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車折神社の境内に茶店がある。
その茶店の名物が「集金そば」。
車折神社が、芸ごと、芸能、お稽古ごとの神様であるのと同時に、嘘をつかれない、約束事を守ってもらえるというご利益がある事から、事業主が詣でてから売掛金の回収前に向ったと言います。
それにちなんで、集金前の腹ごしらえに集金そばを食べて欲しいとの商魂からうまれたのだろう。

毎年我が家の初詣は京都三条、車折神社と決まっている。
母が日舞の師範をしていた縁で、幼少の頃から来るのが当たり前になっていた。
その後修業し、独立してからは伏見稲荷大社に毎月一日詣りをしていた。
商売をやめ、勤め人になったり娘の仕事が決まったり、介護人になったりしてからは車折神社へと自然に戻っていたのだ。
今はむそう塾の塾生全員の幸を祈るのが毎年のつとめだと思っている。