練習しています。
先ほど、口の中が見えたのですが、、、歯が生えかけているのかな⁈
前歯が生える辺りに白い点がありました。
大人がご飯を食べているとジッと見ていたり一緒に指を舐めたりするので、5カ月に入ったら様子を見ながら離乳食も始めてみようと思います。

Na(67-5)

 
 

<マクロ美風より>
まいさん、こんにちは。
毎日の育児、お疲れ様です。
大きくなりましたねぇ。
そして、やはり女の子独特のやわらかさがありますね。
これはママ譲りのように思えます。
まいさんのやわらかさは私も大好きなんです♡

寝返りを打ち出したら、次はハイハイですね。
さあ、ママは大変!
あっちこっちと思わぬところまで遠征されて、冷や汗をかくこともあるでしょう。
日に日に危険が増してきます。
「ああ、寝ていた頃の方が楽だった」と思えるようになります(笑)
でも、赤ちゃんは好奇心の塊になっているので、その陽性さに負けないママでいましょう。
そして、しっかりとハイハイさせてあげましょう。
ハイハイの期間は長い方が丈夫になれます。
歩行器に入れないで頑張りましょう。

ところで、いよいよ歯が生えてくるようでワクワクしますね。
下に2本歯がのぞいてくると、もう可愛くって愛らしくって、私なんかよそのお子さんでもただただ見入ってしまいます。
そして、ちゃんとその歯を使う準備も赤ちゃんはしていますね。
誰が教えたわけでもないのに、本当にすごいことだと思います。
その赤ちゃんの様子をしっかり観察されていて、離乳食の時期を見計らっておられるまいさんは賢いですね。

これから離乳食を始めると、あれこれ思うように行かないこともありますが、すべての主導権は赤ちゃんにあるので、決して親主導で悩まないでくださいね。
赤ちゃんのリズムで親も生き直すのが子育ての醍醐味ですから、赤ちゃんに不満を感じるときには、いつもこのことを思い出して穏やかな気持ちで子育てを楽しんでください。

余談ですが、育児休暇中のママが悩むことで一番多いのが、早く哺乳瓶に慣らさなくちゃというものです。
でも、今日はダメでも明日は出来るのが赤ちゃんの成長ですから、先のことを考えていらぬ心配をしたり、不安になったりすることのないようにね。
大人が考えている以上に赤ちゃんの成長は凄いです。
賢くて頑張り屋のまいさんは自分一人で抱え込んでしまうことがあるかもしれませんから、そんな時には堂々と弱音を吐いてください。

子供はみんなの宝物です。
みんなで育てましょう。

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー | コメントする

「第86回愛クラス」を終えて 玄米赤ちゃんが素晴らしい!

2月7日(土)に「第86回愛クラス」を開催しました。
受講者の内訳は、東京3名・神奈川1名、新潟1名・金沢1名・大阪1名・兵庫1名の8名でした。
また新人さんが5名で再受講者が3名でした。
今回の愛クラスは急に開催することになったのですが、8名の方が受講してくださって嬉しかったです。
新人さんはなかなかの陽性さん揃いで、それは申し込みの段階から判ります。
案の定の陽性さんたちは、下の写真のように懇親会の席上で全員がTwitterデビューされました。

むそう塾 愛クラス1

 
 

新潟からご一家で京都入りしてくれたMさんは、妊娠9か月に入ったばかりですが、元気に受講してくれました。
彼女が中川さんのブログに書き込んでくださったコメントがとても嬉しかったので、こちらでも転載させていただきます。

<iiyoさんのコメント>
中川さん、美風さん、麗可さん、昨日はありがとうございました!
ずっとブログで指を咥えて見ていたむそう塾のお仲間に入らせて頂けて、とびっきり美味しい福ZENを頂けて本当に幸せでした。(持たせて頂いたお土産を主人に食べさせたら、料理が評判で泊まったその日の宿の夕食全部忘れるくらい美味しい…と申しておりました 笑)
また、きちんとした理論や充分な経験に基づいたご指導は今まで自分の中でモヤモヤしていた色々をすっきりさせて下さいました。
昨日感じた大きくて温かなエネルギーをしゃんと受け止めて、玄米投稿に臨みます。
今後ともご指導宜しくお願いします。

むそう塾 愛クラス8

(iiyoさん)

今回は昨年赤ちゃんを産んだ“えりんこ”ちゃんが赤ちゃんを連れて再受講してくれました。
えりんこちゃんは39歳の高齢出産だったのですが、とても安産でこんなに立派な男の子を育てています。
8か月になって離乳食に玄米を食べ始めたので、お子さんのためにもう一度ちゃんと玄米の炊き方を見直しておこうと再受講されたのでした。
妊娠前から中川式の玄米ご飯を食べていたので、マクロビオティックでよく言われる「玄米っ子は静かで穏やか」のお手本のようなお子さんでした。

むそう塾 愛クラス2

むそう塾 愛クラス3

むそう塾 愛クラス5

むそう塾 愛クラス4

 
 

一日中見ず知らずの保育所に預けられていたのに、こんなに素晴らしい笑顔で精神的にも安定しています。
このことはとても大きな意味があり、大きくなるにつれてその凄さが判ってくることでしょう。
1時間ほど懇親会の会場にいて、下の動画の最後が一番大きな声でした。
言葉はまだ発していませんが、きっと最高に嬉しい時の歓喜の声なのでしょう。
穏やかっていいですね。
(えりんこちゃん、上手に育てていますよ。もったいないくらい素晴らしいお子さんですね。それにしてもあなたがちっともやつれていないことにビックリしました。この調子なら二人目もいけますね。ぜひ頑張ってください!)

カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, マクロビオティックが楽しい♪, 子育て・野口整体・アトピー | 14件のコメント

マクロビオティックの指導現場から「子供のお弁当」

子供の味覚というのは本当に鋭くて、自分の体にとって必要なものは本能で分かっていますね。
体にとってあまりよろしくないものは、離乳食の段階でもイヤイヤしますし、親が栄養面を考えて無理に食べさせようとすると、泣き出したり放り投げたりします。
離乳食で悩むお母さんも多くて、よくご相談を受けるのですが、子供の様子を観察していればおのずと答えは出てきます。
育児書を読むから悩みが増えるのだと思って間違いありません。
子供の本能を信じましょう。

さて、子供が成長してお弁当が必要になると、お母さんは子供が喜びそうなキャラ弁を作るのが当然だと思っていませんか?
あるいは外食の時、お子様ランチを頼むのが当たり前になっていませんか?
しかし子供は鈍い大人より味覚がしっかりしているので、五感を養う大事なときに子供だけ別料理にするのはあまり感心しません。
大人と同じものをちょっとだけ加減して食べさせてあげるようにしましょう。
そうした日常があって初めて伝統料理の伝承ができるのです。

大人と同じだけどちょっと違うところ。
それは大人と子供の陰陽差を考えるのがマクロビオティックの視点ですね。
大人より子供は陽性であることを頭において、味付けや盛り付けを少しだけアレンジしてあげれば良いのです。
間違ってほしくないのは、お料理はお味が優先するということです。
見た目の可愛らしさや飾りに気が行って、本末転倒にならないようにしましょう。

楽しいことは遊びで体験させて、お食事には一種の敬意を表する姿勢も植え付けてあげられたら理想ですね。
それは食べることが余りにも軽く考えられがちな現代において、精神性を育てる目的も含んだ食べ方を教えてあげるべきだと思うからです。
食材を育てる人、輸送してくれる人、お料理をする人、それらのすべてに感謝してお料理をいただく心を育ててあげてほしいです。

マクロビオティックで考えるともう一つ大事なことがあります。
それはバランス感覚です。
美しいものにはバランスの取れたものが多いです。
自然界が一番バランスが良いのですが、変に人工的にすればするほどアンバランスになります。
手を加えるなら自然なバランスを損なわない範囲内で。
これを基本に考えてお子さんのバランス感覚を磨いてあげましょう。

 
 

むそう塾 マクロビオティック弁当

 
 

【海苔だし巻 蛸のやわらか煮 春夏風金平 黄粉南瓜 蒸キャベツ梅肉和え】 
(姫さんのお弁当tweetより)

たとえばこのお弁当は、お子さん(幼稚園の年長)のためにむそう塾生が作ったものです。
大人のお弁当と何ら変わらない感じです。
きょうは15日ということもあって、小豆入り玄米ご飯になっています。
お子さんがこのようなお弁当を喜ぶのだそうですが、聞くところによるとお爺ちゃんやお婆ちゃんの影響があるようで納得です。
ちゃんとご家庭のお味が伝承されていて素晴らしいですね。

お母様がむそう塾でほんまもんの味を会得して、さらにお子さんの味覚は鋭くなって行くことでしょう。
大きくなった時のお子さんの感性が楽しみです。

 
 
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ | 2件のコメント

無償の愛 子供は生きているだけでいい 

社会人として問題のある親に育てられて悩んでいる人の記事が続きました。
今度はこれから子育てをする人に対しての記事です。
簡単に言うと心構えのような感じです。

私もそうでしたが、何歳になっても初めてのことは知らないのです。
だから、仕事はバリバリ出来ても、子育てとなると分からないことだらけという人がいっぱいいます。
私なんか赤ん坊の爪を切ることだって、怖くて怖くてなかなか出来ませんでした。
眠っている時を見計らって、そーっと切ったものです。
そして授乳や離乳食や手探り状態が続きます。
あまりにも泣き止まない時には何が原因だか判らず、親もオロオロするばかり。
こっちだって泣きたいよ〜。

そうこうしているうちに保育園や幼稚園に行き、やがて小学校に入ると、親の気持ちは少しずつ変化してきます。
妊娠中は「五体満足に産まれてくれればそれでよい」と思うのですが、段々欲が出て子供を自分の理想に近づけようとするようになります。
どんなにそれをしないようにと思っていても、知らず知らずのうちにそうなってしまうのです。
人間の欲とは誠に厄介なものです。
でもね、「子供は生きているだけでいい」のです。

