昨日、「意識しないマクロビオティック」について書きました。
これは、私が理想とするところの、究極のマクロビオティックの姿です。
「マクロビオティックを忘れているかのように、自由に泳ぎまわる人生」
そんな人生を送りたいなぁと思って、日々、今できることをやっています。
今できること、そして今したいことは、マクロビオティックを始めたばかりの人達に、「マクロビオティックは楽しいものなんだよ」「そんなにガンジガラメにならないで、こんな風に考えたら楽になるよ」といったヒントを発信することです。
その一つがブログであり、もう一つが井戸端会議というのが現状ですね。
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ところで、
・あなたは、マクロビオティックに何を求めていますか?
・何のためにマクロビオティックをしていますか?
・マクロビオティックで、何がしたいですか?
・マクロビオティックで、どんな自分になりたいですか?
まず、このことを再確認することが大切です。
そうでないと、料理本片手にさまよえるマクロビアンになってしまうからです。
A:何となく健康に良さそう
B:ダイエットをしたい
C:精神性を高めて、スピリチュアルな世界で活躍したい
D:病気を克服したい
人それぞれの目的があるわけですから、その目的に沿ってマクロビオティックを進めて行けば良いわけです。
この区別をすることなく、A目的の人がいきなりD目的のマクロビオティックを実践すると、あまりにも窮屈で「ゆるゆる」にしたくなります。
上のAからDに進むに従って、厳格性が要求されますので、自分の目的に応じて、柔軟に対応しましょう。
ただし、柔軟にといっても、時々の脱線が許されるという意味合いで、マクロビオティック食の基本を崩して良いというわけではありませんのでご注意を。
特にご自分の体質の見極め、体調の見極め、マクロビ食の選択は重要です。
その選択を誤ると、今健康だと思える人でも、そのうちに不健康になるからです。
最近の本には、この辺がいい加減に扱われているものもあって、気になるところです。
あくまで、マクロビオティックは、体の状態に合わせて食べ物を選択することであって、排除することではありませんので、お間違いなく。
なお、病気の克服が目的の場合は、マクロビオティックの理論に基づいて、厳格に実践する必要があります。
これは、自己判断ではなく、きちんとした指導者についた方が安心です。
特に、ガンや命がかかっている病気の場合は、相当厳格にやらなければ良い結果は望めません。
「ゆるゆる」や「なんちゃって」では、決して命は助かりません。
意識しないマクロビオティックに寄せられた、たまさんのコメントにもあるように、たとえば甘味の可否から種類に及ぶまで制限は多くなります。
病状にもよりますが、お刺身を1切れ・スイカを一口食べただけでも命を落とす例もあったと、大森英櫻先生からお聞きしたことがあります。
また、別の先生は、「みかん1袋(1個のうちの一つ)でいいのに、つい4袋食べてしまったら体調が悪くなった」と体験談を話してくださったことがあります。
でも、健康な人ならみかん1個ぐらいで大騒ぎすることはありませんよね。
命がけの病気と食べ物の関係は、そのくらい敏感であることをお知らせしたくて書いてみました。
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最後にもう一度。
・あなたは、どんな風に生きたいですか?
・どんな人になりたいですか?
・何をしたいですか?
それに基づいて食事を選択しましょう。
「木を見て森を見ず」にならないようにしましょう。