今月の上級幸せコースでは焼き茄子を使用しました。
Proは必ず1〜2人前多い目に仕込みをします。
それは私(ほとんど無いが)や、塾生さんが皮剥きに失敗したり床に落としてしまったりした時のための保険である。
そして何事もなく実習が済めば当たり前のように綺麗に仕込んだ焼き茄子が余る。
廃棄するのももったいないので瞬間に思いついた1品を作ってみる。
余った材料を見つめて途方に暮れるようでは料理人は務まらないのだ。
【江戸風焼き茄子赤だし茶漬け】
赤だしの高濃度アミノ酸と、たたきオクラが夏バテを回復してくれる。
【小松菜と焼き茄子の博多 土佐酢かけ】
細く割いた焼き茄子としゃきしゃきにゆがいた小松菜を互い違いに重ね、よぉく切れる包丁で切り目鮮やかに切り分けて盛り付ける。
出汁、千鳥酢、薄口醤油を合わせた土佐酢をかけて、本枯節を天盛りに。
【焼き茄子豆腐】
絹ごし豆腐に細く割いた焼き茄子を載せて。
出汁と薄口醤油を濃い目に合わせた土佐酢をかけて。
絹ごしという陰性の強い材料と茄子という陰性な野菜を合わせるということの怖さを解かって料理すること。