桂剥き投稿１８

今日はIsさん（25-2）からです。

キュウリを剥いてもらいました。
胡瓜は水分も多く、大根や人参と比べても陰性です。
陰性な材料を剥くという意識はお持ちでしょうか？
陰陽とは相対的なもので絶対的な陰性はありません。
それを意識して剥けているかどうか？
すこし　ん？　と思ったので書きました。
こんなところからもブレイクスルーできたりするの
です。
間違いなく胡瓜の陰性に比べてあなたの左手の
力（陽性）は強すぎます。だから芯が葉巻型になる。

人参が良くなりましたねぇ。人参に無理をさせていない。
剥かれたいように刃が待てています。
胡瓜も大根もそれができたらよいのですが、なぜできないのか？
それは？　胡瓜も大根もやわらかくて剥きやすいからです。
柔らかくて剥きやすいというのは陰性です。　わかるかな？
次はArさん（28-4）です。




























たくさんお送りくださってもやはり粗いものは粗いです。
課題はひとつ。同じ厚みで剥く。
これがまだ出来ていません。あなたは今、何ミリでしたら
絶対に誰にも負けない均一さがだせますか？
まずこの問に答えて下さい。　話はそこからです。
根底からお片づけしましょう。そのほうが早いです。
次はKoさん（40-7）です。












ひどいですね（笑）
包丁を持って己と大根に集中するという事ができて
いません。　こういう時は１さく目でやめましょう。
大根と時間がもったいないです。
私が作品を見る時間ももったいないです。
へたくそでも良いのです。集中して今の自己最高を見せ
てくだされば。
でも今日のあなたの作品は違います。
もっとあなたは上手なのに今日は集中できていない。
駄作です。　はい、出直してきましょう。
次はMiさん（23-3）です。





















動画も拝見しました。　左手の形が悪いですね。
５本の指が送る方向と平行ではありませんね。
ここがだめです。　親指も人差し指も（おそらくそれ以外の
指も）右上に向いているはずです。　これを直して下さい。
これが原因でしなやかにたっぷりと刃に向けて大根を送れ
ないのです。
次はSaさん（42-5）です。





















今日、あなたの魂の１さくは４さく目ですね。
他のさくには無い格があります。この作品の力を自分で
見ぬいて伸ばしていって下さい。
ここらへんからどんどん剥けるようになっていきます。
今は６分くらいかかっているでしょうか？
これが３?４分で剥けてくるとどんどん早くなります。
それにはヒヤリとするほど包丁が研げていなければなり
ません。
次はYaさん（7-5）です。









包丁はもうすこし何点か違う角度での画像を見せて下さい。
２枚刃なのか、鋼と軟鉄の境目なのか判別つきにくいのです。
こちょこちょ大根を送りすぎですね。しなやかに大きく刃に
むけて送るように。　でないと芯にあるような細かい縦線が
無数に入ってしまいます。
これがある限りはヨコケンは無理なのです。
面圧を均等に、送りを大胆に。
次はOoさん（37-10）です。












動画も拝見しました。
綺麗に大根を送れていますが、送りの量に対して包丁の
上への動き幅が小さいです。もっとおおきなストロークで
剥いてください。
すっすっすっ、では無く、すーっすーっすーっです。
これは大根が太いうちはできやすいのですが、細くなって
くると一回の「すーっ」の時に左の送りは３Dな動きを
しなければならないために力んでいてはできないのです。
次はInさん（42-8）です。















すかすか大根は剥きにくいですね。　わかります。
そういう大根に当たったときは割りきって、薄さを
求めずに厚くてもよいので一定に剥く練習に切り替え
るのです。　絶対に右手で刃を左に進めてはいけません。
大根を買うときは、値段に釣られないように。
自分がぱっと見て、イメージした時より実際に持って
みた時に「重いな」と感じるものが良品です。
次はOkさん（41-5）です。















動画も拝見しました。
あなたは一番癖のない正しいむき方をされていますね。
指が綺麗です。　もうすこし慣れて柔らかくなってきたら
もっと薄く剥けるようになります。
利用手のスジスジがあまり目立たなくなり、動きにしなが
できてきて色気が出てくるのです。
今はこれで良いです。
もっともっと包丁のキレを追求してみませんか？
次はMaさん（36-8）です。















動画を見て自分を見て差異を埋めていく。この地道な作業が
名人を産みます。　我慢して練習しましょう。
そろそろ飽きてきましたか？　疲れてくるころでしょうか？
辛ければ休憩しても止めても良いのです。自由参加ですから。
今日の気づきは明日の技術につながります。
次はIsさん（44-1）です。









本当に包丁が正しく研げているとしたら、刻み方が悪いです。
細胞が潰れていますね。
本当に切れる包丁で刃を前後させて力を込めずに切れば
細胞の潰れは最小限に留められて、断面が嬉しそうにつやつや
します。剥いた面も刻んだ面もです。
目指して下さい。
動画も拝見しました。刃がどんどん大根に食い込んで行って
ますね。　　あ?あ?（笑）
両手（特に右手）に力が入りすぎです。ただしく面圧が掛け
られていたらこんなに食い込んでいきません。
次はKoさん（26-12）です。



右手が動かないとのことですが、力み過ぎで筋肉痛や腱鞘炎
になっているのか、心因性の運動障害が出ているのかどちら
でしょう？　どちらにしても休んだほうが良いでしょうね。
休んで「剥きたい願望」が出てきたらAir桂剥きをして、良い
イメージを積み上げてみてください。
次はKoさん（36-6）です。












大丈夫。昨日よりヘタになんてなっていませんから。
今あなたは「剥くのに不必要な力をすこしずつそぎ落としている」
毎日なのです。　それはヨコケン試しにやってみた翌日からです。
「もっと力抜いてもよいんじゃないの？」と内なるあなたに尋ね
てみて下さい。　そこには不必要に力んだ、口を真一文字に結んだ
可愛い貴方がいます。　それでは天使の面圧はできないのです。
動画も拝見しました。何時間でも見ていられる美しい動画です。
べっぴんやねぇ。手も。　「が」じゃ無いよ。（笑）「も」
次はTaさん（22-10）です。















やっと気づきましたね。
「マッチ棒の厚さに剥いてマッチ棒の幅に刻む」の難しさに。
私が剥く紙のような薄さや、先輩やIsさんやKoさんの薄い
作品に目を奪われていたのです。　だからいくら私が
「マッチ棒の厚さに剥いてマッチ棒の幅に刻む」と云うても
私はもっと薄く剥けるもーん♪　と、聞く耳をもっていませ
んでした。　そして中途半端に薄いでこぼこの作品を山積み
してきた前半の半月でした。
さぁ残り半月。ほんまもんの練習をしましょうか。
次はHiさん（43-5）です。
























スピードキング復活ですね。
では次の課題を出しましょう。
急ぎたい刃を制御して下さい。上下に大きく刃を動かして
ゆったりたっぷりした大根の送りをしながら、１さく２０分
かけて剥くのです。　リズミカルに剥きながら２０分です。
これはかなり難しいです。　やってみましょう。
終わります。
お待たせいたしました。
自分撮りの動画も見ながらなのですこし手間取りました。
夜中から明け方にかけて練習される方が居られるのです。
仕事や家事を終えて、疲れているだろうに、明日も早い
だろうに寝ずに練習して投稿してくださるのです。
泣けるじゃないですか。
そのかたが送って来るまでもう少し待ってみよう。
あれ、あの人はもう送るかな？　と楽しみにまっている
私が居ます。　朝にはアップするのでお許しを。