冬のぬか床には何を漬けたら良いのでしょう。
よくたずねられます。
あ、「よく」は嘘になりますね。 冬までぬか床を生かしておける人はごく僅かですから。
美味しくなるのはキャベツ、大根、人参などの冬野菜ですがいかんせん水分が多い。
ぬか床があっという間にドボになってしまい冷えがおこります。
冬のぬか床はできるだけ陽性に保つのがコツです。
そんなときはこのように大根を干してから漬けるのです。
浸透圧で出て行く水分を予め干して抜いておくのです。
漬け始めからどんどんぬか床の旨味が浸透していきます。
糖度も上がっているのでぬか床の発酵も促されます。
試してみてください。
この大根は先週の「むそう塾 秘伝コース 壱」への実技試験で使用した桂剥き実技試験の残りです。
みんなの真剣な思いの痕を大事に干しておきました。
繊維の一本一本が力強いでしょう?
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