1年半前に、自然の豊かな片田舎に引越ししました。義理の両親との敷地内同居で、以前祖母が使っていた離れに住まわせてもらっています。
庭と今は使われていない畑があって、草むしりや落ち葉の掃除をするのが日課です。
その草むしりですが、雑草の種類によって葉の広がりや茎、根っこの伸び方が違い、いろいろな種類があって、抜きやすさも違います。今までは無心にひたすら抜くばかりでしたが、陰陽の勉強をしてからは、ここにも陰陽があったなあと、新鮮に映るようになりました。
気のせいかもしれませんが、根が浅く横に広がっていくタイプの草(根が陰性)が生い茂っているのを取り除いた後は、今度は根が深く地中に向かって伸びていくタイプの草(根が陽性)ばかりが生えてきて、なんとなく台頭してくる草の根の陰陽が交互になっている気がします。これも陰陽で説明できるのでしょうか・・・?
前者の根が陰性の草は、広範囲に広がっていても比較的抜きやすかったのですが、後者は、根が太くて深くまで伸び、力任せに抜くと途中でちぎれてしまいますし、本数は少なくても抜くのにかなり労力が要り、今はこの手ごわい草と格闘しています。
他にも、根が横に広がるタイプだからと言って抜きやすい草とは限らず、成長も早くてとっても厄介な草があって困っています。
私はマクロビオティック初心者で、この度の課題図書を読んで、宇宙の秩序や世の中のすべての事象は陰陽で成り立っていることを知りました。
今は、日常の身近な出来事の陰陽を感じたり勉強している段階です。植物の形状の陰陽一つとっても、考え出すと複雑で難しいです。
今まで、草木や土に触れる生活をほとんどしてこなかったため、常緑樹は春に葉が落ちるのだということも知らなかったし、毎日食べる野菜がどんな風に育っているのかも知りませんでした。
土や草の扱いにもなれず、手ごわい草には、内心もうっ!と思って、正直に言うと庭の管理なんて大変!としんどく感じていたのですが、今は、この草をどうしたらもっと早く確実に楽に抜けるかと、陰陽でも考えながら作業しています。
毎日のいろいろなことを、陰陽を使いこなす練習にもして、楽しみながら頑張りたいと思います。
むそう塾に通うようになったのと同時期に、自然にたくさん触れられる環境に、また、新たないろいろなことを経験させてもらえる環境に置かせてもらったことに感謝しています。
(庭の雑草 花がかわいいと思ってそのまま置いておいたら後で大変なことになりました)
【2016.6.1 晴記】
<マクロ美風より>
庭の草むしりはこれからの季節大変ですよね。
虫さされや日焼けも気にしながら、汗をかきながら、出来れば避けたくなる作業です。
それをこんなふうに視点を変えて取り組んでいらっしゃるあなたは、もうすでに陰陽の実践段階に入っていますね。
>なんとなく台頭してくる草の根の陰陽が交互になっている気がします。これも陰陽で説明できるのでしょうか・・・?
陰陽は複数の視点があるので、必ずしもはっきり区別できるものばかりではないのですが、その土地の土壌がどんな性質なのかが一番影響しますね。
今度はそのことも含めて観察されたら良いかと思います。
>今は、この草をどうしたらもっと早く確実に楽に抜けるかと、陰陽でも考えながら作業しています。
もうご存知だとは思いますが、草を抜く時には陽性の方向に回しながら抜くと途中で切れにくくなります。
単純にまっすぐ引き抜くより、回転の力が根(ひげ根を含む)に加わる方が、土から離れやすいからです。
つまり、晴さんが捻りながら引き抜こうとする陽性の力が、根の力を上まわった時に抜けるわけです。
晴さんが植物から学んでいることは、お子様にとっては貴重な経験になります。
一緒に楽しみながら草むしりをされるといいですね。
そして、晴さんがこうして植物に接しながら感じておられる陰陽は、そのままマクロビオティックの確実な理解につながります。
さらには、中川さんからお料理を習う時の陰陽理論がストンと理解出来るようになるでしょう。
草取りをイヤだと逃げたり除草剤任せにしないで、前向きに感謝の気持ちで向き合っておられる生き方が好きです。
きっとこれから幸せコースで著しく成長されると確信しております。