目に見えない力を感じるのが本当のマクロビオティック
よく「マクロビオティックをする」とか「マクロビオティックを取り入れる」とか表現することがありますが、正しくはマクロビオティックはすでに存在しているものなんですよね。マクロビオティックと呼んでいなかっただけです。
私たちが生まれるずっとずっと前、気の遠くなるほど前からこの地球には引力の影響もあったし、太陽の影響もあったし、そんな中に生命が生まれ育って来たのですから、当然私たちはそれらの影響を受けて生きて行くわけです。
好むと好まざるとに関わらず、この宇宙全体にそれらの影響は及ぶわけですから、私たち人類も、動物も、草木も鉱物も、海も山もすべて受けているエネルギーのことを理解しようというのがマクロビオティックです。
ですから、マクロビオティックはどちらかというと、気づくこと、感じること、意識することといった方が正しいでしょうね。
ですから厳密には教えてもらうものでもないし、教えるものでもありません。
あえて教えるとしたら、その気づき方です。
私たちは三次元の世界に生き、目に見える物ばかりを相手にしがちですが、実際には目に見えない力に動かされ、その中で生きているのです。
ですから、その目に見えない力を少しでも知って、目の前で起こる事象と関連づけて考えられたら、もっともっと深い生き方ができることをマクロビオティックは教えてくれています。
まるでそれはシンクロニシティの作用と同じで、自分の想いや波動が自分の世界を創っていることを気づかせ、だから自分の波動を高めようよと教えてくれているのです。
じゃあ、どうしたら波動を高められるの?という段階で、一つの方法として陰陽を意識して食べ物を整えたり、暮らし方を整えたり、考え方を整えたりするわけです。
ちなみにマクロビオティック料理は、波動の世界を目に見える形で整えようとするものですが、お料理だけがひとり歩きして、相変わらず物質社会にどっぷり浸かっている人が多いですね。
マクロビオティックをしていると言いながら餓鬼道に落ちている人は偽物です。
というわけで、マクロビオティックは、目の前で起きるあらゆる事象を「必然」ととらえて、それを生活の中で消化して行く考え方だと思った方がよいです。
ねたみの心をもてばねたみが、むさぼりの心をもてばむさぼりが、シンクロニシティよろしくやって来ます。
少しでも上昇した波動とシンクロするために、目に見えない世界を意識して暮らすこと。これが本当のマクロビオティックです。決してお料理だけがマクロビオティックではありません。ましてや排除一辺倒がマクロビオティックでもありません。
マクロビオティックとは陰陽バランスを取ること。このことに尽きます。
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美風さん、こんにちは。
とてもわかりやすい記事を、ありがとうございます。
美風さんの「陰陽落とし込み講座」や桜沢先生の「宇宙の秩序」というご本を拝読し、『無限の世界から有限(物質)は生まれた』
そして、無限界のエネルギーが私たちが生きている人間界にも満ちている、ということが腑に落ちて以来、美風さんと中川さんの仰る氣のお話が、とてもよく理解できるようになりました。
宇宙の秩序の図を見ると、目に見えるものはほんのわずかで、元素から上の世界、素粒子や波動・エネルギーなど、目に見えないものの方が多いです。
でも、陰陽という言葉に置き換えることで、それが感じやすくなりました。
これがむそう塾でマクロビォティックを教えて頂いて、一番ありがたいと感謝しているところです。
でも、まだまだほんの少しわかったにすぎませんので、これからもっと深めていきたいです。
これからも、ご指導どうぞよろしくお願い致します。
それと、病気治しやダイエット・オーガニックな生活など、本来の目的と違った方向で、マクロビォティックが認識されているのを感じ、残念に思います。
ふみよ丸ちゃん、おはようございます。
>でも、陰陽という言葉に置き換えることで、それが感じやすくなりました。
そうなんです。そこが桜沢先生の凄いところなんですよね。
宇宙界で起きている現象は同じなのに、それをどの角度からどんな言葉をつかって解説するか?
それが解りやすいほど理解者は多くなります。
マクロビオティックは解りにくいと言われることがありますが、実は他の説明より解りやすいと私は思っています。
理由は簡単。学校で習っていない視点だからなんですよね。
>病気治しやダイエット・オーガニックな生活など、本来の目的と違った方向で、マクロビォティックが認識されているのを感じ、残念に思います。
病気治しに関していえば、本来のマクロビオティックを愉しむ前に体調不良のところがあるならそれを治しておきましょうというのが真の姿です。
つまり通過点なんですね。
病気というのは殆どが陰陽バランスが崩れた結果ですから、本来の陰陽バランスを取り戻せれば病気は改善するわけです。
それが余りにも効果がありすぎたので、病気治しがひとり歩きした次第です。
でもね、桜沢先生はおっしゃっています。
「病気を治すな、病人を治せ」と。
ここが理解できたら本当のマクロビオティックを愉しめると思います。
美風さん、お返事ありがとうございます。
「反対の極がないと、エネルギーは動かない」これに気づかせて頂いてから、少し陰陽(つまりエネルギーの動き)で、ものを観れるようになりました。
最初に出すエネルギーの質を注視しないと、同じものが引き寄せられてくるということも、実感しています。
そういうのが、人を治すというところに繋がっていくのかなあ。。。深いテーマで、まだまだ腑に落ちておりません。
陰陽を頭だけで理解することに留まらず、実生活で使えるように精進します。
ふみよ丸ちゃん、こんばんは。
>最初に出すエネルギーの質を注視しないと、同じものが引き寄せられてくるということも、実感しています。
なかなか良いところに着眼されていますね。
人は往々にして引き寄せてしまったものに対して不満を持ちがちですが、元はといえば、いつか自分が出した氣がブーメランのように帰って来ただけなんですよね。
ですから、帰ってきてしまったら嫌な氣は、予め自分から発しないようにするのが一番良いのです。
そして、もし悪い氣があったなら、その循環を断ち切っておくことですね。
そうしながら少しずつ上のステージを目指して生きてみるのです。
ふと振り返ったら、きっとそこには成長したふみよ丸ちゃんを確認できることでしょう。
美風さん、こんにちは。
毎日お弁当を作る中で、
生きるとはエネルギーの循環だと感じるようになりました。その時々の旬の、大地の、海の、太陽の、宇宙の命と波動を取り入れて生きていて、古来から受け継いできた命を取り入れて、今この瞬間を担い、未来へと受け継ぐ存在なんだと感じてます。
だからこそ、波動の良いエネルギーに包まれていたいです。
また、人は一人の命だけでは存在できなくて、宇宙の命を取り入れたものであり、宇宙の構成員なんだと感じて、宇宙に抱かれている気持ちを知ることができました。
それに伴い、私にとっては出産も、見えない力、波動の存在をを理屈なしに否応無く認める機会でした。
見えなくても感じること、話せなくても通じるもの、
幼子の感性に触れ、生き直した感がありました。
今なお、リセットと生き直しの途中ですが、
足元から、氣を清々しく高めたい。
というのが今の気持ちです。
まとまりがなく、長くなってしまいました。
ありがとうございます。
おはるちゃん、こんばんは。
>見えなくても感じること、話せなくても通じるもの、
>幼子の感性に触れ、生き直した感がありました。
見えないからこそ、話せないからこそ、そうでない人より感性が発達していることが陰陽だと思いませんか?
見えたり、話したり、書いたり出来る人には感じられない世界を持っているのが幼子だったりします。
不完全だからこそキャッチできる世界があるんですよね。
ですから人間は、満たされすぎない方が感性が鋭敏になることが多々あります。
芸術家にもそういう人がいますよね。