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マクロビオティックの盲点

マクロビオティックの考え方は、東洋思想の陰陽を解りやすく整理して、世の中のすべての現象を哲学的視点で見直すものです。食という身近なテーマから入って、まずは健康を確立することが第一歩です。しかし、まだ健康段階で悩んでおられる方は、体質や体調に合っていない食べ方をしている場合が多いので、そこを明らかにするヒントがこのサイトには沢山盛り込まれています。ご自分の陰陽がよく判断できない場合は、どうぞむそう塾までお問い合わせください。一緒に考えてみましょう。

必然の連続が今の自分であることを意識し、一期一会を大切にしましょう 

先日こちらの記事で目に見えない力を感じるのが本当のマクロビオティックだと書きました。

そしてマクロビオティック料理は、見えない力を感じるための、感性を高める食事法を具現化したものなのです。

その主な内容は食材の陰陽を知り、料理方法の陰陽を知り、食べる人の陰陽と体調の陰陽を知った上で、食べるものを選択するところまで含まれます。

ですから、厳密には一人ひとりに合う食べ物が異なるわけですが、体調を改善したいときにはこれをタイトに選びます。

しかし、取り立てて不都合がないなら、陰陽バランスを重視して選びます。

 

なぜなら、この世の中はすべて目に見えない力(陰陽エネルギー)で包まれているので、その力に同期するような食べ方をしておく方が自然だからです。

それは私たち人間もまた自然界(宇宙)の一部であり、太陽や引力の影響を受けながら生活しているので、その力に沿っておく方が無理がないからです。
その力に反した生活の一例が宇宙船で宇宙空間に滞在することです。
無重力の世界では陰陽が逆になってしまいますから、根本的に私たちの体は狂ってしまいます。
身近な現象の一つには高山病があります。これも急に陰陽の環境が変わったことによるものですね。

 

ですから私たちは、自分が住んでいる所と同じ波動を受けている食材を選んで料理することによって、体に負担の少ない食べ方ができるわけです。
さらに暮らし方もしかりで、土から離れてどんどん上に伸びていく住まい方は、陰陽面からいってあまり理想的とはいえません。
地面から受けるエネルギーがどんどん弱くなっていくからです。

 

こんなふうに陰陽のバランスを考えながらお食事をして、暮らしていく中で、人間同士が織りなす様々な出会いがあります。

単に出会いだと思えば味気のないものになってしまいますが、これを一期一会と思えたらどんなに人生が愛おしくなることでしょうか。

明日の命があるかどうかも分からない中で出会った人たちは、かけがえのない存在で意味のあるものだと思えたら、その出会いを「必然」と思えることでしょう。

さらに目の前で起きた現象も「必然」と受けとめられることでしょう。

これらの必然に対して、どのような態度で接することができるか?

どのような判断をくだせるか?

 

日々の暮らしを当たり前と思わずに、必然の連続だと思えたら、あなたの生き方は変わってきます。いや、変わらなければ勿体ないと思えてきます。

そんな感性を高めるお手伝いがマクロビオティックでも可能なのです。

マクロビオティックは宗教ではないのですが、感性を研ぎ澄ませていくために陰陽を駆使します。

そのコツはただ一つ、宇宙界と陰陽バランスを同じくすることです。

なぜなら私たちの体は小宇宙であり、宇宙界の一部だからです。

生きるために食べたものの波動を受け、住んだ場所の波動を受け、接した人の波動を受け、身にまとったものの波動を受け、そんな波動の中で生きている私たち。

 

その波動が良いものなら結構ですが、そうでないなら違う波動に触れた方が素敵になれますね。

そんなことを見直すきっかけと答えがマクロビオティックの考え方にはあります。

すべての事象を陰陽で考え、今の自分を必然の結果と思えたら、次にするべきことが見えてきますね。

そうして、生き方が丁寧になってきます。

これが目に見えないことを感じる力であり、感性のなせる技でもあります。

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