井筒監督、おもろかったで。「パッチギ!」

娘と朝一番から観に行ったのが「パッチギ!」。韓流ブーム、ヨン様ブームで韓国という国はとても身近なものになったけど、在日韓国人の方々についてはまだまだオープンに話されることは少ない。この「パッチギ!」は68年の京都が舞台となっている。68年といえば私が11歳。6年生くらいの頃の話だ。
朝鮮半島を北と南に分けるイムジン川を歌ったフォークルの発禁歌が大事な役割を持って映画の中で流れている。北朝鮮と韓国を遮る川を歌った歌であるが、在日韓国人と日本人の間にも存在する大きな隔たりをも表わしている。  68年当時に比べればその隔たりは小さくなったように言われているが、果たしてそうだろうか? 隠しているのではないか?新しく産まれて来る日本人に大人達が教えていないだけなんじゃないか? だが在日の人々の心の中には未だに消せない現実があるのだ。「知らない」というのは恐ろしい事なんだと、井筒監督は、頭突きを以て伝えようとしている。この問題はまだ続いているんだというところを残しながら、それでも私たちは本当の意味でこの壁をなくすことができるんだ、その可能性をもっているんだということを「喧嘩」ではなく「音楽」で訴えた。  これから観に行く人のために中身は詳しく書けないが、いつも通っている道、街角、毎日話している言葉がどんどん私の中に染みいって来て、私の心の奥底に仕舞い込んでいた60年代が硬い熱い塊となって喉元や目頭から吹き出そうになった。 井筒監督、TVで他人の映画ぼろくそに言うてるだけありますなぁ。おもろかったで。

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コメント

  1. わん吉 より:

    おっ。パッチギだ?
    コレ見たいんです。
    わん吉の大好きなHOUNDDOGの大友さんがちょこっと出ているらしいので、去年の夏から情報だけは知ってたんですけど、、、
    やっぱり見に行こうっと。

  2. zenemon より:

    わん吉さん こんばんは。 ハウンドドッグの大友さんでてましたよー。
    えーとね、・・あわわ、言うたらあかんですよね。(笑) 話したい~~。
    早く観に行ってくださいね。   ヒントは近畿放送(ふるっ)です。

  3. わん吉 より:

    や?????っと、見に行けました。

    大友さん、おいしい。(=^.^=)
    彼も、アルバムで「悲しくてやりきれない」歌ってます。
    あれもよいですよ。

  4. zenemon より:

    わん吉さん こんにちは。パッチギ!観てこられたのですね。
    大友さん円山公園で登場したでしょ?(笑) 美味しい役でした。
    もう一回観たい映画です。

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