プロ指導のマクロビオティックお弁当240
【京料理のプロが個人指導するマクロビオティックの陰陽を考えたお弁当 240】2015.10.14
<しろうささんのお弁当>
しろうさ
【夫のお弁当です。和牛牛蒡時雨煮重(玄米ご飯320g)、新生姜甘酢漬、出汁巻卵(2個半)、菠薐草胡麻和、馬鈴薯人参スープ煮、モバ味噌、糠漬です。盛込ご飯後2分50秒です。よろしくお願いいたします。 】
- 中川善博
- パワフルで濃い味弁当の代表のような仕上がりです。300ご飯を食べるならこれくらい必要です。しっかり働いてもらいましょう。ラフで濃厚な色合いの時雨煮の添えに市松の精緻さがあり緩急、陰陽が在るのが良いです。 うまそう。100!
- しろうさ
- ありがとうございます。元気に働いてきてもらえますように! 他が形のないものと曲線なので、直線・そろっているものを、と考えました。
<マクロ美風より>
うまいですねぇ。
中川さんがご指摘のように私も陰陽を感じたのですが、しろうささんのコメントを読んで納得しました。
>他が形のないものと曲線なので、直線・そろっているものを、と考えました。
この感覚ですよね。
この感覚がなかなか意識できない人が多いのですが、しろうささんはそこをちゃんと押さえていらっしゃってさすがだと思いました。
まるで、柄物のスカートに柄物のブラウスは組み合わせないような、細かなバランス感覚です。
私はさらにメニューの陰陽バランスの取り方もうまいと思いました。
牛肉と玉子の陽性に対して牛蒡と生姜とじゃがいもで毒消しをして、さらにスープ煮で味の濃淡(陰陽)を意識し、人参で彩りも添えた素晴らしく計算されたお弁当ですね。
陰陽を最大限に活かしたお弁当に拍手です。
カテゴリー: | コメント(2)
美風さん、記事にしていただきありがとうございました。
夫は若いころより魚を食べることが多くなりましたが、時々はこうしたお弁当が嬉しいようで、時雨煮の日は帰宅した時に「お肉だった!」と言います。
楽しんでもらいながら体には負担が少ないお弁当が作れるよう、教えていただいていることがありがたいです。
盛り込みながら、ジャガイモの少し透ける質感と人参の赤、直線ラインが気持ちよかったです。
メニューバランスも、色・配置も、より自然にできるよう、続けていきます。これからもよろしくお願いします。
しろうささん、おはようございます。
ご主人様の「お肉だった!」には男性の本音が込められていて面白いですね(笑)
どこかで男性は「お肉=エネルギーになる」みたいな刷り込みがありますものね。
でも、そんな面も大事なのだと思います。
お食事には満足感が必要ですからね。
>盛り込みながら、ジャガイモの少し透ける質感と人参の赤、直線ラインが気持ちよかったです。
このお弁当にもしこのじゃがいもと人参がなかったらと考えると、物凄く景色が変わりますよね。
そのくらいこの2つは大きな影響を与えていると思います。
格にも影響しますね。