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塾生の声

お寿司のこと (36-6 舞) ()

むそう塾に通い始めて、初めてお料理で充実を感じたのは

上級コースの2月にお寿司を教えていただいた時でした。

 

上級コースはむそう塾で一番楽しいコースと言われていますが、

当時お料理歴2年めだった私にはとても難しく感じていて

また当時のクラスメイトがセンスがよくてお料理慣れしている人ばかりだったこともあって

ついていけていない・・・と思い悩むこともしばしばでした。

 

マクロビオティックの陰陽に基づく中川さんのお料理の考え方は、

なるほど!と目からウロコの連続で面白かったのですが、

練習しても復習しても、できるようになってきた実感など全くなくて

「私お料理下手なのね…」というのを思い知ったのが、上級コースでした。

(幸せコースのときは正直、上手いも下手も何にもわかっていなかったのです。。)

 

そんな中で迎えたのがお寿司の授業でした。

ご飯を炊き、ひとつひとつの具材を仕込み、仕上げる。

 

帰宅して翌日、初めてちらし寿司を作って投稿した時の感動と、その景色をくっきりと覚えています。

あんなに何もできなかった私にも、作れた。

こんなに手の込んだ、美味しいお料理が作れた。

 

充実感と感動でクラクラしました。

 

花びら生姜や花蓮根を剥いたり、巻き寿司を切ったり、といった

包丁仕事が好きだということを実感できたのも、お寿司のときでした。

幸せ、上級と通ってきて、他のお料理はお世辞にもできるようになった気がしていなかったのですが

包丁仕事はできている時、できていない時もわかりやすかったので

できた時の実感を得やすかったのかもしれません。

 

今でもお寿司を作るときは、あの初めてのちらし寿司を思い出します。

私にとってお寿司は

「私にもできることがあるよ」と教えてくれた、恩人のようなお料理です。

 

お寿司のこと マクロビオティック京料理教室 むそう塾

(鯵の棒寿司と、鰻の佃煮入り巻き寿司)

 

【2016.5.26 舞記】

 

 

<マクロ美風より>

ちらし寿司は難易度の高いお料理ですが、中川さんから教えてもらうと、本当に美味しいと思えるので、絶対作りたくなりますよね。

お料理の基本がびっしり詰まったこのお料理は、まさに実力をチェックするには最適なお料理です。

むそう塾の場合はこれに加えて、寿司飯が玄米ご飯になるので、玄米の炊き上がりも53点レベルを要求されます。

それらを見事にクリアされた舞さんのお寿司は本当に美しく、包丁の冴えをビシビシ感じる出来上がりでした。

 

そして極めつけは今年の秘伝コースで習った「粽寿司」ではなかったでしょうか。

あの粽寿司で舞さんはお料理の「キレ」というのを味わったと思います。

ついにそこまで到達されたことが、あの幸せコースでオロオロされていた舞さんと同一人物とは思えないくらい眩しく感じましたよ。

これからもどこまで成長されるのか、楽しみにしていますね。

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