メニュー

塾生の声

つらい食卓の記憶から幸せな食卓の上書きへ (かのん 74-5) ()

大変ご無沙汰しております。
いつもブログ、Twitterにて情報発信してくださりありがとうございます。

 

最近はおかげさまで体調も回復し、日々の暮らしを楽しむ体力もついてまいりま
した。

 

今日ご連絡させていただいたのは、先日夫より嬉しい報告を受けたからです。
もうすぐ勤め始めて1年になるのですが、来月より昇給することになったそうです。

 

最近は特に忙しく帰宅が日をまたぐこともあります。
今年に入ってからは、インフルエンザにかかったり、胃腸炎になるなど
体調面にも仕事のストレスが影響しているようなので、家では少しでもリラックス
してもらえるよう心がけています。

 

今回、昇給の報告を聞いて、日々の生活、家庭でのサポートがいかに大切で
あるかを痛感しました。

 

今は台所に立つことが楽しいです。
明日はどんな献立にしようかと考えたり、家族以外の人にもお料理することが増
えました。
そして「美味しい」と言ってもらえるととても幸せです。

 

先日、息子の幼稚園時代のお友達親子と一緒に晩御飯を食べました。
美味しい美味しいとおかわりまでしてくれました。
みんなの笑顔を見て、一緒に食卓を囲める幸せを感じました。

 

思えば、私は「家族そろって笑顔の食卓」というものに強い強い憧れがありました。

 

というのも、父がアルコール依存だったため、安心して食卓を囲んだ記憶があま
りありません。
食卓とは「黙って、怒られないように黙々とごはんを食べるところ」でした。
時には飲酒した父が暴れるので、そこでご飯は終了です。
母は常に台所におり、一緒に食事をした記憶はほとんどありません。

 

昨年、まったく食事を作れない時期がありました。
台所に立つのが怖いのです。
台所に立つと猛烈な吐き気がします。もちろん食欲などわきません。
ただ「子どもを飢えさせるわけにはいかない」というプレッシャーに押しつぶさ
れそうでした。
そんな時期が半年ほども続き、ある時こだわることを止めました。
とにかく素直におなかが空いたら食べたいものを食べる。
それだけにしました。
心が軽くなりました。

 

毎日、みなさんの投稿だけは見ていました。
美味しそうなお弁当の数々、中川さんとのやりとり。
そこには作り手の「美味しいものを食べてもらいたい」という家族への愛と、
その作り手の方に熱心に指導する中川さんの愛がありました。

 

つらい食卓の記憶はもう過去のものとして、
自分の愛する人たちに美味しいものを作ろうとだけ考えることができるようにな
りました。
これからは日々の食事をコツコツと積み重ね、幸せな食卓の記憶を上書きしてい
きます。

 

長くなりましたが、マクロビオティックを知り、むそう塾の美風さん、中川さん
にお会いできたご縁に感謝しております。
これからもよろしくお願いします。

 

 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 陰陽を感じる日々の暮らし1

(写真は晴天に輝く新緑です。考え方を変えてから景色が輝いて見えるようになったことを表現してみました。)

 

【2016.5.31 かのん記】

 

 

<マクロ美風より>

かのんさんが初めてむそう塾に来られたときには、とても体調が悪い絶頂期だったように記憶しています。

その体調の悪さをマクロビオティックで改善したいと思われていたようですが、強いこだわりを持っておられたあなたには、玄米ご飯すら合わないように感じました。

当時はお薬を飲んでおられたので、私はそのお薬が体にどのような影響を与えるものかを説明し、本を紹介し、かのんさんはその著者の講演も聴きに出かけたりして勉強してくださいましたね。

 

その間にご親族の介護やご主人の転職やお引越しなど、生活環境がめまぐるしく変わる中で、相当なストレスにさらされながらも、徐々に体調が変化して来たようでした。
かろうじて発信してくださるTwitterでのつぶやき、そして、鉄火味噌の注文時にくださるメールでのやりとりから、近況を把握しておりました。

徐々に鉄火味噌の陽性が精神面にもジワジワと良い影響を与え始めたようで、Twitterでの呟きに明るさを感じるようになって来ました。

 

そんな時、中川さんとかのんさんのお話をしていたら、このような文章が届いて納得したところです。

毎朝Twitter上で繰り広げられるOBENTERSの皆さんの頑張りと、その投稿に対する中川さんのアドバイスから、こんなふうに元気になるきっかけを見つけてくださって、とても嬉しい内容でした。

美味しいお料理とそれを巡る家族の暮らしぶりをTweetする内容は、生きたマクロビオティックの陰陽とお料理を結びつけた実例ばかりです。

 

そこから沢山の勇気をもらって、美味しいお料理と家族で囲む食卓が笑顔であるように上書きしつつあるかのんさんの生き方に、心からの拍手を送りたいと思います。

これからは、マクロビオティックの奥義をしっかり意識して、笑顔の絶えない食卓を囲んでください。

 

ところでお写真のことですが、心のありようで同じ景色でも見え方が変わってきます。

うつの時には晴れた景色は苦手なものですが、調子が良い時には晴天を心地よく受け入れられます。

太陽や新緑の輝きを正面から見つめられる人に戻って本当に良かったですね。

お問い合わせ