(1)「衝動的に食べたくなる物」
小学生の頃、特に好きだった食べ物のひとつに、”はっさく”がありました。
奥歯がキューっとなるすっぱいのが好みで、丁寧に薄皮を剥いたものを、冷蔵庫で冷やして、
お風呂上りの楽しみにしていた程でした。
こう書くと、なんだかビールを楽しみにしている、おじさんみたいです。
病院へ行った時も、黄色くなった手のひらを見た先生に、「みかんが好きでしょう?」
とよく言われた記憶があります。
陰陽の毒消しを知って、あれは何かの毒消しを体が求めていたのかな?と思いました。
どちらかと言うと、魚介類は嫌いで、あまり食べたがらなかったのですが、
両親は好きで、よく食卓にあがっていたので、その影響もあるのかも知れません。
また、運動したりして疲れた時も、柑橘類の酸味が欲しくなります。
目が充血したりするので、肝臓が疲れていたのでしょうか。
過去にも、胡桃ばっかり、キャベツばっかり等、〇〇ばっかり、欲している時期があります。
そしてある時、ピタッとおいしく感じなくなるのです。
こんな風に、特に好きだったり、一時期衝動的に食べたくなるものは、
体が本能的にバランスをとろうとして、欲しくなるものなのでしょうか。
これが食べたくなったら、体がこういう状態になっている、というのを学んで、
もっと体のサインを感じて、中庸のバランスをとれるようにしたいなと思いました。
(ヘビイチゴ 酸っぱいものつながりで^^;)
【2016.5.26 93-3 まりー記】
<マクロ美風より>
すでに陰陽五行を知っていらっしゃる内容の文章ですね。
ご自分で道筋をつけて答えを出していらっしゃるところがさすがだと思いました。
まりーさんはとても判りやすいお体をされていますねぇ。
小学生の頃の柑橘類は、お母様からもらってきた分も含めて、本能的に毒消ししたかったのだと思います。
体には個人差がありますので、食べ物の好みはジグソーパズルのようにきっちりと当てはめることは出来ませんが、おおよその傾向は判断できます。
幸せコースでそんな練習もしていきましょう。
* * *
(2)「マクロビオティクを知って体が変わった」
女性なら、多かれ少なかれ経験ある事かも知れません。
仕事を始め、ストレスのせいからか、食生活が乱れた時期が、何度かありました。
とにかく何を食べても満腹感を感じられなくて、
お腹はいっぱいだけど、食べたい衝動が止められず、パンやお菓子などをたくさん口にしていました。
もちろん体重もみるみる増え、毎日だるくて体調も悪く、精神的にもしんどくなりました。
そんな時、好きだったお菓子作りから、マクロビオティックの本に出会い、
動物性や砂糖を使わない作り方に、衝撃を受けました。
今まで当たり前に使っていた、バターや砂糖をたっぷり使わなくても作れる事が楽しくなり、
食べたい欲求も少しずつ治まっていきました。
その後、「一物全体」「身土不二」等の世界を知り、食生活も変化し始めると、
味覚も敏感になり、添加物の入ったものは、違和感を感じるようになりました。
主食は、パンやお米が半々くらいだったのが、お米中心の生活になり、
パンの回数が減っていくと、次第に間食も減ってきました。
*パンは一度に沢山買ったり、お取り寄せしたりして、冷凍ストックを欠かさなかったので、
その変化に友人が驚いていました。
以前はひとたび甘いものやパンを口にすると、止められない衝動があったのですが、
体の声が分かるようになってくると、欲しい時かどうか判断もできて、
自然に適量で止められるようになりました。
そして甘いものを食べる罪悪感もなくなり、心から美味しく食べられるようになりました。
多少の食べすぎで一時的に体重が増加してもすぐに戻り、
体重管理もしやすくなりました。
体が軽いので、気持ちも軽やかで、イライラすることも減り、心が安定していきました。
風邪も引きにくくなり、多少の体調不良は、体を温めたりすることですぐに治まります。
周りがインフルエンザで倒れていく中、予防接種をしていなくても、
一度もかかったことがありません。
愛クラスを受講し、ふうわりやさしい甘みの玄米を食べると、
体の奥から、じんわりと安心感のあるような気持ちが沸いてきました。
主食の力って、ほんとうにすごいなと実感しています。
これから、陰陽バランスのとれた、格のある絶品のお料理を習い、さらに食卓が豊かになったら、
心と体がどんな風に変化していくか、楽しみです。
(初めておいしく炊けた、小豆玄米ご飯)
【2016.5.26 93-3 まりー記】
<マクロ美風より>
主食を大事にする生活は、自分の体だけでなく、精神も人生も変えるだけの力を持っています。
まりーさんが過去にされていたお食事と同じような食べ物を、今も多くの人が口にされています。
でも、こうしてマクロビオティックにご縁のあった方は、まず主食を見直すことができます。
難しいことは抜きにしても、まずはその人にピッタリの玄米ご飯を召し上がってくれたら、後は自然に変化してくれるんですよね。
本当にお米って偉大だなあと思います。
小豆玄米ご飯は美味しかったでしょう?
いつもの玄米ご飯よりちょっと陰性で、小豆のでんぷん質が女性には嬉しいかもしれません。
美味しく感じるうちは続けて召し上がってもかまいませんが、ぷいっとイヤになる日が来るかもしれません。
そんな時にはまたシンプルな玄米ご飯に戻ってみましょう。
これから中川さんのお料理を習うと、玄米ご飯との相性の良さに驚かれると思います。
それは主食とおかずの陰陽バランスを極限まで考え抜いた作り方だからです。
授業でそんなことも逐一解説していきますね。