マクロビオティックの真髄
ある人と話をしていて、「美風さんが一番伝えたいことはなんですか?」と訊かれた。
私が一番伝えたいことは、やはりマクロビオティックの陰陽だ。
なぜなら、人生で困ったとき、悩んだとき、陰陽にはそれを解決する力があるから。
古くのマクロビオティック指導者も、そこに魅力を感じていたと思う。
しかし、世間ではマクロビオティックの評判は必ずしもよくない。
創始者の桜沢如一が思い描いた世界とは別の方向に進んでいるからだ。
それは、あまりにも偏った食べ物のことが強調されすぎて、桜沢の目指した「自由人」とは程遠いから魅力を感じないのである。
いやいや、マクロビオティックの考え方は、本当は「自由人になるため」のものなのに。
いわゆる「病気治しの食事法」にとどまらず、精神的に自由になれる考え方こそが陰陽の素晴らしいところなのだ。
そのことを、私の第二の師匠である高桑智雄氏が、柔道に例えて書いた文章があるので、ご紹介しよう。
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