親によっては子供の人生を早い段階から設計してしまう人がいます。
そして、その路線に向けてまっしぐら。
スポーツ系や家業を継がせたい場合にこの傾向があります。
でも、子供と親の人生はまったく別物なので、当然のことながらその子に合った人生を歩むのが最も幸せなわけです。

そう。親は子供の幸せのために存在するのであり、子供の人生の邪魔をするために存在しているのではありません。
親は一方的に子供に愛を注ぎ、絶対見返りは求めてはならないのです。
つまり「無償の愛」なのです。
子育て以外でも、本当に信頼関係を築きたいと思える人との間には、常にこの「無償の愛」の存在があります。

最近はこの「無償の愛」が揺らいでいるケースに出会います。
こうなると子供は本当に不幸です。
親に愛してもらえない、でも愛して欲しい。
そんな親の愛に飢えた大人がゴロゴロしています。
そして、そんな大人が子供の親になっています。
成長期の愛情不足は、人格形成に大きな影を落とします。
後で修復困難な人が割と多いです。
でも、それで一生を終えるにはあまりにも酷いです。

だから、だから、お願いだから子供の人生の邪魔をしないでください。
子供に愛を与えられないのだったら、せめて邪魔はしないでください。
子供は親のことが好きなんです。
殴られても蹴られても子供は親のことが好きなんです。
それは、親の代わりがいないからなんです。
だから、何よりも子供のことを優先しましょう。
子供を愛せる親でいましょう。
子供の幸せのために。

 

image

 

昨日、むそう塾生のさっこちゃんがこうちゃんと一緒に高尾山に行きました。
陽性なこうちゃんは乗り物が大好きで、電車とケーブルカーに乗ってご満悦だったそうです。
私もかつてこの場所に息子を連れて行きました。
息子の気分転換のために。
子供のエネルギーを発散させるために、親はあれこれ四苦八苦です。
子育て中の親御さんたちに、心からご苦労様と申し上げます。

大変だけれど、その一日その一瞬は、確実に子供の心を育てます。
子供はちゃんと感じているのです。
言葉にしなくても親の愛を体中の細胞で感じているのです。
親にとっては知っている景色でも、子供にとっては初めてなら、子供の好奇心はグングン満たされます。
そうやって子供の目がイキイキと輝いて、笑顔になっていれば子育ては間違いなしです。

さっこちゃんが朝炊いた最高に美味しい玄米おにぎりを食べて、こうちゃんは身も心もいっぱい満たされたことでしょう。
ご主人のためにさっこちゃんは早起きをして、こんなに素敵なちらし寿司を用意して出かけました。
偉いぞ、さっこちゃん!

 

ちらし寿司201306303

 

(中川式玄米ご飯のちらし寿司:新蓮根が涼しげです)

 

カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー | 8件のコメント

岡部賢二著「ぐずる子、さわぐ子は食事で変わる!」

むそう塾では毎年妊娠や結婚や出産の報告があって、私はその度に孫が増えるのです。
今も大きなお腹をかかえて京都通いしてくれる塾生さんがいます。
つわりが・・・、離乳食が・・・、友達関係が・・・などと毎日いろんな相談が寄せられます。
その度に私の経験も含めて最善と思われるアドバイスをしています。

恩師の大森英櫻先生は6人のお子さんを厳格なマクロビオティックで育てられ、そのお話からも大いに参考にさせていただいております。
また、お世話になった山村慎一郎先生も3人のお子さんの子育て話をいっぱい聞かせてくださいました。

そしてこの度、何かとむそう塾を応援してくださる岡部賢二先生の子育てに関する本が出版されました。
岡部賢二先生は4人のお子さんを育てていらっしゃる最中なので、今の子育て世代と共通のテーマがたくさんあります。
すでにマクロビオティックで妊娠と出産に関する良書は大森一慧先生が出されていますが、今回は精神面から子供の食事について解説された本が出版されました。
まさにお母さんの日々の悩みを救い上げた本だと思います。

内容は子供だけでなく、お肉が大好きな大人にもあてはまることが書かれています。
そして、炭酸飲料やお菓子の大好きな若者もターゲットに入ります。
さらに、これからお孫さんを迎えるであろう世代のお父様やお母様にもお読みいただきたい内容です。
きっとご自身がギョッとされて、これからの健康を考えるきっかけになるはずです。
特に腸に関する記述が詳しいので、免疫力を高めるためにも腸のことをもっと知っておいた方が良いと思います。

中でも「腸は第二の脳」(セカンドブレイン)である」という学説にも触れ、腸の状態と意識の関係も詳しく解説しています。
常々落ち込んだり心がふさいだりして、「うつ的」な状態になる人は、ご自分の腸のことをもっと知るためにもお薦めの一冊です。

むそう塾生には個人のタイプ別にアドバイスがありますので、メニューと料理方法はそちらを優先してください。

 

IMG_1799
IMG_1800

 

書名:「ぐずる子、さわぐ子は食事で変わる!」
著者:岡部賢二
出版社:廣済堂出版

 

カテゴリー: 本の紹介 | コメントする